プロダクト開発組織に良い情報が行き交うように、社内発表会を1年間運営してみた話
こんにちは!田中大登(@tnkdaito)です。
グルメサービスRettyでプロダクトマネージャーをしています。そしてProduct Weekendというプロダクト開発に特化したテーマの社内向け発表イベントの運営責任者もやっております。
2019年の11月からProduct Weekendを運営し始め、2年目に突入したので運営の背景や内容や結果をできるだけ具体的に記載します。
こんな人に読んで欲しい
・社員数が増加し保有している情報量に格差があると感じている方
・部門やチーム数が増加する中でプロダクト開発に一体感を持たせたい方
・プロダクト開発に関わるメンバーのスキルアップを図りたい方
組織体制の設計に関わるような役割の方にしか興味がないトピックかもですが、備忘録も兼ねて文字におこします。参考になれば幸いです。
Product Weekendって何?
Product WeekendはRettyのプロダクトに関してより深い理解ができる場、ナレッジ共有の場になればと思い運営している社内向けの発表イベントです。質疑応答も込みで1人20〜30分の発表を2名分行っています。(詳細は画像で)
Product Weekend運営に至った背景
Rettyでは毎週月曜日に全社員が集まり進捗や情報を共有する全体会議という会議体が存在します。全社の情報格差をなくすため一役買っていた会議体ですが、人数が増えチームが増えたことで時間内に収まりきらない情報量になってしまいました。改善として情報の粒度を荒くし、全体像が掴める情報のみの共有となりました。
全体会議での情報粒度が荒くなってしまったため、もう少し粒度の細かい情報を流通させ開発に生かせる仕組みを作れないかと模索した結果、このProduct Weekendが生まれました。
ちょうど社員数が90~100名ぐらいになったころだと記憶しています。
Product Weekendの運営体制
運営の参加希望を募り、声をあげてくれたメンバー3〜4人で運営しています。やることは単純で発表者へのリマインド・当日の司会・バックナンバーへの記載などを行っています。
その他運営メンバーで10分〜30分MTGを行い、アンケート結果から発表者の検討や改善点などを会話しています。
ちなみにアンケートはPollyというサービスを活用しており、改善に活用しています。直感的にアンケートを作成し、任意のslackチャンネルに、任意の時間で送信できることに魅力を感じて使い続けています。
Product Weekendを1年間運営してみた結果
1年間運営してみて、このProduct Weekendがプロダクト開発における情報共有の場所として浸透し、重宝されている感じがしています。
具体的には何か新しい取り組みや進捗などを共有をしたい人が「Product Weekendで話したいんだけどー」と依頼をくれるようになり、社内の会話で「これはProduct Weekendで共有するとみんなのためになるから発表したら?」と運営が関わらないところで会話されているなど。
またRettyプロダクト部門執行役員の野口も、noteにてPMスキルボトムアップに向けた行いの1つとしてProduct Weekendに触れています。
結果的に社内で重宝されるイベントとなり、だいぶ先の予定まで発表予約で埋まっているような状態になりました(ネタ切れに怯えなくて良いので運営的にも有難い状態w)
Product Weekendの今後の展望
今後は引き続き運営を行いつつ、新たな発表体系も模索できたらと思っています。具体的にはもっとカジュアルに発表できたり、複数人でパネルディスカッションをしたり、ワークショップを行ったりと、プロダクト改善に関する情報や知見がますます行き交う場所にしたいです。
その先に望むこととしては、現在のオンライン上でしかコミュニケーションが取れない環境下でも、同じ会社で働くメンバーのことをProduct Weekendを通して詳しく知り交流しやすくするきっかけとなっていけば嬉しいです。
最後に
人数やチーム数が増えるに伴って、Rettyではこんな工夫をしているよ。ということが伝わり、似たような課題を抱える誰かの参考になれば嬉しいです。
またRettyでは食を通じて世界中の人々をHappyにする仲間も募集中ですので、興味があればぜひお話ししましょう!
関連トピックでもあるので先に触れたPO野口のmeetyもはっておきます!
読んでくださりありがとうございましたっ ご意見ご感想などあればぜひTwitterで教えてください! 頂いたサポートはnote執筆のためのカフェ代に使わせてもらいます!