自転車保険に2重にはいってる?
自転車の事故の裁判が、神戸であったらしい。
9,500万円とか、高額な賠償金の支払いが命じられた。
それをきっかけに、うちの県でも自転車の保険の加入の義務化が条例として出された。
農協の建物更生共済に、年間1,200円プラスで加入できる個人賠償責任共済っていうのがある。
それを加入したいとの申し出があった。
でも保障額は5,000万円。
裁判のあった金額に半分しか足らない。
よくよく聞くと、他の損害保険会社で自動車保険に入っているらしい。
それにあるのでは・・・と思った。
建物の保険にプラスできるように、自動車の保険にプラスできる場合もある。
保険会社名を聞けた。
その損害保険会社のサイトで自動車保険の商品説明ページを調べてみる。
・・・無い。
それから、自転車がまだ新しい場合、その自転車の購入店で加入している場合もある。ただしその場合は毎年その自転車保険だけ更新するので、お客さんもだいたい覚えている。
子どもさんがいる場合、学校の関連で家族全員が入っている可能性もある。
でも、ご相談にきているお客さんは高齢のご夫婦2人暮らし。学生のお子さんは居ない。
元気な高齢者だと、公民館とか自治会の活動とか、団体の活動にボランティアなどで参加されていて、その団体で賠償責任保険に加入している場合もある。
しかし、しっかりと全て否定された。
そしてなんと、先日、近所の自転車店で加入を申し込んだら、お金を支払った翌日に、返金をされて契約を取り消されてしまったとのことだった。
おそらく、理由はご主人が80歳だったから。
多くの損害保険は80歳以上は加入できない事が多い。
農協は、代理店として共栄火災海上保険という損害保険会社の保険も取り扱っている。その保険の標準傷害保険でも、80歳以上は新規で入れない。
でも、共栄火災海上保険で、自転車傷害保険(個賠付交通障害保険)という年齢制限の無い(ただし自転車に乗っている時のみ)保険を始めていた。
でも、引き落とし口座を農協の口座にしていただく必要があると話をしたら、奥さんしかお持ちじゃなかった。
口座を増やしたくないとの話で、どうしようかと思った。
しかし、家族1人が契約すれば、生計が一緒のご家族はまとめて保障される内容だった。
それを説明し、奥様に契約者になっていただいて事なきをえた。
県の義務化によって慌てて加入している人が多く、2重の加入が問題になっている。
契約はありがたいけど、最低限の確認はしてから、意味のある契約を続けていきたいと思った。
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