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2024夏に見たアニメ雑感

 夏アニメ、恋愛アニメが結構バラエティ豊かで多くて面白いクールでした。今期話題になったアニメで言うと『負けヒロインが多すぎる!』『時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさん』のようなポップなラブコメをはじめとして『義妹生活』『恋は双子で割り切れない』などニッチな需要を満たす恋愛アニメ(?)、話は馬鹿だけどボリュームマシマシ『女神のカフェテラス2期』、可愛いロボット少女との日常ラブコメ『ATRI-My Dear Moments-』『僕の妻は感情がない』あるいは爽やかな男女の三角関係が見どころの『先輩はおとこのこ』、早見沙織の『疑似ハーレム』など…。他にもラブコメアニメのバリエーションがたくさんあって楽しいクールだった。


視聴予定

リアタイして見たのは土曜夜だけ…

オリジナルアニメ結構見る気ではあったんだけど案外見る余裕なかった。バイト×バイト×バイトしてたりコミケ行ったり色んなアニメに追いついたり…。そもそも春クールより熱中した、というアニメ自体はそこまでなかったかもしれない。でも大好きなアニメはできたし充実度はあったクールだった。

夏アニメ個人的Tier表

狼と香辛料は2クール目で離脱…

SS.見て損なし
S.すごい楽しい
A.とても楽しい
B.楽しい
C.あまり楽しめない
D.まともには見れない

SS

負けヒロインが多すぎる!

輝け、ラノベラブコメ!

 A-1 Picturesの最強アニメ。愛知県豊橋市を舞台に負けヒロインたちが暴れまわる!というか暴れまわってたのは八奈見杏奈さんだけかもしれない。1話から作画も凄いし動きも丁寧だし、映像もとても綺麗で明るいので見ているだけでとっても楽しいアニメーションだった。話もラノベラブコメらしい話しながら主人公がキモくならず、とにかくヒロインたちが完膚なきまでに負けていく過程を描くストーリー。でもその思いはとっても真摯で純情(八奈見さんは特殊だが)。キャラの心情に寄り添った音楽とアニメーションで、それでいて暗くならずに1話1話明るく終わるから見終わったあともスッキリとした感じになるのがとにかく素晴らしい。もう絶賛するしかない。
 2020年代の俺ガイル、と言える作品かもしれない。そのくらい中学生の頃にこの作品を見ていたらだいぶ生活が狂っていたように感じる。

S

女神のカフェテラス2期

1期よりボリュームアップ!

 女神のカフェテラス2期は喫茶ファミリアをコピーしたライバル店が登場してどんな展開になるのかと思えばそれを引っ張るのではなく割とすぐ解決してメインキャラが増えただけだったのは笑った。ヒロインレースには参加しない使いやすいキャラの追加で話のボリュームやバリエーションも増えて人数も増えてとにかく騒がしかったアニメだった。強化された下ネタも増えたりギャグのテンポ感は1期そのままにより面白くなった。バカみたいなラブコメアニメで、とにかく見ていて楽しく元気になれるアニメだった。こういう深夜アニメがあると嬉しい。
 2期で追加された新キャラの中ではヴァレンティーナ吾妻(CV:芹澤優)さんがコメディリリーフとしても秋水ちゃん同様の活躍で1番好きだった。この子を雇用してる隼くんは大丈夫なんだろうか…^_‎^;

【推しの子】2期

舞台編!そして…!

 大人気アニメ推しの子2期。動画工房最高傑作。田中仁脚本。最初に始まったのはアクアや有馬、あかねが参加する2.5次元舞台編。劇中劇『舞台東京ブレイド』の制作過程で起こる原作者と脚本家の非常にタイムリーないざこざから、舞台を経て成長し、変化していくキャラクターたち。舞台編は張り詰めた展開に緊張感があり、作画も素晴らしく見応え充分で、エピソードとしても毎話毎話驚きがあり、クリフハンガーもエンディングの引きも1期同様にあるとても面白いアニメシリーズだった。ほぼ完璧。問題は東京ブレイド自体がキャラ漫画すぎるくらい。それだけ魅力あるキャラクターなんだろうけど。
 今期のMVPは黒川あかねちゃんで良いんじゃないだろうか。舞台編の演技も鬼気迫るものがあり、アクアくんのメンタルケアも彼女としてだいぶ心が接近していて、アクアが復讐、もう良くねー?ってなるのも支えてくれる彼女が隣にいるから、という影響が大きい。頭が良く機転も早いのでいろいろなことに気づいてしまうこともあり、終盤には事件の真相にも近づき、第1発見者にまでなった。それでも、あくまで冷静に状況を分析することができ、アクアに相談でき寄り添ってくれて弱みも見せるヒロイン力。この子が負けヒロインになる未来が見えない。
 原作も色んな意味で毎週盛り上がっているこの作品。魅力あるキャラクターにドラマ、サスペンス、ラブコメ入り混じった先に進むほどに気になる面白い脚本。また新たな展開が出てくる予感に色々思惑が入り交じる群像劇に。3期が楽しみです。

ATRI-My Dear Moments-

ロケットパンチです!

 海面上昇し、社会が変容した近未来で謎のロボット美少女アトリと出会う、僕と彼女のセカイ系ラブコメ。古の美少女ゲームの雰囲気で、清々しいほどに夏を感じるアニメ。まず作画が綺麗でキャラデザがとても可愛く、1話から凄く惹かれた。
 とにかくアトリちゃんが可愛い。アトリちゃんの可愛さで1クール持った。この作品に関しては序盤の日常ドタバタラブコメ展開に比べて後半伸び切らないというか、泣きゲーらしい感動展開には臨場感が足りなかったようには思える。結局夏生さんがヒューマノイド研究から何を見出したのか、どうしてアトリには感情があるように感じるのかなど、結構疑問にある部分をすっ飛ばして終盤の展開に持っていったため、わかりづらい部分もあった。まあ1クールでまとめるにはちょっと展開詰め込みすぎて難しかったようには思える。良いところも十分にあるが、足りてないところも目立った。
 まあでもそれ以上にアトリちゃんが可愛かったし、テンポが良かったので見ていて飽きが来なかった。ただアトリちゃんが可愛すぎてシリアスシーンでもアトリちゃんが可愛かったからそこまで暗くならなかったところはもったいなかったところ。可愛かったからしょうがないけど。やっぱり押しかけ女房みたいなヒロインは良いよね。
 アトリちゃんが可愛すぎてゲームもやりたくなって買ったしブルーレイも買ってしまった。このアニメの一番好きなところは日常回。とくに7話のデート回なんかは今期の中でも一番満足度が高くドキドキした。こういうプラトニックなラブストーリー、しかもセカイ系のアニメにここまで熱中したのは久しぶり。他のキャラも色々深堀りしてほしかった部分もあるので、ゲームやって楽しもうかな。

A

先輩はおとこのこ

明るい恋愛ドラマ

  蒼井さん(右上の元気な後輩)が花岡まこと(先輩、右下)に告白したら先輩は女装していた男の人だったが、どんどんアプローチする蒼井さんとまこと先輩の親友である竜二(左上)が仲を取り持ちつつ、関係性が変化する3人の学園生活が描かれる。
 蒼井さんがとにかく良い子で、彼女の明るく人を笑顔にさせる性格に救われるキャラもしばしば。特徴的なのはアニメの中でゆるいキャラデザになってゆったりする時間が結構あるところ。これはLINE漫画ならではだからなんだろうけど、雰囲気の良さというか、このぐだっとした日常感も好きなところ。登場人物も少ないのでしっかりとキャラを深堀りしてくれて、おかしい論理のキャラや展開などもなく、純粋に感情移入できる。ホモアニメでも百合アニメでもないんだよ、さっさと見なさい。
 このアニメの面白いところはあくまでまこと先輩が男の人であるところ。性のアイデンティティとしては単純に男であってトランスジェンダーになりたい、というわけではまったくない。あくまでトランスジェンダーのようなマイノリティを描く作品ではなく、普通の高校生だけどちょっとすれ違った関係性である、という。マイノリティアニメではないところが重要。今期一番過小評価されてるアニメなんじゃないか。

時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさん

太ももがエロい

 1,2話でラノベラブコメアニメとして素晴らしい始まり方をして今期アニメの話題を掻っ攫った今期覇権候補だったアニメ、序盤の萌え要素やちょっとエッチで可愛いキャラデザ、特徴的なキャラと、深夜アニメのラブコメが始まるのかととても楽しみにしていた、というか楽しんでいたが途中から大きく失速。話の軸が生徒会編になってアーリャさんがなんにもできないところを政近(主人公)が自分にしかできない才能を見せつける俺TUEEEEのチープななろう系になっていったのはかなりテンションが下がった。
 勿論もともとロシア要素はほとんどないし、周防有希さんの登場によって株を大きく上げたアニメではあるので、話が面白いというわけではないんですが、それにしても序盤の期待度からしたら一番下がった作品だったかもしれない。
 良いところとしてはED12種類というバラエティさ(映像が作り込まれているわけでもないからこれは序盤だけ良くて、後半はふーん程度だったが)マーシャさんがエッチな声をしている、周防有希さんがラスボスにギャグ、サブヒロインと大暴れしている、日常回はとても良かったところ。
 悪いところとしてはあまり語りたくもないがなろう系俺TUEEEだったのがバレたところ…。というかアーリャさんが可愛いのはいいからもうちょっとアーリャさんの魅力描いてくれ。こいつが頭いい要素どこにあるんだ。
 まあなんだかんだ言いつつラブコメアニメとしては30点くらいはあった。2期はあまり期待せず楽しみにしたいです。序盤のノリでええねん…。

真夜中ぱんチ

真夜中なのにおっはよー!

 落ちぶれたYoutberとヴァンパイアがタッグを組みYotubeチャンネル登録数百万人を目指す、お仕事コメディアニメ!PAワークスが作ったアニメらしくないカオス感のある設定ながら、やっていることはとにかく真面目。話が面白いわけではないんだけど、1クールオリジナルアニメとしても盛り上がりやキャラの深掘りまでしっかり描いたかなり王道かつ丁寧な作品だった。
 グループYoutuberとして色々企画・構成・撮影・編集含めて管理していくマネージャーの立場の真咲が有能すぎてそりゃ伸びるわと感心。今だと動画でバズるのもあるだろうけどSNSだったりShortsだったり、色々収益を確保する方法はあるんだろうけどこのアニメは基本Youtube一本で変に横道に逸れず最後まで一貫していたところもはっきりしていて良かったと思う。なんかビジュアル見たらはっちゃけ感あるんだけど変なことしないアニメなんだよね。
 最終話にかけたクリフハンガーは今期でもトップレベルの引きだったし、最後の結末も真夜中ぱんチらしい終わり方でとても良かった。見てて楽しいっていうのはやっぱ良い。

杖と剣のウィストリア

魔法学園のダンまち

 ダンジョンを剣で攻略するハリーポッター。魔法の才能のない少年が魔法学院が剣のみで成り上がっていく。なんかやけに作画が良かった。途中で冰剣の魔術師のレイ=ホワイトみたいなライバルキャラが出てきて決闘するんだけどこいつがもうヌルヌル動く。冰剣の戦闘はめっちゃ好きだったんだけどこっちは迫力違いすぎてびっくりした。あの回が夏アニメの中でも一番印象に残ったな。
 個人的には日常回があまりにもなかったのが残念。魅力的なヒロインも結構多そうなんだけど展開のスピードが早すぎてそこまで感情移入できなかった。2期には日常会を期待したいです。絶対どっか遊びに行ってるだけで面白いエピソードにはなるでしょ。キャラはまあどっかで見たことある顔ばっかだけどそれなりにそれなりではあるし。
 剣と魔法の世界ではなくて、魔法の世界を剣で戦うっていうのが良い。フリーレンの世界だったら魔法強すぎて使い物にならないぐらいな気もするけど、終盤には魔法と剣の合せ技も見せてたし、剣で世界を変えていく、ってくらいだからね。今後も剣一本で魔法使いを倒していってくれるでしょう。

逃げ上手の若君

1話は今期1番

 今期1話のあまりの完成度と時行のオスガキが話題になったCloverWorksのジャンプアニメ。幕府の後継者である時行が鎌倉幕府を滅ぼされ、死なずに逃げて足利尊氏打倒を狙う戦記ファンタジーアニメ。『暗殺教室』のテンションそのまま、突き抜けたギャグや慈悲のない描写、突飛なキャラクターたちが特徴的。実は一番期待していた作品。楽しめたは楽しめたけど満足度はそこまで高くない。
 このアニメは話数話数によって良い悪いが結構はっきりしていたように思う。見応え抜群のアクション回があれば、戦闘のテンポがあまりよろしくないくらいにぶつ切りされていたり差し込まれるギャグによって感情移入させなくしている。このあたりは残念。作画も凄い優れた回もあったけど最終話まで持たなかった。まあ1話があまりに作画凄すぎてびっくりしたけど、あのクオリティでTVアニメシリーズでやるのは難しかった。エピソードも後半にかけて魅力が少なくなっていった感じ。6話くらいまでが一番楽しかったかもしれない。
 まあそれでも全体的に見れば作画だけでも楽しいアニメだったし、魅力的なキャラクターがいるのは確かで、時行さまがもう少し物語を動かして行ってほしいところ。ほかキャラの活躍シーンもそこまで描いてはいないので、2期も決まったことだしその当たりに期待したい。

B

ラーメン赤猫

スマホゲームもある

 猫が経営するラーメン店にブラック会社を辞めアルバイトとして勤める女性が主人公のほわほわ日常コメディ。オープニングをCMで聞いたことがきっかけで見始めた作品だったけど結構好みな作品だった。正直猫が可愛い作品ではないので(めっちゃ喋るし人格がある)猫好きが楽しめるみたいな作品では無いと思うが、ラーメン店で行われる日常のあれこれやトラブルが猫と組み合わさってなかなか面白い事案になっていた。作画は3Dでもあるが悪くはなく人形劇みたいな感じはしなくとても可愛かった。早見沙織さんのクリシュナさん可愛いよね。
 好きなキャラ(猫?)は佐々木さん。俺もあんな上司の下で働きたい。

義妹生活

質アニメみたい

 親の再婚によって同年代の女子高生との二人暮らしの生活が始まるラブコメ設定の日常ラブロマンス作品。日常系というよりも、生活記録系な感じ。話に盛り上がりがあるというわけでも起承転結やメリハリがしっかりしている、というアニメではなくすごく淡々とした画面なので最初はかなり困惑した。話に内容はなく、ただ食事して、会話して、のちょっとしたやりとりを大事そうに映す。そのすべてが記憶の残る家での出来事なんだろうと思うと納得はいく。ぱっと見でわかる作品でもないので視聴カロリーはかなり高い。というか、結構視聴者がどう解釈するかで評価がわかれる作品だと思う。全体的に演出含めてかなり特徴的な作品だが総合的にはよくできた作品であるので、この作品を冷笑するようにはなりたくないとは思う。
 個人的には、この淡々としたアニメのお話自体に意識の高さを感じたり、キャラの造形があまりリアルというわけではないのも結構苦手だったりしてそこまで好きといった作品ではないものの、作品の出来はかなり良かったんじゃないかなあとは思う。最後まで盛り上がりもなく、ちゃんと楽しめたという1話はなかった。

FAIRYTAIL100年クエスト

久しぶり!

 久しぶりのFAIRYTAILアニメ。今も昔も大好きな思い入れのあるアニメ。このアニメに関しては作品のクオリティとかより令和にFAIRYTAILのアニメが放送されているということが嬉しい。
 アニメ自体はJ.C.STAFF制作でクオリティに関してはそこまで高くなく勢いも落ちているようには見える。今までの因縁とかもなくただ手探りでOVAエピソードを作っているような感じでもあるのでTVアニメとしてみるとめちゃくちゃ面白いわけではないし、戦闘力もインフレしきったので調整するのがなかなか大変ではある。まあ元々本編のラスボスであったアクノロギア級のボスを配置しているわけなので、続編からして無理はある。このアニメも2クールだし、始動したからにはゆっくり最後までやってほしい。

天穂のサクナヒメ

米を作り、敵を倒せ!

 大人気ゲームのアニメ化。PAワークス三人衆の中でも1番落ち着いた作品。自堕落な生活をしていた神、大空直美サクナヒメが失態により都を追放され、荒れた島の調査に駆り出される。島では米作りをしながら鬼を討伐していく。米作りで話題になったゲームだけど、本質はアクションRPG。このアニメも日常の中で挟まれるアクションが多かった。
 米作りの魅力が描かれている、というアニメではなくゲームでは無いので苦労する過程もそこまで描写できないのがメディア展開の難しいところだが、サクナヒメが努力し苦労しながら米作りをし、完成した時には達成感もあったし、1話完結型でちゃんとオチをつけて終わるので1度見た時の満足感も高いアニメだった。
 農林水産省とコラボもしている。https://www.maff.go.jp/j/pr/social_media/sakuna.html#tips

ダンジョンの中のひと

ほんわかさと残忍さ

 凄腕冒険者のクレイさんがダンジョンの管理者のベルにスカウトされて人材不足のダンジョンの管理人として一緒に働いていくことになる日常癒し系作品。世間知らずでクールなクレイさんと天然でゆるふわ系少女ベルがダンジョン管理を通して絆を深めていく可愛いほのぼのアニメだった。
 そうはいってもダンジョンなので普通に人は殺すアンバランスさも見どころ。ダンジョンの設定や管理、エンタメを考えてどのように罠を配置するかとか、ダンジョンに湧き出てくるスライムは無限なのかみたいなRPGによくあるような細かいところを少し外しながらもうまくついてくる世界観が面白かった。
 あんまり百合アニメで括るのって良くないとは思うんだけど、百合アニメとして見てもベルとクレイさんの関係性とか掛け合いが非常に心地良く、深い信頼を得ていくのがとても心が暖かくなった。作画が可愛い萌えアニメって感じではないのもプラスポイント。

俺は全てを【パリイ】する〜逆勘違いの世界最強は冒険者になりたい〜

パリイ!パリイ!パリイ!パリイ!

 勘違い系異世界なろうファンタジーアニメ。普段は異世界系というだけでかなりキツイんだけど、このアニメはまあ主人公の勘違い度合いのキツさや話の進まなさに目をつぶればテンポもよくストレスフリーで十分楽しめるアニメだった。
 主人公はまあよくある素のステータスを極めすぎて振り切れた最強だけどそれを理解していないっていう感じ。まあやってる事は正直出オチなので最後まで1クール持たなかったかなあという印象。そして基本戦っててもあまり危機感を持ってないので臨場感がないのが勿体ない。強すぎるからしょうがないしそれがストレスフリーにもなるんだけど熱を入れては見れないアニメだったかなあ。まあなろうファンタジーでは良いアニメだったとは思うけど、それ以上ではない。

C

2.5次元の誘惑

えっちなジャンプの『着せ恋』

 非リアの陰キャぼっち少年が超美少女の天乃リリサと出会いエッチなコスプレ衣装を見せつけていくちょっとエッチなラブコメハーレムアニメ。コスプレをテーマにしたアニメではお色気やドラマ、ラブコメ含め被る『着せ恋』が印象のに残ってるので、このアニメはどうなんだろう…?と思ってたけど序盤のお色気要素があまりにもキモすぎて意気消沈。
 そして出てきたのは脳内だけで行われるコスプレバトル展開。コスプレが自己表現だっていうのはまあわかるんだけど、そのキャラが好きだからコスプレしたい→するのは良いんだけど人に見てもらうためにイベントに出るっていうのはやっぱり承認欲求なのかな?目立つのが戦いなの???コスプレ四天王ってえなこ、伊織もえ、霜月めあ、Liyuuみたいなことなんでしょうか。あれってほとんどセクシー路線だったりやってることほぼグラビアアイドルなんだけどそれは良いんでしょうか…。リリサも痴女みたいな格好して写真集出すのかな。いやもう一話からリリサは痴女だったわ。キャラが可愛いから見てられるけど、正直このノリは結構きつかったな。まあ2クールアニメではあるのでとりあえず最後まで頑張って見たいですね。2クール目からのほうが面白くなるらしいので。

小市民シリーズ

共依存の関係

 『氷菓』作者の日常推理モノ。岐阜!演出がかなり特徴的なアニメで、会話シーンが異常なまでに静かでBGMがほとんど使われない。そのうえでボソボソ喋る小山内さんの声があんまり聞こえず集中できないレベルだった。会話劇が面白いというわけでもなく、どうでもいい日常に潜む謎を推理するだけなのになんでこんなイキった中二病みたいな感じになってるんだ…。とかなりシュールな感じになっていた。とにかく画面を見ていて楽しい場面があまり来なく、なんでこうなってるのか正直イライラするアニメだった。普通にアニメ作ってくれよ。途中まで小山内さんしか魅力ないアニメなのに小山内さん自体思考が見えてこないしどういう背景なのか知らんが(この辺小市民を目指すに至る過程を説明してほしかったな~)スゴいプライド高い激重女という感じであまり好みにはなれなかった…。お話はまあ悪くはないんだけど展開に盛り上がりがあるわけでもなくとにかく淡々と進むので違和感が凄い。普通に苦手なアニメだった。結局結論ありきの推理になってるのもキモい…。

D

しかのこのこのここしたんたん

TikTokで人気のアニメ

しかのこのこのここしたんたん。
 1話放送前にOPで大バズリした戦略は凄かった。TilTok上の流行りとして盛り上がったが、放送がはじまってからは徐々に鎮静していった印象。まず1話が面白くないからね、しょうがないこれはもう。女子高生謎部活日常系ものできらら系の系譜っぽさはあるんだけどしかのこのカオスさが全然面白につながっていないし、シュールギャグにすらなってない。ツッコミも弱いし、話の勢いだけでテンポ感もいまいち。ニコニコで見たところで面白くはならない。
 ただしかのこがつまんないなんてのは誰が見てもわかることなので、良いところを考えていきたい。まず、女子高生日常でバカ作品としてはゆるーく見れるという点ではかなり良かった。基本的には面白いところがないクソアニメなんだけど、まあ続けてみれば悪くないくらいの雰囲気はあったと思う…。
 いややっぱ面白くないわ。まあごちうさも面白くないんだけど萌え要素がたっぷりあるじゃないですか。しかのこにあるのはシュールさと退屈さだけで、可愛いキャラとかまあ良いエピソードあっても印象に残らないじゃん…。OPだけ良いクソアニメなんてなんぼでもありますからね。まあ一クール破綻させることなく毎週色々鹿に絡めたエピソードがあっただけ完成度は高かったんじゃないですか…。

菜なれ花なれ

菜なれ花なれ つまらない 🔍

 "チア”をメインとし、応援していくことがテーマの色づかいが変な女子高生青春アニメ。このアニメはとにかく話のまとまりがなさすぎる上に最初から最後までなんの話してるのこれ?となるし唐突な急展開はお手の物。とにかくパッションで解決するのが多いのでまあ目指してるのはラブライブなんだとは思う。
 そもチアの魅力というのがわかってないのにみんななんか応援することに取り憑かれたりしてるし、どこか見逃したエピソードでもあるかのごとくポイントポイントで辻褄が合わなかったりする。話の軸もポンポンズにしたいのかチア部で描きたいのか、だとしたらキャラが多すぎるしそこまで掘り下げが足らなかった。キャラは可愛いし萌え要素もあってもっと話題になる要素自体はあったように思うが、とっつきづらさにどうしたいのかわからない脚本も相まってどうにも消化不良だった。
 ただ、個人的には野球応援回とかバカ元気なかなたとか車椅子の伊藤美来とかパルクールちゃんとか色々個性あって可愛いキャラクターばっかだったし、もっと可愛く日常回とかがあってほしかったしもっとやりたいことを明確にしてほしかったなあと。とにかくやりたいことも全部尺不足な感じで評価できない。最終話のぶっ飛ばし方はもはや事故。

脱落

〈物語〉シリーズ  O&Mシーズン』は撫物語が終わるまで見てたけどABEMATV限定なのと土曜の22時にはアニメが見られないこともあって一回見逃したら見られなくなってしまったのと、そもそも今現在物語シリーズ自体終物語までしか追いつけていないのもあるので秋にもう一度見返していく。多分見てたらSくらいに置いてるはず。シャフトらしい演出爆発で文句なしに面白いアニメではあった。
 『疑似ハーレム』は4話で切った。楽しく見てたけどこの作品毎週追うのはちょっとキツイな…。と感じてしまった。作品自体は可愛いラブコメで原作も好きな作品なので秋にでも時間が空いたら見たい。
 『Vtuberなんだが配信切り忘れたら伝説になってた』は3話まで見てた。VTuberは高校の頃好きだったけどこのノリがアニメに出てきたら激寒だしVTuberの姿で生きてるの違和感が強くて真面目に見れない作品だった。作品自体はギャグアニメとして色んな挑戦してて頑張ってたと思う。
 『恋は双子で割りきれない』は3話まで見てたけど主人公が好きになれないのとキャラがあんま好きになれなかった。なんか意識高いのが怖かった。
『なぜ僕の世界を誰も覚えていないのか?』は地味にキャラデザが良くて期待してたラノベSF作品だったんだけど途中からやってることが全然わかんなくなった。6話くらいまで見てたんだけどこのあたりからクオリティも落ちて凡百のなろう異世界ハーレムと同じ匂いがした。

好きなキャラ3選

アトリ(ATRI-My Dear Moments-)

CV:赤尾ひかる

 とにかくアトリちゃんが可愛かった1クール。アトリちゃんをずっと見返してました。内容はそんなに覚えてないです。こんな可愛いキャラと日常ラブコメしてるだけで楽しいからね、文句なしですよもう。「高性能ですから!」「ロケットパンチです!」「ロボット・アイ!」などコミカルなセリフもとにかく可愛かった。この子がアニメでいっぱい動いたという時点でこのアニメには感謝するしかない。アトリちゃんのエッチな水着姿結構披露してたけどマジでエッチだった。でも性的な欲望はわかない。ずっと夏生さんと夫婦漫才しててほしい。喋ってるだけで楽しそうだよなこの子。

鶴河秋水(女神のカフェテラス)

CV:鈴代紗弓

 秋水ちゃんは今回1期の頃に比べるとだいぶ存在感を増したキャラで、メイン回も充実したエピソードで、普段おちゃらけている彼女が真面目な顔をしているギャップが良い。2回くらいおっぱいを揉んで、一回ちんちんを揉まれあった仲ですね。おバカキャラではあるんだけど考えておバカキャラやってるだけなので割と落ち込むと静かだしネタがウケないと沈むというのが面白い。ゴリラ姿に爆笑してしまった。このアニメには秋水ちゃんが必要不可欠。

ベル(ダンジョンの中のひと)

CV:鈴代紗弓 

 穏やかな性格と残忍な面の二面性のある少女。ずっとダンジョン経営をしているので友達がいなく、とにかくクレイさんと喋っているのが楽しそうで可愛かった。鈴代さんがあまりやるイメージのないおしとやかなキャラクターだけど抜けているところもあって結構ポンコツでクレイさんから突っ込まれて「あ!」って言ってるところが可愛くて萌えた。

好きなOP3選

わがまま(先輩はおとこのこ)

 個人的には先輩はおとこのこは数多あった青春アニメの中で一番好きだった。その理由には歌の良さも含まれている。その中でとにかくこのアニメの雰囲気が出ている清々しく、爽やかで明るい気持ちになれるOPがお気に入り。

赤猫(ラーメン赤猫)

 このオープニングが理由で見始めたと言っていいくらい曲がキャッチーで好き。曲の歌詞から清々しいTheアニソンという感じ。このラーメン店と一緒に明るい日常があり、聴くだけでとにかく心が暖かくなる。春アニメで1番好きだったOP
は『声優ラジオのウラオモテ』なんだけどこの曲も同様のスルメソングだった。

あの光(ATRI-My Dear Moments-)

 意外とアトリのオープニングは過小評価だと思ってるんだけど、乃木坂が美少女ゲームのアニメOPを歌っているという点ではちょっと怖さがあったんだけど綺麗なアニメの雰囲気を良く出していて合ってた。

好きなED3選

ブループリント(ダンジョンの中のひと)

エンディングかわいいーーー。ぴょんぴょんしているアニメーションが好き。

CRAZY FOR YOU(負けヒロインが多すぎる!)

平成レトロ恋愛ソングカバーの一つ。夜空は君への滑走路って良い歌詞だ。あんまり負けヒロイン!って感じの映像はなんか気持ちが乗らないんだけど焼塩さんのエンディングはかなり好きだった。

鎌倉STYLE(逃げ上手の若君)

ぼっちぼろまるってうちの大学に来たことあるんだよね。

総評

 2024夏アニメ。個人的にはなろうアニメがあまり多くなく、個人的には結構楽しめたクールだったけど期待してた『菜なれ花なれ』ほかオリジナルアニメはあまり伸びないクールだったなあと。土曜アニメは楽しかったけど、ラノベアニメが少なかったのは惜しい。春アニメに比べて後半にかけて盛り上がるアニメはそんなになかったかな?自分が見てないアニメの中にはあったのかも。
 夏に見たアニメでいえば『きみの色』は結構良かった。優しさしかないアニメで心が温かくなった。あと『駒田蒸留所へようこそ』これはすごい面白かった。お仕事アニメって長すぎるとダレるからこういうちゃんとしたスパンで何かの目標に向かってやるんのが一番良いよね。あとニジガクの完結編はマジで完璧な出来だった。ニジガクファンしかあの1時間を味わえないのがもどかしい。謎に初めてニジガクのライブ初めてあたったので20日には横浜に行きます。『ふれる。』はまだ見れてない。早く見なきゃなー。
 そんな感じで色々バラエティあって夏アニメも楽しかったです。秋アニメは『嘆きの亡霊は引退したい』がおすすめです。


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