夏におけるロゴT問題
夏場に着るTシャツは、シンプルに見えて多種多様である。無地か柄物か、綿か化繊か、ジャストサイズか大きめか、など選択肢は沢山だ。かと言って重ね着は難しいため、おしゃれに見せるためにはTシャツ1枚のポテンシャルに頼らざるを得ず、左胸にブランドのロゴが付いたTシャツを着る人は多い。
ブランドにも色々ある。よく見かけるのはHML、A.P.C、play comme des garcons、MAISON KITSUNE、、、値段も1万円前後で購入しやすい。
夏場に着るブランドロゴTシャツについて、常々思うのは、そのブランドを普段から愛用していなければロゴTを着る資格が無いのではないか、ということだ。各ブランドが掲げるコンセプトや服の特徴などを理解してはじめて、あのシンプルなロゴTを着る資格を得られる気がする。
自分にはこのような感情があるため、どうしてもplay comme des garconsには手が出ない。メインラインの服を持ってないし、そもそも着こなす自信もない。そんな自分が、あのハートマークのロゴが付いた服を着る資格など無いと思うし、街中であのロゴを見ると、あなたはまずcomme des garconsの服を持っているのか、持っていたとして着こなせているのか、とかなり穿った見方をしてしまう。
と、自分の深読みが過ぎるのと性格の悪さが現れてしまうので、更なる悪口は控えることにするが、良いブランドを着る自分をアピールできるロゴTの選択には、自分自身も含めて気をつけねばならない。