2年経った契約なら領収書でOKの場合も
入院と手術をしたと、花村早苗さんのお父さんが窓口にご来店された。
お父さんが契約者なので、そのまま契約内容についてご説明。
聞き取った内容からすると、4日ほどの入院と内視鏡の手術をしたらしい。
農協の保険、JA共済の生命保障は、ころころ変わってきている。
昭和62年3月以前は、病気でもケガでも10日以上の入院、
昭和62年4月以降は、病気は10日以上、ケガは5日以上の入院、
平成13年4月以降は、病気でもケガでも5日以上の入院、
平成19年4月以降は、病気でもケガでも1日以上の入院、
などなど、日数が該当しない場合は入院共済金が出ない。
手術があれば、別で手術共済金だけを出せる場合がある。
娘さんの加入していたのは医療共済だったから、入院共済金と手術共済金の両方を請求していただけそうだ。
あとは、病院の診断書の問題。
今は色んな保険会社で病院の「診断書」ではなく、「領収書」と「診療報酬明細書」の2種類の書類をコピーするだけで、支払いを対応するところも増えてきた。
その影響もあってか、農協も条件次第で領収書と診療報酬明細書だけで請求できるように変わっていた。
でも、条件次第。
加入して直ぐに入院だったり、病状や手術内容など、いくつか条件が引っかかると、有料で診断書を取ってもらわなければならなくなる。
契約は2年前だった。
今日時点で2年は超えていた。
でも、入院初日は2年を満たしていない。
花村さんにご説明。
「すみません。ご加入から年数が経っている場合でしたら、入院費の支払いの時に受取る領収書と診療報酬明細書という用紙でご請求いただけるのですが、2年が経っておりませんので、大変お手数ですが診断書を先生に書いていただく必要があるのですが、大丈夫ですか?」
「なぁんだ、そうなの?まぁ、コオプ共済も、診断書取れって言ってたから、結局取るようなんだけどよ」
「もし、コオプ共済さんの方で、診断書はコピーでOKでしたら、農協の診断書の書式で先生にご記入いただいたあと、そのコピーを送る形を取れれば、診断書料が余計にかからずに済むと思います」
「なるほど!そうだね、聞いてみるよ」
あまり揉めずに済んで一安心。
診断書は有料だし、先生に依頼して、完成するのに2週間から1・2か月かかったりする。
そこで結構揉めたりするんだけど、他の保険と重複したために助かった。
規定は変えることができないから、こういった対応は神経を使うなぁ。