独自の個性を施される「熟成鮨 和」さん。
天神橋筋商店街、五丁目辺りにある熟成鮨のお店。
オープンされたばかりの綺麗な店内。御主人は、大変親しみやすい距離感を創り出しておられる。
津本式を用いた熟成ではなく、異なる熟成を施され大阪でいただいた熟成鮨の方向性とは、違った個性を見出しておられると感じました。
一ヶ月熟成された鮪。
握りの多い、お任せコースをお願いしました。
若牛蒡。
魳。
鰊、丁寧に骨切りされる。
柚子胡椒でいただく、鮪。
茶ぶりなまこ。
湯葉、濃厚な大豆の味。
握りは、小鰭から。酸が立ち旨味が追い掛ける。香りも力強く放っている。
シャリは、キリっと酸が立ちしっかりとした旨味を湛える。熟成の種に負けないパンチのあるシャリ。
鰯、こちらは一週間。香りが強く脂が香ばしい。
白甘鯛、非常に滑らかな舌触りから甘味が溢れ、余韻で食感をしっとりと残される。
間八、こちらもとろっとしており脂を力強く滲ませる。ふわっと残る香りも印象を強めてくれる。
鮃、旨味と香りが凝縮される。しっとりとした歯応えを残され甘味を噛み締める。
大根。
喉黒と海胆。
牡丹海老、濃厚濃密。熟れた甘味。
障泥烏賊、ふわふわで甘味が蕩けていき最後に烏賊らしい食感を感じる。
赤身、旨味と酸味が鮮烈。
中トロ、香り高く甘味が強い。
漬け、ざくっと凝縮感の強い味わい。
蒸し寿司、京都の蒸し寿司を彷彿とさせる。干瓢と穴子が入り、甘味と酢の香りが立つ。
車海老、意図的に冷たくされ供される。みしみしっと繊維を噛み締めると甘味が追い掛ける。
海胆。
干瓢。
追加で鰆をいただ。旨味が鮮烈で脂がキレキレだ。
玉子。
独自の個性を見出され、大変楽しみな鮨店。
・Instagram
https://www.instagram.com/toaru_osushino_index/