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スクールカウンセラーにできること

こんにちは。カウンセラーのひなたです。
運動会が終わり秋が深まる頃、子どもたちの新規の相談が増えてきます。
1時間目から放課後まで通しで相談が入っている日もあり、脳がオーバーヒートしています(笑)
忙しい中でも、子どもたちが「先生!この前相談した悩みは解決しました!」と元気に声をかけてくれたりして、そんなときは特にこの仕事をしていて本当によかったと感じます。

1日の流れ

7:30 出勤前
相談記録の確認(過去の相談や継続案件の振り返り)

8:00 出勤
1日のスケジュールの確認をコーディネーターさんと行う

8:30~12:30(1~4時間目)
児童のカウンセリングや保護者相談

12:30~13:30(給食・昼休み)
給食を食べながら午前の記録の作成
先生方と雑談ベースの相談をする
児童と一緒に給食を食べたり、昼休みに話したい子どもと相談することもあります。

13:30~16:15(5~6時間目・放課後)
児童のカウンセリングや保護者相談

16:15~17:00(放課後)
午後の記録の作成、報告書の作成、コーディネーターさんと担任の先生へのフィードバック。
保護者あてのお手紙を書くこともあります。

17:00 退勤
考え事(1日の振り返り)をしながら帰宅

このような流れの日が多いです。
もちろん学校によって違いがあると思いますが、8時間勤務のスクールカウンセラーの日程は似た流れになるのではないかと思います。

スクールカウンセラーあるあるだと思うのですが、とにかく記録をつける時間がないです。
タイピングはそこそこ早い方なので、文章の構成力や記録内容を精査する力をつけないとなぁと思っています。

気軽に話せる存在でありたい

私は大体いつもニコニコ(ヘラヘラ?)しています。
先生方から見ると「本当にこの人に児童や保護者を任せて大丈夫なの?ちょっと頼りないかも・・・」と思われているかもしれません^^;
キリっとした雰囲気は頼りになりそうですし憧れるのですが、親しみやすさが私のスタイルでいいかなとも思っています。
子どもたちが「話しやすい先生でよかった~」と言ってくれることがとても嬉しいです。

要望はしっかりと伝える

ヘラヘラしていても、先生方への子どもたちや保護者からの要望はきっちり(マイルドに変換しつつも真意が伝わるように)伝えます。
「こういうことに困っているようです」
「こうしてみるのはどうですか?」
「こういう風に声をかけてもらえると落ち着くと思います」などです。
小学校は2024年現在学級担任制なので、その担任のスタイルになるべく口を出さないという雰囲気があります。そのため
「こんな話、担任にご自分でされますか?教員の関係が崩れたりとか・・・」とコーディネーターさんに心配されますが
(私の担当コーディネーターさんは私をとても大切に扱ってくれます。本当に感謝しています)
そんな雰囲気やしきたりは知ったこっちゃないので、ニコニコと笑顔で伝えます。
「なるほど。そういうふうに児童(保護者)は感じていたんですね・・・やってみますね!」と言ってもらえることが多いです。

先生には時間が足りない

先生方は本当に忙しいです。
私が1つ、児童の問題を解決したからといって、先生方の圧倒的な時間不足には、なんの足しにもなっていないかもしれません。
しかし私は先生方とも相談したいと思っています。
お昼休みの雑談ベースの相談の中に、先生の一番の困りの種があったりします。

私にできること

子どもたちが毎日を楽しく生き、先生方がやりがいをもって働くことのできる環境になるよう、私は私にできることを精一杯やります。
困りのある児童の相談に乗り、子育てに悩む保護者に寄り添い、先生方と改善策を考えます。
時には先生方と冗談を言い合ったり、家族の話をしたり、先生が癒される時間を作ります。もちろん私も癒されます。
それくらいしか私にできることはありませんし、時にはそれを歯がゆく感じることもありますが、これからもマイペースに学校の一員としてやっていきたいと思っています。

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