世界一役に立たない共通テスト英語(リーディング)分析
問題はこのあたりで見てください。いや,見るかどうかはこの記事を最後まで読んでから決めてもらったほうがいいかもしれません。
有益な解説は山添玉基先生が無料公開してくださっています。今日から山添先生のことを「山の神」と呼んでいきましょう。
また,竹岡広信先生による動画解説もあります。
私のリーディング(文章読解)に対する基本姿勢は以下のツイートを読んでください。
「新しい知識や視点を得ることもなく、感動することもない文章を読ませるな」というのはあの試験が始まってからずっと思っていること。
— 田中健一/Study Navigator (@TNK_KNCH) January 14, 2024
「読む前の自分」と「読んだ後の自分」に変化が生じない文章を読まされるのは拷問そのもの。
— 田中健一/Study Navigator (@TNK_KNCH) January 14, 2024
この観点から「世界一役に立たない共通テスト英語(リーディング)分析」を始めます。
第1問A:架空の言語学校が催すイベントに関するビラ
⇒読む気にならない
第1問B:架空の都市に関する何か
⇒読む気にならない
第2問A:架空の部活案内ビラ
⇒読む気にならない
第2問B:架空の保険のレビュー
⇒読む気にならない
第3問A:架空の外国語指導助手によるブログ
⇒読む気にならない
第3問B:架空の学校新聞の記事
⇒読む気にならない
第4問:架空の英語クラブの議論用プリント
⇒読む気にならない
第5問:物語文
⇒ちょっと読んでみたいかも
⇒あまり面白くなかった
第6問A:説明文(時間の認識)
⇒これは面白そう
⇒面白かった
第6問B:説明文(唐辛子)
⇒これも面白そう
⇒面白かった
受験生は読む気にならない文章でも読まなければならないので本当に気の毒です。弱い立場にある人にしょうもない文章を強制的に読ませるのはハラスメントだと思います。虐待や拷問と言ってもいいでしょう。
尊敬する相互フォロワーさんがこんなツイートをしていました。全面的に同意します。
共テの英語長文って、sense of wonderを全否定してきますよね。どんな人間があのトーンであんな語数の長文を書けるのだろうと思っている。英語を読むことが楽しくあってはならないという思想があるんでしょうか。
— nofrills🍉文法を大切にして翻訳した共訳書『アメリカ侵略全史』作品社など (@nofrills) January 14, 2024
共通テスト英語(リーディング)の問題文はしょうもない,つまらない,くだらないものが大半で読む気にならないのですが,それでも私は予備校講師の端くれとして攻略法を考えなければなりません。
今年の共テ英Rを受けて、劣悪な「速読術」や「秘密のテクニック」「魔法の解法」などがたくさん出てくるのだろうなあ……
— 田中健一/Study Navigator (@TNK_KNCH) January 14, 2024
多くの受験生は上のツイートで言及したようなものを有り難がるかと思いますが,私はそれには迎合しません。次のような方針で攻略する道筋を検討していこうと思います。読解力ストロングスタイルです。
共テ英Rが「読め読め読め読め」と言っているので、その対策は「読む読む読む読む」である📚
— 田中健一/Study Navigator (@TNK_KNCH) January 14, 2024
「圧倒的読解力を身につけることで共通テスト英語リーディングを指先ひとつでダウンする」ことを目指したいです。試験対策をするのではなく,圧倒的実力を養成することで試験を薙ぎ倒すのです。
ここまで述べた考えに基づき「読解力ムキムキマッチョ化計画(仮)」をnoteメンバーシップ「世界が広がる教養予備校」で展開していきます。
共通テスト英語(リーディング)を攻略したい人も,純粋に読解力を鍛えたい人も,どなたでも歓迎します。いっしょに読解力ムキムキマッチョを目指しましょう!
皆さまからのお布施はありがたく頂戴いたします!