果てしない夢は呪いか? 映画『アド・アストラ』
こんな人にオススメ
宇宙が好きな人
夢が決まっている人
夢が決まっていない人
『ハリー・ポッター』シリーズが総なめするネトフリランキングの中に、一つだけSFを見つけたので観てみました。内容自体はがっつりSFなんですが、世界観よりも主人公のドラマに注目したくなる映画でした。
あらすじ
地球外生命体の探求に人生をささげ、宇宙で活躍する父の姿を見て育ったロイは、自身も宇宙で働く仕事を選ぶ。しかし、その父は地球外生命体の探索に旅立ってから16年後、地球から43億キロ離れた海王星付近で消息を絶ってしまう。時が流れ、エリート宇宙飛行士として活躍するロイに、軍上層部から「君の父親は生きている」という驚くべき事実がもたらされる。さらに、父が進めていた「リマ計画」が、太陽系を滅ぼしかねない危険なものであることがわかり、ロイは軍の依頼を受けて父を捜しに宇宙へと旅立つが……。
ブラピファン必見!?
主人公を演じるブラピの独白?シーンが多く、画面自体もブラピが高頻度で映ります^^ 特に後半からは宇宙服を着ていて顔がアップで映るので、彼のご尊顔をじっくり拝めました笑 宇宙飛行士としてかっこいいのはもちろん、父を追いかける息子としての顔もいろいろな感情を含んでいて魅力的です…
疑似宇宙遊泳?
全編通して宇宙船や宇宙空間で過ごす場面が多く、ロイと一緒に宇宙を旅しているつもりになれました。真空のために無音になるシーンは、宇宙を漂う感覚を強めてくれると同時に、独特の緊張感も生み出していたように思います。
通り過ぎる惑星は凄く綺麗で実際に見てみたいと思う一方、ロイが直面するトラブルやストレスが伝わってきて、宇宙には絶対行きたくないとも思ってしまいました笑
無機質なデザイン
世界観はあまり詳しく説明されないものの、建物の内装やセラピー施設など未来感溢れるシチュエーションがたくさん用意されていました。機能を追求したような無機質な見た目は、地球人のものというよりエイリアンのものに観えます…
セラピー施設は一度利用してみたいです… かえって病みそうですけど(^-^;
夢は呪いか?
クリフォードは息子ロイと地球に帰ることを拒否し、宇宙をさまようことを選びます。これは「他の知的生命体を見つける」という夢にとりつかれてしまったからだと思うんです…
現実でも夢(目標)にとりつかれるということはあると思います。ある夢(目標)を目指していることが常態化して、引き下がれなくなって、辞め時を見失って…そうするとロイが手にしたような幸せは手にすることができないかもしれません。一つの夢に固執しすぎるのもよくないと思います…
一方で、「クリフォードが知的生命体を見つけることが出来なかった」ことをこの映画ははっきり描写していません。呪いのように夢にとりつかれても、それが報われる可能性もあると言われている気がします…
最後の最後に夢(目標)に対する考えをぐちゃぐちゃにされてしまいました笑
最後に
壮大な宇宙の旅は意外に身近で安心感のある結末でホッとしました…
今はちょうどゼミ選択の時期で、将来について考えることが多いのでこの映画のラストは刺さりました;; 観終わった後は将来についてぐるぐる考えてしまいます笑
最後まで読んでいただきありがとうございました!!
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