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あんしんして、弱みも強みも活かせる

「あんしんして、弱みも強みも活かせる」 そんな場が広がっていくといいな、と思いながら「つむぎ」の仲間と上映会のをすすめてきました。準備しながら、みんなに共有した言葉をここに残しておきます。

自分をゆるしてあげる

 何かに挑戦しようとした時に、足がすくんでしまう理由はなんだろう?力を発揮すると「調子に乗ってる」と冷めた目で見られる、失敗したら「ほら、やっぱり」と、あきれられる…そんな不安に駆られるのかもしれない。

 何をする時にも「私なんて」「下手ですみません」と前置きし、ほめられた時にも「大したものじゃないんですよ」とちぢこまる。傷つきたくない気持ちが静かにうずいて、身をかたくしているのかもしれない。そうやって縮こまりながら、人と自分にモノサシをあてては「あの人はすごいから」「私はできないから」と動く前からあきらめ、「どうせ…」ひねくれてしまう。

 踏み出すのもこわい、でもこのままの自分も受け入れられない、なんて情けない…と思うけど、そんな自分もそろそろゆるしてあげたい。何かやろうとした時に、冷めた目で見られたこと、あきれられたこと、誰もが一度や二度じゃなく経験している。「今までたくさん恥ずかしい思いをしたり、傷ついたりしてきたんだよね」と自分にやさしい言葉をかけて、少しずつでもいいから、変わっていきたい。みんなと一緒に。

 絵も歌も文章も、ウマイヘタって、あるだろう。でも、その人の心からでたものって、なんともその人らしいとしか言いようのない「味わい」がある。その音に耳を澄ませ、その色を味わっていたい。

 こういうのできるよ、こういうの好きだよ、こんなことやってみたい、をどんどん活かしていこう。みんなの弱みも強みも持ち寄って、下手でダメなところを笑ってもらって、得意なことで突っ走って、出すぎたり、引っ込みすぎたりしながら、あーだこーだ動いていたらどんどん心があたたかくなる、少しずつ力がわいてくる。

不完全さこそ愛おしい。
自分ゆるし修行しながら、まいりましょう。


※ちなみに私は、おしゃれ古民家カフェで打ち合わせしようと上映会メンバーに声をかけ、遅刻すれすれに現地に到着した上、財布を忘れました。さらなる弱みについてはマガジン「偽・ていねいな暮らし」をご参照ください。



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