【目標×効率学習】「レッスン」ではなく「セッション」
toA ミドルボイス構築コーチです。
今回は「レッスン」についてお話したいと思います。
このような方々の参考になれば幸いです。
さまざまな習い事や学んでいくことに共通することなのですが、今回はボイトレを例えとしてお話していきます。
達成・習得を早めるためには?
皆さんはレッスンと聞くと、
どういうことをイメージされるでしょうか?
「緊張しないかな?」
「上手くなりたい!」
「どのくらい時間がかかるんだろう?」
など、
さまざまなことをイメージされるかと思います。
ですが、目標は共通して、
達成や習得すること
だと思います。
達成・習得は人によって、その早さは異なるものです。
環境、時間、金銭的などさまざまな要因がありますが、
ご自身の意識の違いで変えられる要因が存在します。
では、
早く達成・習得するためには
どのような要因が必要となるのでしょうか?
詳しくみていきましょう!
目標の設定
短期・中期目標と長期目標
まずは、達成・習得するためのゴール地点である
目標の設定が必要となります。
目標を達成・習得するためには、
計画性のある設定をすることが重要です。
長期目標
達成・習得したい結果(理想)を概要としてまとめたもの
短期・中期目標
長期目標を達成・習得するために
期間を設定して、具体的かつ実行可能な活動を示したもの
この2つの目標のメリットがどう違うのかを
比較してみると
になります。
この2つの目標は並行して取り組むことが重要です。
長期目標を設定しても、
具体的に何をすれば良いのかという
短期・中期目標がなければ、達成・習得は出来ません。
同じく、
短期・中期目標で具体的に活動をおこなっても、
何のためにおこなうのかの長期目標がなければ
方向性や一貫性がなく達成・習得は出来ません。
長期目標は短期・中期目標よりも上にあり、範囲が広く、時間や達成率を数値化するのが難しいものになります。
短期・中期目標は範囲が狭く、時間や達成率を数値化したり、測ることが可能な具体性を持っています。
長期目標という指針で
短期・中期目標を積み重ねた結果が、
最終目標の達成・習得に繋がるといえるでしょう。
効率的な学習
リラックスと効率
目標を設定して実際に行動を起こす時に、
効率的にそのタスクを積み重ねていくことは
より早く達成・習得することに繋がります。
効率を考えた時に、必要となるのは脳の分野です。
どういう状況が効率的に記憶することに
向いているのでしょうか?
まず、記憶を阻害してしまうものとして、
ストレスは記憶にとって大敵です。
脳がストレスを感じると、
身体からグルココルチコイドという
悪玉ホルモンが分泌されます。
これは記憶力を低下させる原因となります。
また、ストレス下での脳波はベータ波という状態で、
緊張やイライラしている時にこの状態になります。
逆に、リラックスしているときの脳波はアルファ波という状態で集中時にもみられる脳波になります。
さらに、
アルファ波よりも深いリラックス状態で
観察される脳波として、シータ波という状態があります。
これは
新しいものを見たり、感じたりするときに、
興味を持ってあれこれと考えているとき
にみられる脳波となります。
このシータ波は
少ない刺激回数で長期記憶に記憶が送られる
という特徴があります。
つまり、
興味を持っていることは簡単に覚えることが出来る
ということです。
「好きこそものの上手なれ」
というのは、
シータ波が関係しているということです。
頭で覚える記憶と体で覚える記憶
長期記憶の種類の中に
知識記憶、経験記憶、方法記憶
というものがあります。
知識記憶・経験記憶→「頭で覚える記憶」
方法記憶→「体で覚える記憶」
ともいえます。
方法記憶のわかりやすい例えとしては
自転車の乗り方が挙げられます。
多くの人は自転車の乗り方をいろいろと
意識して覚えたわけではなく、
練習の中で無意識に覚えていったと思います。
そして、一度、自転車に乗れるようになると、
以降、自転車に乗らない期間があったとしても
乗り方自体を忘れることはないかと思います。
これは自転車の乗り方という
方法記憶を身につけているからです。
さらに、
方法記憶は他のことに応用することが可能です。
先ほどの例えから、
自転車の乗り方は原動機付自転車(原付)にも応用されます。
原付はペダルを漕ぐことはありませんが、
2つの車輪からなる構造でバランスを取りながら
エンジンを動力として前に進むという点から、
自転車との共通点が多いため、
人は無意識に自転車の乗り方を応用します。
これにより、
原付という新しい道具をより早く使えるようになります。
方法記憶は
過去の成功体験を新しい内容にスムーズに適応
出来るので、新しい内容を早く習得することが出来ます。
しかし、
この過去の成功体験と同じ方法が新しい内容に
合致しない場合、無意識下の方法記憶では
上手く適応出来ないことが起こってしまいます。
そこで
知識記憶・経験記憶が活用されます。
方法記憶とは異なり、意識的に記憶されるものです。
経験記憶は
自在に思い出すことが出来るだけではなく、
覚えること自体が楽で忘れにくい
という特徴があるため、
知識記憶を経験記憶にしてしまうことが重要になります。
エドガーデールの学習法則
というものがあります。
聞く・読む・見るといった
受動的な学習の定着度は10~30%と低く、
書いたり、自ら言葉にしたり、人に教えるといった
能動的な学習の定着度は70~90%と
非常に高くなることを示しています。
人に教えることが最も効率的なのですが、
いつも身近に教える相手がいるとは限らないので、
仮想の相手がいると想定して説明する練習
を行なうことが、経験記憶への近道となります。
経験記憶と方法記憶の両方の相乗効果で、
分析して修正しながら転移していくことが
効率的に達成・習得することに繋がります。
最後に
「レッスン」ではなく「セッション」
ここまでに
目標の設定、効率的な学習のお話をしてきました。
これらの内容からもお分かりいただけたように
受動的な練習や学習は目標の達成・習得に非効率的
といえます。
つまり、
講師から一方的に教わっている「レッスン」として
認識していると目標の達成・習得には時間がかかります。
目標や効率的な学習を考慮して、ご自身を分析して、
どう修正していけば良いのかを講師に質問したり、
能動的な練習や学習によって定着度を上げて、
レッスン時間を
講師と一緒に作り上げていく「セッション」として
認識を改めてみると、より有意義な時間として、
活用出来るのではないでしょうか?
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最後までお読みいただきまして、ありがとうございました!
それでは!