介護職の離職率と離職理由を解説します!・・・という記事の紹介です。
久しぶりに離職理由について調べてみました。
2023年4月11日に更新されている内容なので比較的新しい情報と思います。
そうであれば、結婚出産育児が両立できる働き方ができる職場づくりが求められる、という事も言えそうですね。
おそらく潜在介護職も、結婚出産育児で現場を離れてしまった人が多いと思いますので、他産業に潜在介護職が流出してしまう前に対策が必要と思いますけど、もう遅いかもしれませんね。
全産業だと男性だとトップ3にも入らない離職理由というのが興味深いですね。女性では第3位です。
実際、僕自身の個人的な感想ですが、女性の集団をマネジメントしてきた経験から言わせてもらうと、どうしても男性職員より女性職員の方が扱いが難しくて困りました。
なので、必然的に優秀な男性職員がいると頼ってしまう傾向でした。
中にはちゃんと仕事は仕事として区別して動いてくれる女性職員もいましたが、100人いれば5人くらいの希少性のような気がします。(あくまで個人の感想です)
たとえば結婚出産育児で、その家庭環境等で柔軟な働き方を認めて働いてもらっていたとしても、チームの男性職員は特に意に介さない傾向が強いのですが、女性職員は”なんで?”とか”私の時はそうじゃなかった”とか、そういう事を必ず言う人が一人は居ました。そして、そういう事を言う人が一人いれば同調する女性職員が何故か少しずつ増えていく不思議もありました。
そりゃ子育てしながら働きにくくなるわな・・・と思いましたし、だから人手不足なんでしょうが、自業自得だわ、とも思いました。
結婚育児出産で仕事との両立が難しい事を一番共感できそうなのが同じ女性なんじゃないかと思っていたのですが、それはもう完全に個別性の問題だと思うようにしています。
中には助け合う風土のある職場もありますが、多くはなかった印象です。
無理だとか出来ないという事で先延ばしにしてきたツケが回ってきているような感じもします。
職場内保育とか、やろうと思えばできる事はありそうな気もします。
理念とやっている事が合ってない、というのは良く聞きます。
特にコロナ禍と物価高騰で経営が難しくなってきている状況では、とにかく経営を守る方向にベクトルが向いている事業所も多いのではないかと思います。
経営が悪化して事業所がなくなればケアも提供できない、というのは良く聞きますが、まず商売をしている前提で物事を考えると答えは簡単なような気もします。
要は、その状況で売れる商品を売り出さないとダメなわけで、商品が売れなくなってから経営改善をするにしても、そもそも売れない商品を売るわけですからいずれ本当に売れなくなります。
ですので、なぜ売れないのか、どうすれば売れるのかをちゃんと研究して商品開発をしてその状況に対応した商品を開発して売り出さない限りは経営は改善できないはずなんです。
介護事業でいうと、この商品は提供しているサービスです。
ですから、サービス利用が減って経営が傾いてきて”いままで通り”のサービスを売ろうとしたって無理があると思います。
そこを改善しない限りは状況を改善するのは難しいでしょうし、その改善の鍵となるのは現場でサービスを提供している職員であり、その職場や職員をマネジメントして指導教育しているリーダーです。
この部分を変えていかない限りは経営が良くなる事はないだろうと思っています。
将来の見込みがない、という理由での離職は男性介護職に多いようです。
確かに、この物価高騰で家計が苦しい中で家族を支えるためには介護職の給与では物足りないだろうと思いますし、ここでいう将来の見込みがない、というのは既に役職が埋まっていて、そこに穴が開かない限りどう考えても自分が昇進できるチャンスがない、という事なんじゃないかと思います。
そう考えると、他産業でも労働環境やお給料の面でもよくてキャリアアップが出来る職場があれば転職を選択する人はこれからも増えていきそうです。
個人的には、こういう視点で組織を観たり評価できて転職という行動に移せる職員は結構有能なので、介護業界としては非常にもったいない状況になっていると思います。有能な人材が流出している状況が生まれていそうです。
これは単純に他産業へ転職した、と思っていたのですが、この解説だと同じ介護業界の中での転職と読めます。
今はどこでも人手不足ですもんね、介護業界に関わらずです。
介護業界でも職員紹介で採用した職員の方が定着率が高いと言われていますし、僕自身も経験上そう思います。
中には紹介制度でうまく採用を進めている会社もあるみたいです。
紹介会社にお金を出すくらいなら、職場に職員を紹介してくれた職員に報酬を渡した方がよさそうなもんですよね。
さて、久しぶりに介護職の離職理由を調べてみましたが、今までとほとんど変化ないランキングだったと思います。
女性の離職理由の上位に人間関係があって、介護職の離職理由でも上位で、一方で結婚出産育児の離職理由が介護職では上位だけど、全産業では少ない割合だったのは興味深いデータでした。
定着率を高めるには離職理由を把握した上で対策するしかありませんので、今後の職場づくりではポイントにしておきたい内容ですね。