週末日記 2/8と2/9の分

2/8(土)
大丈夫だろうと目覚ましをかけずに寝ると7時は過ぎていて、やや危ない。
今日は授業参観があるから平日みたいに息子は学校に向かい、わたしは途中参戦する。
とりあえず息子を送り出さなければと支度をすすめ、そうこうしていたら8時になりいよいよもう家を出なければならない時間だよ。
サタプラ観たいなとか言ってる場合じゃないよ。
行ってらっしゃいね。
わたしははなから一時間目を参観することを諦めていて、だからゆっくり準備をしてさて出来上がったねという時に慌てもせずに学校に向かった。
自分が小学生の頃は、こんなわざわざ土曜日に大々的に『授業参観』ってあったっけ?平日にさらっと終わるもんじゃなかったっけ?と思い、遊びに来ていた父に確認をすると、あんたの時から土曜日にあったよと言われてしまった。
わたしは一体何と勘違いしているのだろう。
とりあえず、授業参観って大嫌いだったな。
もう二時間目も始まっていてさらっと入るもきょろきょろしていた息子にすぐに気づかれた。
片手でピースをしてもう片方の手は3本指を立てて、三時間目からくると思ってたのに二時間目から来たんだねと口パクとジェスチャーで話された。
いいから振り向くな、前を向け。
突然の松岡修造節が炸裂しそうになる。
担任の先生は「今日は何をするんだっけ?」「みんなは~になりたい?」などと優しくて、でも親しみやすい感じで小一たちに話しかけていて、なのにそこから急に、でもさりげなく、ふっと声のトーンを落として、今日の題材の朗読を始めた。
え、先生の声ってこんなにダンディーな感じだったけ?
てかなにこの朗読、落ち着く~。
小学校の先生朗読集のCDがあったら、入眠するのにすごく良さそうだな。
優しさと落ち着きがつまった声で、興味のないお勉強のことを話してくれるのだからこりゃ寝れる。
話の内容は小物には威張って意地悪する狼が自分より大きい熊に優しくされたことで自分も小物たちに優しくするようになるといったものであった。
その場面場面を狼役の子、小物役の子に分かれて演じて、その時の各々の気持ちを想像してみる。
小一たちの語彙では、意地悪し終えた狼の気持ちは「いい気分だ~」が多くて、改心して小物に優しくしたあとの狼の気持ちも「いい気分だ~」であった。
すると、そこで先生が両方ともいい気分なら別に優しくしなくて良くない?と問いかけてきて、わたしは思わずマスクの中で「確かに」と呟く。
小一たちはすかさず、だめだよ~違うよ~と口々に言っていた。
両方ともいい気分なんだ。ほんとだ。
なるほどこれが世の中だと思った。
小一たちは違う、優しくする方がいいに決まってんじゃんと言うけど、いつの間にかそうじゃなくなるひと、いっぱいいるんだよ。
大人になるってなんなんだろう。
どこでそうなるんだろう。
この授業、小一向けなのか。色々考えさせられる。
あたい、もしかして授業参観じゃなくて授業参加している。
チャイムがなった。
あ~疲れた。ずっと立ちっぱなしで足が痛い。
足を曲げてストレッチをする。
息子にお母さん疲れたからもう帰ってもいい?と聞いて了承を得たので三時間目は観ずに帰らせてもらった。
家に着くと、娘は父と遊びに行っていて、誰もいない。
うわ~!家で一人だーーー!!
これ、娘も学校に行くようになったら二人分参観はすることになるけど、帰ってきたらしばらくは一人で家にいれるんだ~一人の時間出来るんだ~と考えて、2年後のそんな僅かな一人時間すら楽しみにしているわたしったら。
『そして誰もゆとらなくなった』の続きを読んで、とうとう読み終わった。
やだ~あのハイテンションの朝井文をまだまだ読みたい~!と思って、すぐに朝井リョウさんのエッセイ本をポチった。
娘と父が帰ってきて、父がお昼に最近ハマってるんだよね~とナポリタンを作ってくれた。
息子も帰ってきてみなで食べる。
息子って授業中に手ってあんまり挙げないタイプ?と聞くと、うん、恥ずかしいしと返ってきて分かる~お母さんも嫌いやったわとわたしは言い、息子はえっ?と驚いた。

2/9(日)
内容は覚えてないけど夢にさらば青春の光の東ブクロさんが出てきたことは覚えている。
確かちょうど一週間前、夢にさらば青春の光の森田さんが出てきた。
え、なんなの二人して。思ったけど、お二方からしたらわたしの方こそなんなの、夢に呼ぶなよって話である。
起きたらすでに子どもたちは元気に活動しておられた。
ゆっくり朝を過ごして、そのまま午前が終わる。
最近の日曜のわたしたちは午前中はパジャマ姿なことが多い。
これは親であるわたしのせいなのか。
世の人々は休日いつのタイミングで着替えているのだろうか。
聞きたいような、聞きたくないような。
昼は適当に冷凍庫にあったものたちを食べた。
妹家族の元へ行っていた父が戻ってきた。
甥っ子がもう自力で動けるようになってて(ズリバイ)自分で!動けるのね?!と興奮する。
父に子らを託して、わたしはUNIQLOに向かう。
仕事中に履いているヒートテックのズボンの洗い替えが欲しくて、もう何度か子どもたちとUNIQLOには行ってみたのだけど、落ち着いて探せたためしがない。
だから今回単独UNIQLOだ!いえーい!
久しぶりに一人で舞い降りたUNIQLO。
広ぉ………。
店の中をぐるぐる歩いてみたけど、目当てのものに巡り合うことが出来なかった。
欲しいものはネットでポチっとすることに慣れすぎて、店の中を探すということが出来なくなってきている。
信じられないけど、これが現実だ。
今のわたしにとってUNIQLOは広すぎた。
無念……。
気持ちを切り替えてカルディにも行ってみようか。
あの店頭でお姉さんが配っているコーヒー欲しいな、でも自分からくださいなとも言えないしなともじもじ思いながらさりげなくコーヒーを配っているお姉さんの近くに行ってみると、ちょうど粉をこぼしているところでコーヒーの提供どころじゃなくなっていた。
コーヒー?なんのこと?みたいな顔で店内に入る。
遭遇するひと、遭遇するひと、みなさん片手に紙コップを持っておられて勝手に少し、胸がうぅっとなる。
わ~今めっちゃわたしの人生っぽい~とも思った。
結局カルディでも何も買わず、家に帰る。
せっかくの一人でのうろつきだったのに、何も買わないみたいなこと多い。
そして家の中でUNIQLOのアプリを開いて、お目当ての物を注文しようとすると、ネットは売り切れで買えず、数十分前にわたしがいた場所には在庫があるので取り置きしときましょかとメッセージが出てきてズッコケそうになった。
もうめんどくさいから全てや〜めた!!
夜は父も一緒に近所の中華屋に行って、盛り盛り食べて満足する。
炒飯に添えられたあの具はネギくらいしか浮かんでないスープってめちゃめちゃ美味しいよね。
風呂に入ろうと浴槽に湯をはろうとしたら、栓がずれてて空っぽの浴槽がそこにはあった。
たまにそれする。しかも冬場に。
悔しい。
明日仕事なんて信じられない。

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