無駄を省きたい性分なんです。
大好きなかつ丼の素敵なイラストがあったのでタイトル絵に使わせてもらいました。いつもは一覧に表示されたイラストをいろいろ見ながら直観で選んでいますが、今回は目に入った瞬間にクリックしていました。
さて、今日もクラスター施設での応援職員で頑張ってきました。
一日があっという間で、やはり結構動きますからいい感じで疲れていますが、気持ちいい疲れですね。
クラスター施設でのゴミの回収やゴミ出しが結構大変で体力仕事なので、こういう時に僕のような男手の応援職員は重宝してもらえます。
レッドゾーンからゴミを出す時はグリーンゾーンに入る前にレッドゾーン内でゴミ袋の口をしっかり結んでから境界エリアで更にクリーンなゴミ袋に入れて口を結んで回収します。
そして、4日程度保管しておいてからの廃棄になるので、その辺りの管理も重要ですし、こういう作業は地味ですが重要です。
1ケアで完全に着替えますから、防護具の廃棄量は相当ですし、消毒で使用するペーパータオルもかなりの量ですから、普段でるゴミの量の何倍ものゴミが発生しますし、飲み物や防護具が入っていた段ボール箱だってかなりの量が廃棄されますから、きちんと処分していかないとゴミの山になります。
4トントラックでゴミ回収と保管場所を何往復もしたので、こういう運搬設備や保管場所の確保も重要ですね。
さて、そんな感じで援助にもなれてきましたし、職員さんも復帰してくる方が増えたので現場の方の体制は整いつつあるようですが、やはり平常時と違って別のユニットの方を受け入れていたり、他のユニットの職員が割り当てられていたりと、いろいろと情報の共有に難があるようでしたが、その中でもインカムでの報連相を駆使して現場を維持しておられました。
タブレット端末でいろいろと記録をしている様子が見られたので、食事量や排せつの記録や水分摂取等については、そういうシステムを活用されているんだなぁ、と思いました。
ただ、ユニットに1台のタブレットなので、ダイレクトに記録ができず、結局メモで残していたりホワイトボードで共有したりと、せっかくのシステムも活用しきれてないような感じもありました。
ただ、これって多くの施設がそうなんじゃないかなぁと思います。
費用もかかる事なので一概に何が正しいかは判断できませんが、個人的に効率化を特化させるのであれば、職員全員が1端末を持つべきだとは思います。
そうすれば、情報の共有などは常時ダイレクトに情報が更新できるわけですから、端末をうまく活用することで無駄を省く事が出来ると思います。
ただ、これは僕も以前デイサービスの管理者をしていた頃に、ある企業のシステムを無料体験し、可能な限り職員に持たせたかったので、ホールと浴室でデモを使わせましたが、それだけでは記録した時に記録できない状況もあったので、あと一台くらいは配備してみたかったですが、会社の方からそんなシステムは導入しないからやるだけ無駄、と言われてしまって身も蓋もない結果となってしまいました。
せっせと残業の削減と業務効率化により職員が利用者対応に入れる時間の増加と個別対応やコミュニケーション増加による利用者満足度による口コミ評価向上による稼働率アップの見込みなどいろいろデータをそろえていたのですが無駄に終わりましたが、効率化を追求するなら使いやすく記録に特化したスマホか、それよりも小さいウェアラブルウォッチのような携帯端末で記録させるのがベストだろうなぁ、と思いました。
どうせ投資するなら中途半端ではなく徹底的にやらないとなぁ、と思った時に、そういやそういう事があったな、と懐かしく思い出していました。
そのついでに思い出したのが、もう10年以上前の話ですが、これもあるデイサービスに着任した時に、その地域の複数のデイサービスで共通して使用していたアセスメントシート、個別介護計画書、モニタリングシートのExcelの様式の事を思い出しました。
Excelは表計算のソフトなので、その機能を活用するためにExcelを使った書式を使うのですが、まず枠線を引くためだけに使用されていたようで、たとえばアセスメントシートと個別介護計画書とモニタリングシートが、それぞれ別のデータで保存されており、その保存方法も好き勝手の名前を付けて保存されていて何がなんだかわからない状況でした。
また、ある事業所では常にデータを上書きしていて過去のデータが一切残っていないという惨状でした。
せっかくExcelを使うのですから、アセスメント・計画書・モニタリングは一つのデータにまとめて、同じ項目はアセスメントに記載した内容で同じ項目のモノは計画書にもモニタリングにも転記されるようにしました。
介護過程の展開の順序通りにデータを作成すれば、ちゃんとしたものが完成する仕組みにしたので、作成日を記入すれば自動的に次の更新月がわかるような仕組みにもしました。
これだけでかなり効率化が進んでデータがあちこちにバラけないすっきりした状態になりました。半年くらいかかりましたけど。
こんな作業に時間かけるくらいなら費用をかけてソフトを導入した方が絶対効率いいと痛感しました。
しかし、そうやって効率化してもシステムの仕組みが理解できてないと変な使い方をしてしまって、いきなり計画書から作ろうとする介護職がいたりして使い方から教える手間も増えて大変だったのも思い出しました。
介護保険が始まるときに、なんで厚労省は統一したシステムを導入して使わせなかったんだろう。介護過程の展開のようなPDCAサイクルまで考えてたんだから、データをどうやって集めて活用するか、それの重要性は理解していたはずだし、実地指導や集団指導で全事業所が同じシステムを使用していたら、点検の方法や指導の方法も効率化できたと思うんです。
まぁだからLIFEが始まったんだろうとは思いますけど、これももともと全事業所が統一されたシステムでデータを管理していれば導入だって簡単だったと思います。
無駄を省きたい性分なので、どうしても最初からそうしておいてくれよーって思ってしまいます。