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幼少期からプログラミングを覚えさせるべきか
分からないが、僕は教えてない。
僕はプログラムには一通り精通しているが、教えていない。有名なハッカーとかが幼少期からパソコンをいじってたんだぜ系の話が聞こえてくる度に、僕も教えてあげるべきなのかなぁとソワソワする。
僕がシステムエンジニアであることを利用しないのは、子どもたちにとってコスパ悪いんじゃないかと葛藤する。
レスリングやってた人は子供に気合いだ気合だ言ってレスリング教えてたりするし、政治家は東大や早稲田に入れたがる。
僕の母親は英語教師だった。ペラペラと英語を喋るのだが、特に僕に教えることもなく、そして僕は今も英語が喋れない。もったいないことをしたのか?なぜ僕に英語を教えなかったか聞いてみたい。
僕がプログラミングを教えない理由は、職業訓練でしかないからだ。
子供には職業よりも深いレイヤーで生きがいを見つけてほしい。
例えば、プログラミングが好きになるのではなく、深いレイヤーである論理的思考だとか仕組み作りとかを好きになってもらいたい。
そうすれば、別にプログラミングをやらなくても学者や実業家になれるかもしれない。下世話に表現すると潰しが効く。
人間の幸せとは、自分の意志で未来を切り開いていそうで、その実外部環境に大きく左右されている。
蒸気機関のスペシャリストになったら電気に変わっちゃった
とか
剣豪になったら廃刀令出ちゃった
とか
飲食店やったらコロナになっちゃった
とか、例をあげるのが簡単だ。
この時、蒸気機関車を幼少期から叩き込まれたのではなく、深いレイヤーである、例えば「立体感覚」を磨いてたのだとしたら、電気機関車でも活躍できる。
剣技を磨いたわけじゃなく、深いレイヤーの「勇気」とか「努力すること」を磨いていたのだとしたら、商人でも、いや、なんでもやっていける。
そうはいっても、幼少期からフィギュアやらせないとプロにはなれない、みたいな話もある。僕には子供にそんなフィギュア一本!みたいなギャンブルを強要する勇気がない。
そうはいっても、人生ギャンブルみたいなもんか。
ヌルイ人生をこどもに強要している卑怯な親という解釈もあるので、やはりプログラミングを教えるべきだろうかとぐるぐる回っている。
皆さんはどうだろうか。
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