自分語りしてしまう僕達男性はダサいか
僕達男性は女性に振り向いてもらうために必死だ。以下のように一生懸命アピールする。
「俺のいる会社◯◯㈱っていうんだ。一部上場してるけど知ってる?〜」
「◯◯大卒なんだけど〜」
これを女性は「自分語り」と言って忌避するらしいのだ。キモいらしい。
まぁ確かに言わんとしてることは分かる。さり気なく自慢入れてくる“あざとさ”のようなものが見え隠れするとダサみを感じる。
だが待ってほしい。僕達男性はアピールしなくてはいけないんだ。自分がどれだけ凄いかを!なぜならあなたに好きになってもらいたいからだ。
そう言うと女性陣から以下のように言われそうだ。
「いや、そんな姑息な手使わんでもモテてみせんかい、それでこそカッコイイってもんだろ」
うっ、確かにそうだ。だが食い下がらせてもらう。
初回のやっとこぎつけた二人きりの食事会。時間にして2時間。二次会がある保証はない。
この2時間のうちに自分と付き合う事のメリットを余すことなく詰め込んだプレゼンをしなくてはいけない。
なぜならどの美点が彼女に刺さるか分からないからだ。刺さらなければ二次会はない。
しかもその自分のメリットをパワポにまとめてプロジェクター使ってプレゼンするわけにいかない。ここは飲み屋なのだ。
なので会話に散りばめざるを得ない。
さらに、自慢と分かりやすいと“キモい”のだ。巧みに自慢であることを隠さなくてはいけない。
「◯◯大卒です!頭いいです!」
ではなく「俺って◯◯大卒なんだけどぉ〜」と言わなければならないのだ。
さらにさらに!女性の話も聞いて、その話で盛り上がらないと「自分語り」に拍車がかかる。
そうすると2時間のうち半分は相手の話に使うというタイムスケジュールで挑む必要がある。
これだけのことをやるのだ。かなりのテクニックを必要とする。
つまりモテる男というのはこのテクニックが凄いということに他ならない。
この「短時間で自慢だと気が付かれずに、なんなら言外の何かで、自分の凄さを相手に伝えきる」という能力は女性を口説く以外にはあまり使わない。
つまり、付き合った後は無用の長物!なんなら付き合った後も他の女を口説くリスクが高まるだけだ。
こんな本質ではない事を魅力のパラメータとして扱うのは妥当だろうか?
もっと目をつけなければならない男性一人一人の良さがあるのではないか。
「女性の口説き方がうまい」という意味のないパラメータを持ってるか持ってないかで足切りして、
本質的な各男性の素晴らしい美点の判定をしないのは本末転倒なのではないか!
‥‥
‥女性陣聞いてる?
「必死だな、なかなか今日もキモかったぞ」
‥‥恐縮です。