マネジメントを軽視すると介護現場はまわらない 質の高いケアと同様に重要な理由=山口宰・・・という記事の紹介です。
どこもやはりリーダー層の育成に悩んでいる事がうかがえますね。
教育育成が間に合ってない状況も浮き彫りですね・・・。
記事でも指摘されていますが、現場の仕事が出来る事とチームを運営する仕事は全く別物なので、現場の仕事がいくらできてもチームを運営する、チームの力を引き出す、という能力があるとは限らないし、そういう事自体を教えてくれる指導者もほとんどいないので、現場の管理者・リーダーは本当に大変な想いをしていると思います。
壁にぶち当たらないリーダーなんて居ないので、組織運営についてのマネジメント手法なりアンガーマネジメントなりは学んでおく事は非常に重要と感じています。
個人的には、感情論で説明したり説得しようとしても全く伝わらないので、ちゃと根拠を説明して、その人としっかり向き合える事が重要と感じています。そのためにいろんな事を学んで吸収しておくと役に立つことが多いです。
介護の事以外でも、もしかしたら関係づくりの解決の糸口になるような事もあるので、何を学んだとしてもムダになる事はないと思っています。
ここは確かに気になります。
業界特有の3つの要因は特に気になりますね。
ずっと人手不足と言われ来た業界ですもんね。
僕が介護福祉士の資格を取ろうと思った2000年頃で既に、将来の介護職不足というキーワードは出ていました。
そして、実際に現場では絶え間なくケアの実践が続くわけですから、基本的に現場の職員に余裕なんてものは存在しないのが普通なので、そういう環境の中で、現場のケアに直接関わらないように見えるマネジメントについての育成などが後回しになってしまう事は当然だと思います。
役職についても大変なだけ、役職手当の額が負担や責任に見合ってない等の意見はよく聞きますし、僕自身も出来れば役職に就くなんて事はしたくなかったのが本音の所です。
そういう意味でも、管理者・リーダー層の育成が難しい土壌があるという事ですよね。
ただ、国や厚労省もそのような意識があり改善したくて特定処遇改善加算のようなリーダー級の職員の処遇改善に特化した加算は作ったんですけど、これも不思議なもんで、役職についても見合った給料じゃない、と言いつつ、一方で役職者やベテランだけに特化した処遇改善はけしからん、となるわけですよね。ここの業界団体の動きは本当に理解に苦しみました。
結局、介護業界自体がマネジメントについて軽視しているとしか思えませんでしたね。
マネジメントについては本当に難しいのですが、人手不足と現場ではフル回転の状況の中で、コンプライアンス上必要な書類の量も膨大にあって本当に余裕がない状況で体も頭も使わないと回らないのが介護現場だと思っています。
しかし、これから方法論を追求していくというのも難しさがありそうですよね。今後は一定の期間までは人手不足と介護ニーズの増加があるので、これまでと同じ手法が通じなくなる可能性もありますし、介護ニーズも高齢者人口の減少にともなって減少はしていくので、そういう時期でのマネジメントも変化すると思います。そしてどんどんと労働人口は縮小していく。
様々な状況に合わせて対応できる手法が必要だと思いますし、介護業界だけで何とかする、という事自体が限界なのかもしれませんので、他産業・他業種と柔軟に連携したマネジメントができるような工夫も必要になりそうな気もします。
参考になりますね。
毎月開催しているのがポイントかと思いました。
そういう意欲がある人や、そういう意識づけにつながるようなきっかけになりそうですよね。
施設や法人の枠を超えて、というのも重要なポイントですよね。
このあたりの取り組みは真似していくのがいいかもしれません。
ラテラルシンキングなんて知らなかったので早速調べてみたいと思います。
呼吸法や発声法というのもマネジメントに関連するスキルなんだなぁと勉強になりました。
自前の研修も大切ですけど、外部講師による研修はいいですよね。
費用は掛かりますけど、そこは投資すべき課題と思います。
特に業界内ではマネジメントに精通しているリーダー指導者が少ないといわれているのも事実なので、そこはその道のプロに教えを請いたいですね。
アクションに対してのリアクションに対して次のアクションをしていく、これの繰り返しですもんね。
マネジメントをするという事は、自分が選択や決断をしないと物事が動かない、という事ですので本当に重要な役割ですが、なにかを決める、という事自体が相当なストレスになりますので、かなりも心的負担もあるのがこの仕事だと思っています。
僕自身は、自分が決めて動かさないと動かないんだな、と自覚できた時期くらいが、ちゃんとリーダーとして意識できた頃なのかなぁと振り返っています。
リーダー・管理者になる意味って、ここでの指摘通りかなぁと思います。
自分のやりたい事を実現できるという旨味があります。
ただ、指示命令だけ出してもメンバーは動きませんから、メンバーの心を動かすようなビジョンを示したり、合理的に説明したり、目指す方向や到達するゴールを示していく必要があるので、そういうスキルを磨かないと自分のやりたい事は実現できません。
そこの所も分かってきたり見えてきたりすると、それはそれでリーダーも楽しくなると思うんですけど、こればかりは中々伝わらないです。
実際、僕もそれが理解できない頃や見えてない頃にそんな事を言われても理解出来てませんでしたからね。
本当に育成指導というのは難しいものだと思います。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?