すすまぬ電子化
今日は”あきぱぱ”さんの『介護業界のICT化』という記事をお昼休みに読んでいて『やっぱりそうだよなぁ(汗)』と思ったのでこの話題にしました。愚痴っぽくなりそうだなぁ💦
【昨今、手書きの記録や報告書などもはや見ないですよね?】
・・・ですよねぇ、そうですよね!
しかし僕の会社は全て手書きです(涙)
あ、請求だけソフト使ってますけど💦
ICTという言葉が出てくる少し前頃から、上司への上申や法人経営会議等で一刻も早く介護ソフトを導入すべき、クラウド管理できるシステムなら各事業所で月報など作成せずとも本部でデータを抜けるから現場の業務負担が減る、ペーパーレス・経費削減・残業削減の面でも絶対に効果があるから導入してほしい、介護保険改正で加算が新設・変更されるたびにExcelで書式を作り直す手間がなくなるしコンプライアンス上のリスクも介護ソフトなら安全だ・・・等々をずっと・・・ずーっと訴え続けてきましたが、そのたびにセキュリティがどうのこうの、導入費用がどうのこうの・・・と全く聞く耳を持ってもらえず(涙)
そして5年頃前の事ですが、会社が他法人と吸収合併する際にも経営会議に呼ばれたので参加しましたが、合併したあとの役職とか聞かされるだけの会議でしたが、ここで言わずにいつ言うのかという事で末席から手を上げて発言しました。
会社の規模が大きくなるという事は、これまで以上に管理しにくくなるのでこの機会に介護ソフトを導入し、法人全体でICT化を行うべき。全事業所が同じソフトを使う事で点検等もしやすくなるしソフトによっては経営状態も遠方からでもダイレクトに把握できるはず。と訴えましたが、そもそも会議で発言する事自体が異例な雰囲気だったので非常に寒い思いをしたことを今でも覚えています。今でも手書きの記録で全事業所で違う書式や書類があるのでそりゃあもう大変です。新しい職場に着任する度に新しい書類に慣れないと仕事になりません・・・。
次の機会はコロナ禍のWEB会議にやってきました。さすがにコロナ禍なのでZOOMでの会議がようやく主流になりました、それまでは片道1時間とか3時間とかの時間をかけて本部に行くなどが普通にありましたので、これだけもで相当な改善でした。
その会議は、コロナ禍での感染予防対策を検討する会議でしたので、この機会に在宅勤務ができる職種は在宅勤務にすべき、それが可能なシステムの導入をすすめるべき、事務職員やケアマネージャー、ヘルパーさん、訪問看護など工夫次第で直行直帰が可能になるはずだ、と発言しましたが、これも即座に却下されました。(今のシステムは)そんなシステムではないと一蹴されました。なんでそういうシステムを導入する検討ができないのか頭の中が???でその会議は終わりましたが、コロナ禍で働き方等の変革が求められている中で変われない組織の会議とはこういうものか、と強い失望を感じました。
話しは前後しますが、一度デイサービスでとある介護ソフトのお試し利用をしてみる事にして、ソフトを使用した際の時間外の増減を比較し、データーにして年間での時間外削減による費用対効果やクラウド管理による業務効率化などレポートにしましたが、それも月額でこんな経費が更にかけれるわけがないだろうと一蹴されました。いやいや、他の事業所はそういう経費かけてるはずだけど・・・と思いましたが、減らせる費用は見ないでかかる費用にしか目がいかないようで話になりませんでした。個人的には経費が増えようが、残業が減るだけでも費用対効果は金額では語れない意味があると思っていましたが、そういう方向には話はすすみませんでした。それに予想外の事も言われました。『君だからソフトをこれだけ使えるのであって他の事業所ではそうはいかない』と。いやいやいやいや、Excelの書類使うより絶対介護ソフトの方が誰でも使えるシステムだって!と言いましたが(ちゃんと敬語で)、聞いてはくれませんでした。それに加えて、これからの若い世代のはタブレットに馴染んだ世代なんだからそういうシステムが使いこなせる職場にしておかないと若手が定着しないばかりか若い世代(後継者)に選ばれない事業所になるリスクがあってやばいですよ!紙の記録ですか?(ドン引き)とかになりますよ!と言いましたが(ちゃんと敬語ですよ)、やはり理解はしてもらえませんでした。ああ思い出すだけでも辛い(苦笑)
そんな会社を現場レベルから変えていきたいと思ってやってますが、ある程度チームに力がついてくると、やはり電子化できたり自動化できる業務が電子化・自動化できているのとそうで無いのでは可能性の差が、圧倒的な差が生まれていると思います。
なんでしょうね、明治維新の明治新政府がICT化した事業所としたら、僕らの様なまだ紙で記録してる事業所は旧幕府軍といった所でしょうか。この先の結果は明らかだと思うんです。
それにタブレットやスマホで手軽に記録できたり連携できたり重要な項目は目立つ色とかお知らせで周知とかもしやすいだろうし情報を制する事でさまざまな恩恵があるはずです。記録をデータ化する事で可視化したり蓄積したデータを有効活用できたり。
なんなら動画の記録とかもこれから進化していけば、いちいち記録業務なんて必要なくなる可能性だってあると思うんですよね。
そういう必要だけど専門職の手が止まる作業が少しでも効率化できれば、もっと利用者様との時間を有効に活用できて、もっと質の高い自立支援や個別ケアが実現できると思うんです。
そこにこそ費用をかけるべきだと思ってはいるんですが・・・
リーダーや職員には、記録とか書類仕事は重要だが極力時間をかけるなと指導します。
その中で、自分がひとつの記録にかかる時間や計画作成に要する時間は把握しておき、スキマ時間を有効に使えと助言します。難しいんですけどね、意識が散るし全体のパフォーマンスもフルにケアの現場に割り振れませんから。
それに、書類作るのが早くなっても何の自慢にもなりません。電子化すればそれこそ指先だけの操作ですぐに終わると思いますし、タブレットを持ち歩けると言う事は、何十冊ものカルテを持ち歩きながら仕事ができるのと同じだと思うので。
あぁ、やっぱり愚痴になった(笑)
よかったらこんなシステムあるよと気軽に教えてもらえると勉強になるので嬉しいです。
職員はみんな手書きの記録に四苦八苦してて、なんとか諦めずにICT化を進めていける方向に持っていきたいと思ってはいるので。
よかったら気軽にコメントいただけると嬉しいです。
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