ここ数年間のおはなし。
いまさらですが自己紹介っぽい記事を。
何書くか今日は思い浮かばなかったので(笑)
匿名で書いているのは、当社はSNS禁止だからです(笑)
副業も禁止だし、テレワークも基本禁止、時差勤務も禁止です。ほんとに今の情勢に乗り遅れていて、幕末の明治新政府に追い詰められている徳川家みたいな感じです。
そこで新撰組や五稜郭に立て籠って交戦した旧幕府軍みたく最後まで会社のために!とか、中から変えてやる!と頑張っては来たんですが、流石にもう無理だな(笑)と思ってしまったここ数年のお話です。
そして、こうして発信しようと思ったのは、いまの会社からの独立を決意した時に、今までしてない事を何かしよう。独立する事を表明して具体化していこう、と決めたからです。
2019年の8月〜11月の間で本気で退職しようか大いに悩んだ事もあって、その時は起業の際に活用できる制度など調べて事業計画書の作り方とかも勉強しました。
いよいよという段階で上司に相談した所、社長との面接になり別の場所でやりたい事をやってみてはどうかと今の職場に異動の提案もあり、自分には経験のしたことのない広範囲なエリア管理とその中の一つのデイサービスの管理者兼務という役割を担う内容で、流石に無理だと思いましたが、君にしか頼めない、という殺し文句に退職するという意欲もうやむやにされて、やれるだけの事はやろうと決意をして異動をしてきました。それに、いずれ独立した時にいい経験になるという計算もありました。
法人の中でも経営的には厳しいエリアで、少しずつ改善してきていたようですが、あまりに状態が悪いので、二つのエリアを一つにして運営して経営改善を図るという方針だったのですが、普通に考えて内部構造を変えもせずにマイナスにマイナスをたしてもマイナスにしかならないだろうに・・・という状況でしたが、一つ一つの事業所の稼働率や利用者確保をもっと進める事で可能性はあると思っていました。
それから新天地でいろいろやってきましたが、記事でも少し紹介したかもですが、介護経験はみんな長いのに理念やスキルアップなどまったく意識してないで育ってきた集団で、本当の基礎からの指導のし直しをしつつ、利用者確保にも力を入れ、管理集団には常に数字(予算)を意識させるようにしてきて、着任一年目からコロナ禍であっても経営的には安定した結果を出す事ができてきました。
ただ、ベテラン勢の介護の質の向上の面では、少しずつは改善はみられるものの、この経験年数でここまでの到達にしかならないのか、というレベルで、職員からの反発も外部からの苦情も多かったです。
今でも少しずつの成長はしてくれていますが、総じて長い経験で身についた悪い癖が抜けず、またそこまで頑張る気もない集団なので、その中でも頑張っている若手の職員をどうやって育て上げるのかを今一番悩みつつ力を入れている所です。
で、なんでまた独立する気になったのかというと、もともと今のエリアを後任のデイの管理者を育て上げたら辞めて独立する気だったんです。
1番面倒だった二つのエリアの統合もなんとかうまくいったので、エリア全体の管理はもうそれほど難しくないとも思いますので。
で、ここにきてまた異動の内示がありまして、流石にもういいか、と思ってしまいました。
最大の理由は、後継管理者をきちんと育てきる前に異動になる事が続いたからなんです。
2018年の4月に異動なる前に別の拠点で拠点管理とデイサービスとヘルパー事業所の管理者を兼務していたのですが、その時も双方の管理者を自分が納得するまで育成できないまま異動となりました。
会社の都合もあるんでしょうが事前にいついつ異動だからそれまでに育ててね、と言われていればまた違う育成や別の候補にしたんでしょうが、その時もいきなり来年度から異動です、というのを11月に言われるわけです。
次の管理者は君だから、とはっきり指導してきてなかったので、半年で一人前に育てるには無理があると抗議はしましたがまぁ通りませんよね。後任の拠点管理者がフォローするという上層部の言葉を無理やり納得させて異動しました。
そしてその後のデイサービスとヘルパーの後任管理者ですが、分からない事や疑問や相談を僕の後任のかなりベテランで別法人の専務とか経験した経歴の方なんですが、その方に何を聞いても『僕はデイもヘルパーもわからないから知らない』『管理者なんだからちゃんとしてよ』と、何のフォローもしてくれないとの事で6月頃から頻繁に僕への相談がくるようになりました。
最初は直属の上司に相談しないとおかしくなるので当たり障りのない助言に留めていたのですが、いよいよ一人がダメになりもう一人も潰れそうになったので事業部門の統括マネージャーにフォローに入るように相談したのですが、そちらも書類を点検してダメ出しをするだけで、肝心の管理者としての仕事の指導やフォローはなく、直接の上司への指導もなく、なんでか僕の指導が悪かった、何も教えてないという事と、本人たちにやる気がない、責任感がない、という事になってしまいました。
そこで退職を一度決意したんですが、上記の流れがありここまできたんですが、そこにきてこれから後継者を育て上げる、と言う時期にまた異動です。
会社をよくしようと自分なりに努力はしてきましたが、会社が求めている僕の役割と、僕がしたい僕の役割の相違がここにきてはっきりしたので独立しようと決意しました。
ただ、そうは言っても長くお世話になった会社なので、50歳までには退職する事、それまでに新天地で後継者を育てれたら退職する事は上司に伝えました。
あんまり本気で受け止めてくれてなかったようで先日は部長になるために必要な外部の経営に関する研修会への参加の要請がありましたが、この先数年で退職する自分よりも若手でこれから当社を担う人材にその機会を与えてあげて欲しいと言って辞退しました。
異動の話が来た時も、同じように話して、どうせなら次を担う若手候補と一緒に異動させてくれるなら、責任持ってその職員をリーダーとして育て上げますよ、とは言ったんですが、そうはならないみたいです。
いずれにしても育成をしっかりしたいし、自分が育てた職員には相応の収入も得て欲しい(利用者も職員も両方の生活を豊かにしたい)ので、そういう仕事をこれからはしていきたいと思っての独立です。
これも今の会社では実現不可能なんです、経験年数か役職につく事でしか給与は増えないので。頑張らなくても年々給料は上がるし処遇改善加算手当も全員に配分ですから、そういう環境で努力できる職員なんてほとんどいないんです。そこも続けられない大きな理由です。僕は利用者さんの為にチームの為に努力している人を評価したいんです。
ほんとは後先考えずに独立企業するのが正解だとは思いますが、いまは表明しただけです(苦笑)
もしよければ、これからも長い目で生暖かく応援してもらえると嬉しいです。