トロトイカ

映画やドラマ、本の感想を書くようにしています。

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最近の記事

佐渡島をレンタカーで走る/海と山の旅

2022年夏、新潟県の佐渡島。二泊三日、海と山とグルメを満喫しました。海へ潜ること以外はノープラン。行き先をその場で決める旅、楽しかったー。 新潟港から佐渡島の両津港まで、ジェットフォイルという高速船で片道一時間。高速船なので甲板に出られませんが、あっという間に到着。 佐渡島の人口は5万人。島内には点々と市街地があり、買い物や食事に困りませんでした。 島内の交通手段は、レンタカーにしました。気ままに移動できるって最高。景色がいいし、マスクしなくていいし、クーラー効いてる

    • 世界が変わったとき、立ち向かうか、受け入れるか/映画『バズ・ライトイヤー』感想

      王道SF、好きです。無謀な任務、時間の跳躍、別れ、新たな出会い、王道の展開にワクワクしました。 宇宙の平和を守るスペース・レンジャー、バズ・ライトイヤーの操縦する宇宙船が、未知の惑星に墜落。乗組員1200人は地球へ帰るすべをなくしました。みんなを地球へ帰すため、未知の惑星を開拓し、任務に挑むバズの話です。 『トイ・ストーリー』シリーズのスピンオフですが、世界観もキャラクターも異なります。自分は『バズ・ライトイヤー』の後に『トイ・ストーリー』シリーズを見ました。 有能で努

      • 好きな色があってよかった

        みどり色が好きです。特に、深いみどり色が好きです。 最近まで好きな色はありませんでした。一年前、消去法でみどり色を身につけはじめ、目にするようになり、だんだん好きになっています。 好きな色があってよかったと思うこと。 選ぶ軸ができる色を選ぶときに迷わない。あとから「あっちが良かったかもしれない」と思うことがなくなりました。 選んだものがガラクタになって、選ばなかったものが輝いて見える感じ。軸ができてからなりました。 心から欲しいと感じる好きな色だから「これが欲しい」

        • 今も思い出す?成し遂げても癒えない喪失/映画『ソーシャル・ネットワーク』感想

          同僚のすすめで『ソーシャル・ネットワーク』を見ました。初見。 大学生のマーク・ザッカーバーグが、付き合っていた彼女にフラれます。そこで「彼女を見返したい」と一念発起、親友のエドゥアルド・サベリンと「Facebook」を作り、成り上がっていく話です。 「Facebook」が順調に伸びていく一方、マークとサベリンの歯車がズレていくさまが印象的でした。 怪物じみたSNS「Facebook」を作った一方で、マークの人間らしいふるまいがすてきです。リリース時に祈る姿(寝てるだけか

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        • 日記
          7本
        • 感想文
          8本

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          ネット炎上の苦悩と醜さと諸行無常/マンガ『しょせん他人事ですから』感想

          広告からキャラの表情とセリフ回しが良く、そのまま最新の3巻まで読みました。1巻はブロガー主婦、2〜3巻は芸能人の炎上。テーマはネット炎上ですが、さわやかな読後感です。 いわれのない誹謗中傷で炎上した被害者が、ネット案件に強い弁護士・保田 理に相談して、加害者と情報開示請求バトルする話です。 しょせん他人事、がポリシーの保田先生、好きです。常にニコニコ、仕事ができる人。依頼人にはデメリットも含めて正直に説明します。提案の選択肢も明快で、見習いたい。甘味とソシャゲが好きなとこ

          ネット炎上の苦悩と醜さと諸行無常/マンガ『しょせん他人事ですから』感想

          歌って踊って奪い合え/映画『少女歌劇レヴュースタァライト』感想

          感想を聞いてみたい、とおすすめされたので 少女歌劇レヴュースタァライト テレビアニメ(一話だけ) 少女歌劇レヴュースタァライト ロンド・ロンド・ロンド(総集編) 劇場版 少女歌劇レヴュースタァライト(完結編) を見ました。 名門演劇学校に通う9人の女の子の、学校行事と、卒業の話です。たぶん。そんな話の背景はありつつ、それより、一対一の感情のぶつかりあい、剣や刀を使った真剣勝負、歌、超現実な映像がアツい映画でした。 現実と空想の境目が急にあいまいになり、人の心象が物理的

          歌って踊って奪い合え/映画『少女歌劇レヴュースタァライト』感想

          大企業の陰謀に恐竜とアレを添えて/映画『ジュラシック・ワールド 新たなる支配者』感想

          『ジュラシック・ワールド 新たなる支配者』を爆音上映で見ました。爆音上映は、座席や体が震えるような音圧、その場にいるような没入感が好きです。恐竜の雄たけびや地響きを期待していました。まさか、虫の羽音を爆音で聞くことになるとは……。 『ジュラシック・ワールド』三部作の完結編。現代によみがえった恐竜が施設から解き放たれ、世界は混乱しています。その中で、恐竜やDNAを利用して世界を取ろうと企む大企業、バイオシン社の陰謀と戦う話です。 登場する人物も、恐竜も、虫も、多いです。その

          大企業の陰謀に恐竜とアレを添えて/映画『ジュラシック・ワールド 新たなる支配者』感想

          失敗を自分の足で取り返す/映画『ミニオンズ フィーバー』感想

          『怪盗グルー』シリーズのスピンオフ『ミニオンズ フィーバー』を見ました。おもしろいけど、自分は一作目の『ミニオンズ』が好きかも。 悪党に仕えることが生きがいのミニオンたちと、幼い怪盗グルーが、超極悪組織ヴィシャス・シックスの新メンバーになろうと奮闘する話です。 自分とミニオンの出会いは浅草花やしき。学生がミニオンのスマホゲームを遊んでました。可愛いような不気味なような、黄色いモンスターが気になったあの日から、シリーズを追いかけています。 新ミニオンのオットーにハラハラ

          失敗を自分の足で取り返す/映画『ミニオンズ フィーバー』感想

          ホントにキレイ/NHK『魔改造の夜 ペンギンちゃん大縄跳び』感想

          NHKオンデマンドに契約したので、初回以降を見逃した『魔改造の夜』を見ました。ペンギンちゃん回、人とマシンがよりそうアナログさが最高です。 『魔改造の夜』はおもちゃや家電を魔改造して、技術者たちが競い合うシリーズ。この回のお題は、ペンギンちゃん5体を魔改造して、1分間の大縄跳びをいかに多く飛べるか。Rコー、Dンソー、S陽、三社の対決です。 RコーとDンソーは、センサーでジャンプします。 人が、縄をまわす ペンギンちゃんが、上を横切る縄を感知 ペンギンちゃんが、ジャン

          ホントにキレイ/NHK『魔改造の夜 ペンギンちゃん大縄跳び』感想

          自分のために自分のしたいようにすればいい/映画『PLAN75』感想

          地味SFと話題の『PLAN75』を見ました。地味SF、好きです。 少子高齢化が進んだ近未来の日本で、75歳から安楽死を選べる<プラン75>という架空の制度がはじまり、翻弄される人々の話です。 あらすじの印象より、悲壮感はありませんでした。生死の選択や、命の尊さより、登場人物みんなから「自分のために自分のしたいようにする」姿勢を感じます。 自立したい <プラン75>を利用しない高齢者のミチ。夫と死別、子どもはいない、ひとり暮らしの78歳。<プラン75>がはじまって3年、

          自分のために自分のしたいようにすればいい/映画『PLAN75』感想

          ふつうなんて言わないほうがいい

          「それってどんな話?」 「ふつうの、男女の恋愛の話」 失敗した。 男女の恋愛がふつうだと言ってしまった。 人によって「あたりまえ」は違う。歩く速さ、服の大きさ、食べる量、好きなこと、大事なこと、生き方、なにもかも人によって違うのに。 誰かのあたりまえと、自分のあたりまえは違う。でも「ふつう」と言うと「ふつうじゃない」が生まれる。ただ違うだけなのに「ふつうじゃない」は誰かのあたりまえを否定する。自分が言われたら傷つくかもしれないし、不快な気持ちになるかもしれない。 「ふ

          ふつうなんて言わないほうがいい

          両面焼いた目玉焼きがおいしい

          目玉焼きは半熟にするものだと思ってた。 黄身を半熟にしようとすると、透明な白身がのこる。苦手だ。白身に火を通したくてフタをする。黄身の表面が白くにごる。どこか不格好で気に入らない。 もう、黄身はとろっとしなくていい。目玉焼きは両面焼くことにした。ターンオーバーというらしい。仕上がりはほぼゆでたまご。それがいい。白身がカリッとして、黄身がフカフカして、おいしい。 この動画を参考に、両面焼きにした。 フライパンにオリーブオイルを入れて強火で熱する 卵を割り入れる 塩、

          両面焼いた目玉焼きがおいしい

          消しゴムが机から消えた日

          なにか絵が必要なとき、いつもえんぴつで書いていた。あのときは手書きの評判がよかったし、自分でも気に入っていた。パソコンやタブレットはあるけど、さっと作るなら、紙に書いてスキャンしたほうが早い。 だから、机の上に紙とえんぴつと消しゴムがいつもあった。書きはじめると消しカスだらけになる。利き手は紙とこすれて、えんぴつの粉で真っ黒になった。 ApplePencilを手にした日 ある日、友だちにApple Pencilをさわらせてもらい、紙に書く感覚と変わらないことに驚いた。数

          消しゴムが机から消えた日

          喜多見が紛争地域へ行く前に空白の三年間があった?TOKYO MERを考える

          このセリフが気になるんだけど。 なんで。 そんなに名前が知られてないことある? それに、喜多見はずっと国際医療組織にいたわけじゃないよね。 そうなの? 紛争地域を転々とした四年間 年齢とか経歴とか、作品内からわかる事実は太字にする。 2021年7月(38歳)TOKYO MER 発足 2021年4月(38歳)日本に帰国 一年間、収監されているから… 2020年5月(37歳)椿を助けたことで逮捕、収監 2019年4月(36歳)ベネズエラ・ボリバル共和国で医療従事

          喜多見が紛争地域へ行く前に空白の三年間があった?TOKYO MERを考える

          音羽はいつ官僚の道を選んだのか? TOKYO MERを考える

          このセリフ、違和感ない? どこに? 医療の不平等を是正したいなら、まず官僚を目指すでしょう。どうして医系技官なんだろう。 うーん。 もとは官僚に興味がなかったんじゃない? じゃあ先に医者を目指したのかな。 母親のことを考える セリフから、ふたつわかるんだけど。 母親は死にいたる病だった 母親にお金はなかった 母親の病気を知っていて、お金がないのに医者を目指すかな。 医学部ってお金かかるの? 私立は数千万円、国立は数百万円だって。 へえ。 それより、病気を知ってるなら

          音羽はいつ官僚の道を選んだのか? TOKYO MERを考える

          ごみの日の朝、ごみを捨てて、袋をつける

          ごみ出しが苦手だった。燃えるごみの日の朝。ごみを出せなかった。 毎日いっしょの時間に起きる ごみの日の朝だけ早起きするのがつらかった。早寝して毎日7時に起きるようにした。毎日、起きる時間がいっしょだとつらくない。 ごみ箱を用意する 家にごみ箱がなかった。ごみ箱がきたない気がして袋を壁にかけていた。でも、ネコを飼いはじめて袋がネコのおもちゃになってしまった。困ったのでフタつきのごみ箱を買った。ごみ箱はすごい。 袋がネコのオモチャにならない 部屋の見た目がスッキリする

          ごみの日の朝、ごみを捨てて、袋をつける