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【2分読書】『上流思考―「問題が起こる前」に解決する新しい問題解決の思考法』

本日は『上流思考』について、内容を紹介します。

上流思考とは?

本書で、上流思考の例えば話として、「川の流れ」のたとえ話が出てきます。

・ある川で子供が溺れているのを発見した

・飛び込んで助けると、新たに上流から子供が何人も流れてくる・・・

・ある大人は「子供を流しているやつをとっちめてやる!」と上流に行った・・・

そう、下流で起こる問題に対処していても、問題は解決しません。

常に「上流思考」で根本に立ち返る必要があるのです。

ただ、多くの人は下流思考に囚われてしまいがちです。

その理由は「下流思考」は達成感があり、「称賛される」から。

例えば、ある警察官は、交通量の多い道路で、交通事故が起きないように見張っています(上流思考)

ある警察官は物陰に隠れていて、交通違反を見つけては切符を切っています。(下流思考)

どちらが褒められるでしょうか?

そう、後者なのです。

そして前者の警察官は、発生しなかった事故について知ることができないのです・・・。

本書では、このような話と、「上流リーダー」になれる7つの質問などについて書かれていました。

「下流思考」に陥りやすい3つの落とし穴

この本を読んだ後に、すぐに「下流思考」で物事を考えてしまっていた…。そこで、「下流思考」に陥りやすい3つの落とし穴を紹介します。

①問題盲(問題が見えない/仕方ない)
②当事者意識の欠如(それを解決するのは自分じゃない)
③トンネリング(いまは対処できない)

本書で刺さった一文

最後に、本書で刺さった一文を紹介します。

問題は近くから見なければ理解できない

問題に対応するだけの状態が続くと、問題を防止できることを忘れてしまう

1つの予防は100の治療に勝る

人間は同じ刺激が続くとすぐにそれに慣れてしまう

名前をつけると、問題から人々を目覚めさせることができる(例:セクハラ)

小さな問題が大きな問題を締め出してしまう

英雄的な救済が必要になるのは大抵の場合システムに障害が起こっている証拠

トンネルから脱するにはゆとりが必要(問題が発生している原因を話し合う時間を意識的に作る)

解約率を大幅に下げたのは「手ほどき」の取り組み

早期検知の絶大な威力

私たちは「ちょっと変えればいいだけ」のことをしていないために、毎日、
膨大な「ムダな作業」をくりかえしている。

でした。

最大効率×最大効果の問題解決術、良かったです。


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