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『SENSE ISLAND/LAND 感覚の島と感覚の地2024』を振り返る

こんにちは、とある心理師です。

東京湾にある無人島『猿島』で夜な夜な芸術祭が開催されているらしい。
筆者がそんな情報を見聞きしたのは数年前のことで、いつか機会があれば行きたいなぁと思いつつ行かずじまいでしたが、2024年の今年、ようやっと行くことが出来ました。

今日はその振り返りを綴っていきたいと思います。



1.そもそも猿島とは

猿島は神奈川県横須賀市にある無人島で、『東京湾唯一の自然島』と紹介されることもあります。幕末から第二次世界大戦前にかけては東京湾の首都防衛拠点となり、当時の要塞跡が今も残る無人島です。

横須賀の港から猿島へ向かうフェリーが出ていて、レジャースポットとして人気のエリアになっています。筆者も以前に訪れたことがあり、ここでポートレート撮影をしたら面白そうだなと思いながら島中を巡り歩いた記憶があります。


2.猿島で行われたアートイベント『SENSE ISLAND/LAND 感覚の島と感覚の地』について


このプロジェクトは2019年から始まったアートイベントで、夜の無人島・猿島を舞台に、島に点在するアート作品を鑑賞する催しです。
暗闇と静寂に包まれた環境で、本来備わっている人間の感覚を研ぎ澄ましながら、アートと自然を楽しめるようになっています。


筆者が参加したのは今年の12月14日、一時は小雨もパラパラと振るような寒い日の夜でした。横須賀の港に着いた頃には、もう辺りはすっかり暗くなっていて、漆黒の波に揺らされながらフェリーで猿島へと向かいます。

冷たい風を浴びながら10分ほど経つと暗闇に包まれた猿島がうっすらと見えてきます。まだ島に上陸する前なのに、すっかり非日常の世界に吸い込まれた筆者は、夜の猿島で見たことのない自然とアートに遭遇することになります。


3.『SENSE ISLAND/LAND 感覚の島と感覚の地2024』の感想


今まで経験したことがないような非日常的環境に身をゆだね、アートや自然に触れることができなのは貴重な体験だったと思います。島を巡っている最中、本当に目の前が真っ暗に感じるほどの暗い通りを歩く場面があったのですが、徐々に暗闇に目が慣れて月夜の空が明るく見えてきたり、波や上空を飛ぶ飛行機の音が鮮明に見えてきたりして、確かに身体の感覚がクリアになっていくような体感を覚えることもできたように思います。そして、何故か生と死の境を垣間見たような気もします。畏怖の念を感じされる巨大な自然の中に、人間と、その人間が作った作品があり、双方を行き来することで生を実感できるような不思議な体験でした。

2024年に開催された今期の『SENSE ISLAND/LAND』は2年ぶりにリニューアル開催されたようですが、また来年も開催されるようでしたら是非いってみたいなぁと思う筆者でした。


以上になります。
次回の記事では、今期の『SENSE ISLAND/LAND』でとても気になったパフォーマンスがあるので、そのことを取り上げてみたいと思います。


読んでいただきありがとうございました。

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