四万温泉に宿泊(24年11月4日)
JR中之条駅からバスに乗車し40分、終点の四万温泉停留所で下車。標高700m。空気が冷んやりする。
宿泊予定の中生館に電話をして迎えに来てもらう。10分ほどで車が到着し、宿まで乗せてもらった。結構遠い。
旅館の玄関でスリッパに履きかえると一種独特の雰囲気のお姉さんが迎えてくれた。椅子に座って宿泊シートにサインをすると早速館内を案内してくれる。
まずはお風呂へ。男女入れ替え等の説明をしてくれた後、「すみません、お部屋にはバスタオルがないので、ここのタオルを何枚でも使ってください」と言いながら両手を擦り合わせてごめんなさいのポーズをする。いちいち動作がコミカルで面白い。
廊下を歩いてついていくと冷蔵庫の前で立ち止まり「こちらのお飲み物は部屋に持ち帰って飲んでいただいて結構です。あとで精算しますので」と言いながら、顔の前で水平にした両手の人差し指と人差し指を擦り合わせる不思議なジェスチャー(帳尻を合わせるという意味だろうか)をするので、笑いそうになった。
その後、お部屋へ。
夕食と朝食は時間になったら部屋に運んできてくれるという。「お客様のプランはセルフプランなのでお部屋にお茶はありません。ラウンジにおかれたインスタントのお茶をお飲みになってください」と言って、引き続きラウンジに案内してくれた。
ラウンジは新しく広々としていた。ここだけ雰囲気が違う。窓からはまっすぐに伸びた木々が見え、森の中にいる雰囲気。川のせせらぎも聞こえてくる。とてもいいな、と浸っているところをお姉さんが、ドリンクコーナーの引き出しを開け閉めし、独特のテンポとコミカルな動作で説明してくれる。
途中でだんだんお姉さんがぐんまちゃんに見えてきた。
お姉さんの案内と説明が終わったので部屋で浴衣に着替えてお風呂に行った。誰も居なかった。
露天の月見の湯は適温で川沿いの空気を吸いながら長湯できた。薬師の湯には二つの浴槽があり、奥の浴槽は結構な熱湯で草津を思い出す。温泉の湯は無色透明で無臭。とても柔らかくて優しい感じがした。草津のあがり湯と呼ばれているのが頷ける。
部屋に戻ってしばらくは体がポカポカしていたが、徐々に寒くなってきたのでファンヒーターをつけた。
18時半に部屋の電話がなり、お食事をお持ちしますとの事前連絡があった。
御膳台に載せられた料理はどれも美味しかった。特にお櫃の白米がめちゃめちゃ美味しくて、沢山入っていたにもかかわらずほぼほぼ完食した。
夜食用にポップコーンをお願いしたら、これからお作りしますねと言って持ってきてくれた。
塩味最高!