【良かった箇所を引用②】『子どもとの関係が変わる 自分の親に読んでほしかった本』

前々回(↓)に続き、良かった箇所を引用します。

今回は本書の「境界線」を紹介します。

子供の行動が大人の許容範囲を超えてしまったとき、大人はつい怒ってしまいがちです。

本書では、この許容範囲のことを「境界線」と表現しています。

「境界線」を上手に活用することで、子供がより素直に言うことを聞いてくれるようになります。

具体的にどのようにすれば良いのか、引用して説明します。

正しい境界線を引く
 愛情と境界線は誰にでも必要です。どちらか一方ではだめなのです。
 境界線はどんな関係においても重要です。地面に引く一本の線のようなもので、あなたが他者に超えてほしくない線です。線を超えたところがあなたの限界で、超えられるとあなたは冷静さを失い、それ以上のストレスに対処できなくなります。
 だからこそ、限界に達する前に境界線を明示しておくといいのです
では、境界線をどのように明示すれば良いのでしょうか。本書にはさまざまな例が紹介されています。

『子どもとの関係が変わる 自分の親に読んでほしかった本』

その中から、分かりやすい例を2つご紹介します。

「前にも言ったでしょう、あなたが鍵をなくしたり壊したりしたら困る
の」ではなく、「私は鍵で遊ばれるのは我慢できないの」と言いましょう。言葉のわからない赤ちゃんが相手でも、自分の気持ちを伝えることを習慣にしておくといいでしょう。

『子どもとの関係が変わる 自分の親に読んでほしかった本』

このあいだの夜、いつもみたいに「歯を磨きなさい。 いますぐ磨いて! もう4回も言ってるでしょ、これ以上言わせないで。 いますぐ磨かないならテレビとゲームの時間を減らすからね!」と言う代わりに、「今夜は本当に疲れてるの。歯磨きのことでしつこく文句を言う自分の声を聞くのもほんとにもううんざり。お願いだから歯を磨いてきて」って言ったのよ。そうしたら息子はすぐに磨いたわ。かわいいやつ。

『子どもとの関係が変わる 自分の親に読んでほしかった本』

上記の内容を振り返ると、私は命令形で話してしまいがちですが、命令形は避けた方が良いようです。

また、「前にも言ったでしょう…」といった言い方もよくしてしまいますが、こちらも避けた方が良いようです。

ダメな言い方ばかりしてるな(笑)。

推奨されるのは「私は…が嫌なの(理由があれば理由も添えて)。お願いだから⚪︎⚪︎して」といった表現のようです。

確かに、子供も大人から、こう言われたら「しょうがないな」と思ってくれそうです。

世界で200万部以上売れている本はさすがです。多くの学びがありました。

本日は以上です。また来週更新します。

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