15.実家にいることが本当に心の回復にいいのだろうか
プチ希死念慮が湧いたことについて振り返ります。必要な方はブラウザバックしてください。大したことは多分書いてないけど。
前提として、私は家族と仲がいいほうだ。休学中も実家に帰ってのんびりさせてもらっている。ただそれはそれとして、仲がいいとはいえやっぱり苦しくなることもある。
4月頭のことです。希死念慮が湧いたきっかけは本当に何でもないことで、母に「この服あまり着てなさそうだから捨てていいよね?」と聞かれたことだった。
実際はその服はそれなりの頻度で着ている服で、それなのに着てないよね?と言われたので、「この人は私に興味ないんだ」という思考に囚われた(よくよく考えてみれば、私だって親の着ている服なんかいちいち覚えていない)。
しかもそのとき私は歯磨きをしていて、返事をできる状態ではなかった。母はよく歯磨き中に質問を投げかけてくる。多分単に癖なんだろうけど、私からすると「反論できないときを見計らって自分の意見を通そうとしているんだ」というふうに見えることがしばしばある。
続いて、24にもなって親に服の管理をされていることが苦しくなった。まぁこれは私も悪いのだけれど。
私たちは多分お互いを道具にしている。親にとって私は人形同然で、私にとっての親は召使いだ。反抗期がなかったせいか、子離れ・親離れができていない。
私が親に「全部自分でやるから」と伝えれば済む話ではあるのだが。しかし私は自分じゃ何もしないと思う。新しい服は買わないし、着ない服は捨てない。そして母はそれを良しとしないだろう。
母は少し過保護なところがあるし、私より世間体を気にするほうだ。私がオシャレの鉄則を無視して好きなように服を選ぶと、しばしば「うわ、変!」と言われてコーデが組み直されるのだ。
……気持ちが沈んでいるときはこういう思考に陥ってしまう。私と親の関係が実際のところ良好なのか不健全なのかよく分からない。
これらを一通り考えた後、実家暮らしが本当に良いものか悩んだ。親のちょっとした発言やアドバイスで癇癪を起こしそうになることはよくある。実際自傷に及ぶこともある。親子関係を断ち切ってしまうほうが私の人生にプラスかもしれないと感じる。
でも一人暮らしを経験した身からすると、自分の力だけで生活するのは難易度が高すぎる。あまりにも私の生活力が低すぎるのだ。
次第に食事を摂らなくなり、風呂も入らず掃除もせず、ひたすらスマホをいじって1日が終わる。多分今回メンタルを壊した要因の一つは一人暮らしだと思う。
実家にいるほうがまだ精神的には安定している。たとえ定期的に癇癪を起こし、孤独を覚えるのだとしても。
将来的にはどうしよう。親もいつまでも生きているわけじゃないし、地元にいつまでも縛られているわけにもいかない。いつかは自分で稼いで自分の力で生活しなければならない。しかし、一人暮らしをしたら今度こそ死ぬとしか思えない。
そんなことを考えて、もうどこにも生きる希望がない気がして、プチ希死念慮に至った。希死念慮自体は軽いものだったのでしばらくうずくまり、日記に気持ちを書いて整理し、そして1時間ほど寝たら復活した。
本当、今後どうしたらいいんだろう。こんな些細なことでダウンしているようでは何もできやしない。将来生き延びている姿がイメージできない。
とりあえず、曖昧なままだった休学の目標を「一人で生きる力を身につける」にしてみようかなどと思った。いつかは一人きりで生きなければならないのだから。
2024/04/16