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【全文無料】知識をインプットする読書法「どうしたら教科書を読めるのか」
この記事では日本史や世界史などの教科書の読み方を解説します。ここで言う「教科書」とは市販の学習参考書ではなく,文科省の検定教科書(学校の教科書)のことです。
教科書は一般の書店では入手できませんが,下のサイトで通信販売をしています。
必要十分な知識を得るためには,教科書よりも優れた本はありません。教科書が最強の1冊です。しかし,ご存じのように,教科書を通読するのはほぼ不可能です。すぐに飽きてしまうからです。
今回の記事では「教科書を読んでいて飽きるのはいったい何故なのか」を明確に指摘し,その対処法を提案します。
私の考える方法をお伝えする前に,ChatGPT-4oに相談した結果を示します。
歴史の教科書など,知識をインプットするための読書法を解説してください
以下,回答を引用
歴史の教科書や知識をインプットするための効果的な読書法について解説します。以下のステップを参考にして、効率的に知識を吸収しましょう。
1. 目的を明確にする
学ぶ目的を明確にする: 例えば、試験のためなのか、単なる興味からなのか、研究のためなのかによって読書のアプローチが変わります。
目標を設定する: 具体的にどれくらいの範囲をどれくらいの時間で学びたいのかを設定しましょう。
2. 全体を把握する
目次を確認: 教科書の目次を見て、全体の構成を把握します。これにより、大まかな流れが掴めます。
見出しをチェック: 各章や節の見出しを確認し、重要なトピックやテーマを理解します。
3. 予備知識を持つ
関連する基本知識を調べる: 教科書に出てくる重要な用語や概念について、事前に簡単に調べておくと理解がスムーズになります。
4. 精読する
一章ずつ読む: 各章を順に、丁寧に読んでいきます。特に重要な部分はノートにまとめるなどして記憶に残しやすくします。
マーカーを使う: 重要な部分にマーカーを引いたり、メモを書き込んだりして、後から見返す際に役立つようにします。
5. メモを取る
要点をまとめる: 各章の要点や重要な情報をノートにまとめます。これにより、後で復習しやすくなります。
疑問点を書き出す: 読んでいて理解できない部分や疑問点をメモしておき、後で調べるようにします。
6. 復習する
定期的に復習: 学んだ内容を忘れないように、定期的に復習しましょう。1週間後、1ヶ月後など、繰り返し見直すことで記憶が定着します。
練習問題を解く: 教科書に付属している練習問題や過去問を解くことで、理解度を確認します。
7. アウトプットする
他人に説明する: 学んだ内容を他人に説明してみると、理解が深まります。また、自分の理解が不十分な部分が見つかることもあります。
まとめを書く: 学んだ内容を自分の言葉でまとめることで、記憶の定着を図ります。
8. 休憩を取る
適度に休憩を挟む: 長時間の勉強は集中力を削ぐため、適度に休憩を取りながら学習を進めることが大切です。
9. 実践的な応用
関連するドキュメンタリーや映画を観る: 学んだ歴史的な出来事を映像で確認すると、さらに理解が深まります。
博物館や歴史的な場所を訪れる: 実際の歴史の現場を訪れることで、知識がより具体的なものになります。
これらの方法を組み合わせて、自分に最適な学習スタイルを見つけてください。
引用終わり
おっと。俺が言おうとしていたことも書かれているぞ!
私たちが教科書を読んでいて飽きてしまうのは,書かれているのが知らないことばかりだからです。これは「記述が無味乾燥だから」よりも大きな要因です。
未知を読むことの困難さについては外山滋比古『新版「読み」の整理学』を読んでみてください。
教科書には未知のことばかり書かれているから飽きてしまうのであれば,教科書を読む前に何らかの方法で基礎知識をインプットしておくことでこの問題を乗り越えられます。
基礎知識をインプットするためにはYouTubeを利用するのもありです。YouTubeだけで勉強するのは危険極まりないのですが(いい加減な動画が大半なので),話半分で聞き流すくらいの利用であれば問題ありません。
YouTubeで人名や概念などのキーワードを「あ,なんか聞いたことがあるわ」状態にしておき,その後に教科書でしっかりと学ぶのです。
「いやいや,やっぱりYouTubeは信頼できないから……」という方には次の教材をおすすめします。
以上3冊はアナウンサーが教科書の全文を朗読してくれるので,これを何度も聞き流した後で本文を精読するのがいいでしょう(使用しているのが古い教科書であることが難点です)。
要点をまとめます。
教科書を読めないのは「未知」だらけだから!
教科書を読む前に基礎知識を「聞いたことがある!」状態にしておく
そのためにはYouTubeなど内容がいい加減なものでも構わない
皆さまからのお布施はありがたく頂戴いたします!