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アレキサンダー大王について。

今日は、アレキサンダー大王について調べてみました。
個人的には、すっごい昔の凄い王様、くらいの認識でしかありませんでしたが、この人がとんでもない人らしいという事を小耳に挟みましたので興味が湧いてネットを漁りましたが、今度は図書館で関連する文書も読んでみたいと思います。

紀元前330年頃に活躍された方の様ですね、昨日記事に書いた中国の菅仲が紀元前660年頃の人なので、菅仲の方が古い人だったんですね。
勝手なイメージですが、アレキサンダー大王の方がずっと昔の人っぽい感じでした。

ギリシア語ではアレクサンドロス大王であるが、ドイツ語風に読んでアレクサンダー大王またはアレキサンダー大王とすることも多い。アラビア語やペルシア語ではイスカンダルと呼ばれている。

Wikipedia - アレクサンドロス3世

アレキサンダーはドイツっぽい読み方なんですね。イスカンダルは宇宙戦艦ヤマトで知ってましたが、まさかアレキサンダー大王の事だとは・・・。

その治世の多くをアジアや北アフリカにおける類を見ない戦役(東方遠征)に費やし、30歳までにギリシャからインド北西にまたがる大帝国を建設した。戦術・戦略の天才であり、少年のごとき純朴な野心を持っていた。戦えば決して負けることがなく、確かな戦略で領域を急速に拡大し、異民族統治においては独創的な方針をとった。彼の業績は征服戦争に成功したことだけにあるのではない。当時のギリシア人が考える世界の主要部(ギリシア、メソポタミア、エジプト、ペルシア、インド)のほとんどを一つにつないだ若き『世界征服者』であり、異文化の交流と融合を図る諸政策を実行し、広大な領域にドラクマを流通させることで両替の手間を省いて迅速かつ活発な商取引を実現したことにある。アレクサンドロス以後、世界は一変したのである。また、歴史上において最も成功した軍事指揮官であると広く考えられている。

Wikipedia - アレクサンドロス3世

当時の世界を変えた人なんですね、世界征服者とまで言われるのはすごい事ですよね。最も成功した軍事指揮者との評価から、いろいろな事がそこから学べる気がします

古典的戦略には直感的な分かりやすさがあるうえに、長い歴史に裏づけられた実例の多さもあって学ぶべき点がたくさんあります。

そもそも戦いの本質には変わらない部分があり、そこに古典的戦略を学ぶ意義があるのです。

ビジネス+IT

歴史的な事例からは、プロセスや時代背景なども含めたうえで選択と行動と結果を見れるわけですから、本当に学べる事が多いと思います。
特に戦略的なものについては、経営やマネジメントでも活用できる事が多いので非常に参考になります。

ヒト・モノ・カネといった資源が限られている中、戦いに勝つにはどうしたらよいか。考えたアレキサンダー大王は、得意の「陸戦」を駆使。沿岸にある敵の艦隊給水地を、ことごとく制圧していったのです。

ビジネス+IT

自分よりも明らかに強い相手に対して、正面からあたるのではなく自分の強みを生かして勝ちに行くのは、事業運営でも強みを生かす点が注目されていますので、非常に有効な選択だと思います。

8:日本語にも残る「アレキサンダー」の名前
「アレキサンダー」のアラビア語形「イスカンダー」を、中国語で表記してさらに変形したものが日本語の「韋駄天」となりました。広大な世界を一気に駆け抜けた彼の姿を反映しているようです。
そして、この「韋駄天」が釈尊のため馳せ走りまわり食物を集めたという俗信から「御馳走」という言葉ができました。私たちが食事の後に言う「御馳走様でした」は、時空を超えてアレキサンダーとつながっているのです。

ビジネス+IT

韋駄天がアレキサンダー大王だったなんてびっくりです。
そして、まわりまわって”ご馳走様”の語源でもあるというのもびっくりですね。こんなに日本に関係がある人物だとは思ってませんでした。

一騎討ちの多かった時代に非常に効果的な集団戦法をイノベーションとして生み出したと考えてください。

GLOBIS 知恵録

一騎打ち全盛時にいきなり集団で攻め込んだりって、当時は反発もありそうですよね。
誰も考えないようなことをする、そういう発想と行動力は非常に重要な要素なのかもしれませんが、同調圧力の強い日本ではなかなか難しいのでしょうね。アレキサンダー大王自身も名門の王様ですから、そういうベースあってこそなのかもしれません。

もともとの発案者は父フィリッポス2世でしたが、アレクサンダー大王はこれにどんどんカイゼンを加え、当時の西側世界では無敵の戦法へと練り上げていったのです。

GLOBIS 知恵録

土台があって、それに工夫を加えてより精度が高いものや高品質なものに昇華させていく。
日々の仕事をなにも考えずに取り組むよりも、少しでも効率化ができないか、もっと効果的な工夫はできないかを考えながら取り組む事自体が仕事の楽しさでもあると思いますので、常にこの改善をする目線って大事だと思います。

次の記事は、アレキサンダー大王のお父様のお話です。
アレキサンダー大王が活躍できた土台を作った人の話ですので、やはり興味がありましたので調べました。

私が思うに、アリストテレスの観察を重視する姿勢は戦場における観察眼に少なからず影響を与えたのではないかと思います。

EUZEn

観察眼は、いろんな分野でも重要です。
特に介護現場では、この視点がちゃんとしていないと適切なケアができませんので、必須のスキルです。
アリストテレスも名前を聞いたくらいなので興味が沸きました。

フィリッポス2世はまずは経済を立て直すために、国民に農地を与え耕作させ、また金鉱を開拓し、国力を増強させ余裕を作りだしました。

EUZEn

国に余裕を生み出すために経済を立て直した。
やはり経営的な余裕が全体の余裕に繋がるのでしょうか。
一つの参考になりそうです。

部隊兵糧の分散管理と給仕要員の数を圧縮を行い、行軍人員の構造改革し、運用に当たっては諸兵科連合、すなわち、軽装歩兵、重装歩兵、騎兵、弓兵、工兵複数の兵科を組み合わせお互いに弱点を補い合い、各兵科の能力を最大限発揮できる部隊を編成しました。

EUZEn

軍隊の内容ですが、おそらく仕事の中でもこういうチームの特性を生かした連携が求められると思います。
互いに弱点を補い合い、各チームの能力を最大発揮できるチーム作りは重要な視点ですね。
長所を伸ばすという視点がここにもありますね。

①まず収益を向上できる人材を登用する
これは則ち、経済的・人的な余裕を作り出す事を優先したということになります。
経営をする上で、経済的・人的余裕がないにも関わらずそれらを再生産しないところに資源投入しているケースがありますが、それを改め、経済的・人的余裕を生み出すよう資源投入や運用する事が重要となります。

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余裕を生み出すための投資、そういう視点は改めてこういう事を調べてみないとわからなかったので勉強になりました。

②組織のガバナンスを向上させる
現代の組織でも命令系統や意思決定機構を整えない限り、適切な運用をなすことはできません。

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指示命令系統など混線している事があったり、機能していない現場も多いですので、やはりここは重要ですね。
軍人ではありませんが、仕事をしているわけですからチームリーダーの判断や指示にきちんと従い、その範疇で個々の職員が能力を発揮する事が重要です。リーダーの指示命令に従わない、適当に仕事をする、などという事が横行している状況では組織づくりは難しいですよね。

③効率性の向上や新技術を習得させるトレーニングを実施する
フィリッポス2世は軍を訓練して、マケドニアファランクス戦術を生み出しました。現代においても効率性や収益性の高い商品やサービスを生み出すことが重要です。

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常に品質向上の視点を持つし、そのための訓練は怠らない。
これが重要ですよね。
だから何度でも同じ事を研修するし勉強するし指導するわけです。
プロスポーツ選手だって練習の内容は反復のはずです。
介護のプロが、そういう反復訓練をしなくてどうして個別性の高い専門的なケアが提供できるのでしょうか。
やはり訓練は必要で、非常に重要な要素だと再確認できました。

④人材運用の構造改革を行なう
フィリッポス2世は給仕人員を少なくして、実践部隊の人員を増やし、兵糧の消費を抑えて戦力を増強する編成を行ないました。同じ人員でも運用次第で生産性が著しく変化することになります。現代においても、業務を効率化してバックヤード部隊をスリム化し、収益部隊を厚くする人員体制を敷くことが収益性・生産性高い組織を作る上で重要となります。

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⑤IT人材を育成して活用する
フィリッポス2世は工兵を活用して進軍や戦争を有利に進めていました。現代における工兵はITに置き換えることができるでしょう。IT人材を育成して適切に活用することにより、業務を行なう際に生産性を著しく向上させることも可能になります。

EUZEn

適材適所と人員の効率化ですね。
介護の業界では難しい課題かとは思いますが、たとえばここで言われているバックヤード部隊というのは、直接介護に関わらないような職員の事だと思います。
国の改革方針の中で、介護事業所の管理者が事業所に常駐してなくてもよい(テレワーク推奨?)という指針を出していますので、もしかしたら今後の法改正でそうなるかもですが、多くの管理者は現場にも入っていると思いますので、今の僕のような現場に一切かかわらないような立場の管理職は、確かに事業所にいる必要はないのかもしれません。
しかし、ここの部分はどうでしょう。これからの人手不足の情勢を考えると、体制上の構造改革というよりも、一人ひとりの職員のスキルアップ、今までの仕事を今まで以上に効率よくこなせるようになる以外に解決策がなさそうに思えてしまいます。そこでICT等の便利な道具を活用する、という事には非常に可能性を感じますが、それをもって人手自体を減らすことができるとは、何度考えても現実的ではないと思います。

⑥複数の職種を組み合わせ、お互いの弱点を補いあい、各職種の能力を最大限発揮できるチームを編成する
フィリッポス2世は諸兵科連合により状況や相手に応じた有利な戦いを行ないました。現代においてはそれぞれの職種の得意な分野を活かし、時にタスクシフトして、効率的な業務フローを構築することに置き換えることができます。これはBusiness Process Reengineeringに他ならないと思います。

EUZEn

長所を生かして弱点を補い合うチーム作りですよね。
介護の現場では往々にして、弱点を伸ばすような指導がされますが、多くの文献で弱点を伸ばすには限界があるか、あまり効果がない、と記されています。そうであれば長所を伸ばすようなアプローチをした方が効果的という事も記されていますし、僕自身も大いに同意します。

昔は短所や弱点を矯正して全体的なバランスを見て育成指導をしていましたが、それで伸びた職員ってあまりいなかったんですよね。僕自身の指導力不足があってそれを差し引いたとしてもです。
そして、逆に長所は褒めたり評価すると勝手に伸びるんです。
だから教えたり指導する時の労力も少ないですし、教える側も指導される側も楽しいんですよね、ワクワク感があるんです。
そして、これは経験則からの感覚的なものなのですが、長所が伸び始めると、不思議と短所も少しずつ改善される傾向が多いです。
ですので、長所を伸ばす指導をすると、全体的なスキルの底上げ効果が期待できると僕自身は思っていますので、良いところを褒める事を育成の場面では大事にしています。

マネジメントは古代からの戦略にそのエッセンスが含まれています。

マネジメントを考える上で、歴史を学ぶ、というのはとても役に立つことだと思っています。

EUZEn

これは本当にそうだと思います。
下手なマネジメントの資料や本を読むよりも、歴史上の人物や歴史から学ぶ方が頭にも入りやすいし、理解もしやすいです。
何より、どのような効果があったかもはっきり示されているので非常にわかりやすいと思います。

歴史から学ぶ事は本当に重要と思います。

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