平家物語(アニメ)の感想です。
今日はnote応募の”アニメ感想文”をヒントに記事を書こうと思いました。
最近は、『パリピ孔明』と『spy×family』がお気に入りですが、その前は『平家物語』を楽しみにして過ごしていました。
お話の流れ自体は、過去に学校で学んだ歴史の中で、悪者の平氏が良いものの源氏に討たれて鎌倉幕府ができますよ、という内容で知っていたのですが、そのお話を平氏の側の視点で見せてくれたのはとてもよかったと思いますし、なんで勝手に平氏を悪者として認識していたのか、という疑問も浮上しました。
勝てば官軍とはよく言ったもので、歴史はやはり権力を握った者による視点で編纂されている事がほとんどなので、どうしても負けた方が悪い、という印象になってしまうのかもしれません。
栄華を極めた平氏が没落していく様は、もしかしたら日本人の心情としては納得がいきやすい内容だったのかもしれません。
清盛も命を助けた頼朝や義経に滅ぼされるなんて、夢にも思わなかったでしょうね。
『鎌倉殿の13人』を見ていて思うのは、頼朝の方がやってる事えげつなくないか?という感じ。
そこは大泉洋さんがうまく演じていらっしゃっているので、なんでしょう、仕方ない、とも思えてしまう不思議な感じもあります。
アニメも大河ドラマも見ていると、後白河法皇が一番悪い気になりますね。
平家物語のアニメは、まず絵が好きでした。
なんでしょう、絵巻物からそのままキャラクターが出てきたような感じ。
そして主題歌がもうぐっとくるんですよ。
『ならば、全てを生きてやれ』
『何回だって言うよ、世界は美しいよ』
このあたりからの音楽の盛り上がりと、
『最終回のストーリーは初めから決まっていたとしても』
『今だけはここにあるよ 君のまま光ってゆけよ』
ここに至るまでの映像と歌が最高なんですよ、目頭が熱くなります。
今だけはここにある、君のまま光ってゆけよ
これはとてもいいフレーズですね。
たとえ運命が決まっていたとしても、今できる事を自分なりに自分らしくやりきる事が大事なんだな、と改めて感じました。
楽曲を提供された羊文学さんのオリジナル版の曲もすごくいいのでお勧めです。
羊文学「光るとき」Official Music Video (テレビアニメ「平家物語」OPテーマ)
そんなわけでおすすめの平家物語ですが、終わってしまったんですが大河ドラマの『鎌倉殿の13人』がまだ続いているので、源頼朝がどうなっていくのか、幕府と朝廷の関係がどうなるのか楽しみですね。