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期待しすぎない事。

基本的に何事にも期待しすぎないようになりました。
自分にも他人にも失敗しても大丈夫、と思えるようになったからですが、それも管理者やリーダーの経験を積む中で、沢山たくさん期待を裏切られてきた経験からの自己防衛なのかもしれません。

昔は期待どおりに物事が運ばずにいらいらしたり、うまくいかない事を他人のせいにしたり。

そんなこんなで何事も上手くいかないことを外部の要因に求めていると、その瞬間は楽になるかもですが結局何の解決にもなってないのでいつまでも精神的な負担や同じミスやうまくいかないことが続きます。
少なくとも僕自身はそういう経験を経てそう思うようになりました。

なので、何が起こってもどうなっても全ては自分が悪い、自分の責任として受け止めるようにしました。
その事がひとつひとつの問題に真正面から向き合わせてくれるようになりました。

初めの頃は、なんで部下のミスまで自分が・・・という気持ちもありましたが、中途半端にそういう感情を持っている間は心理的にもキツかったです。

管理者・リーダーとして職場・チーム全体の全ての責任は自分がとる、という覚悟が持ててからは気持ちも楽になりましたし、かえって期待しすぎるような心理状態になる事は少なくなりました。

失敗したってどうせ自分が責任をとるんだから、もっと自由に自分なりにいいように、うまくいくように、と考える事ができるようになりました。

それでも期待する事はありますので、思ったようにいかない時は何が原因だったかを追求して納得できるまでうまくいったイメージができるまで振り返るようになりました。

こうして考えてると、うまくいかない事って、ある程度『これならできる』と思っている状態で発生しているように思います。

高い目標やギリギリのレベルの取り組みをしてる時って上手くいかない可能性が高いのでそもそも期待もしてないので『何でうまくいかないんだ』という心理になりにくいように思います。

なので、うまくいかないモヤモヤ感は、もしかしたら自分が全力を出しきれなかったり、油断していた自分に対してのモヤモヤ感なのかもしれませんね。
チームですから、部下をうまく指導しきれなかったり、フォローが足りなかったり、いろいろあると思います。

かといって期待しないからと何でもかんでも自分が全部やる、というのでもダメで、そういうリーダーのチームは指示待ちになってしまって命令がなければ動かなくなってしまいます。

この辺のバランス感は難しいんですよね、そのリーダーやメンバーの個性に合わせた調整が必要で、そこがしんどかったり面白いところだと職場づくりやチーム作りを進める立場としては思う所です。

そんな感じであんまり普段から期待をしないのであんまり怒ったりもしないのですが、たまに職員から怒られたいとか変な事を言われる事がありますが、そう言われた時に返すのが『だったら僕が怒りたくなるくらい期待させてくれ。』という言葉です。

普段から頑張っていたり勉強したりしている職員がつまらないミスをしたりすると怒りたくなります、気が緩んでるのか、君らしくないぞ、などなど。

普段からの努力の有無は働き方や言動に現れます。

そいうや頑張っている人には指導も力が入るのはそういう事かもしれませんね。

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