しまじろうを親が楽しむ方法⑤~チャレンジ幼稚園には同じ種族がいない~
前回の記事は以下から
チャレンジ幼稚園には、いろいろな動物のお友達がいる。前段で申し上げた通り、猫や犬やゾウ、キリン、パンダなどだ。
だが気になる点がある。
同じ種族が2家族以上いないのだ。
トラの家族はしまじろう一家だけ。うさぎの家族はみみりん一家だけ、といった具合だ。これは町全体でもそうみたいだ。種族が家族単位でユニークな島なのだ。
これが本当だと、恣意的な何かを感じる。この島はいわゆる「特区」で、なんらかの理由から「同じ種族が1家族以上住むことができない」という法律があるのかもしれない。なぜそんな法律があるのか思考実験を重ねている最中に、その行為が必要ないと思える発見をした。
同じ種族が2家族以上いたのだ!
発明家のガオガオさんと、警察官のライオンポリスだ。どちらも"ライオン"だ。
そう、「特区」であるという仮説は間違いであった。ちゃんと同種でも2家族以上チャレンジ島に住んでいいのだ。では、どうしてこうもユニーク(※1つとして同じものがないという意味)な種族しか登場しないのであろう。
これは、「この島には、何万種類という知的生命が住んでいる」と考えることで説明がつく。
どういうことかというと、10種類の種族しか住んでいなければ、チャレンジ幼稚園のお友達10人が全部違う確率はかなり低いが、1万種類の種族が住んでいれば、10人が全部違う確率はかなり高くなる。ということだ。
つまり、チャレンジ島にはものすごい数の種族が居ることが推察できる。だが、その中に"牛"、"馬"、"水生生物"はいない。
だが、ものすごい数の種族がいるだけでは非常にまずいことになる。同じ種族内で、赤の他人がいっぱいいないと、DNAが劣化してしまうのだ。
近親者同志で交配すると、子孫のDNAが劣化してしまうため、なるべく遠くの他人と交配する必要がある。だが、しまじろうの親族であるおじいちゃん、おばあちゃん、いとこなどは見当たるが、「赤の他人」が全く見当たらないのだ。
しまじろうのお母さんは、きっともともとは「赤の他人」だったのだろうから、赤の他人がいることはいるだろう。※ちなみにいとこはハーフだったので、外国に"トラ"の種族はいる。"羊"のお友達はお父さんがフランス人?だった。
しかし、ちゃんとチャレンジ島に同種の他人がいっぱいいないと子孫繁栄が厳しく先細り、強いては絶滅しかねない。
チャレンジ島で生まれた島民がどこかに上京してそこで子孫繁栄していたり、どこかからチャレンジ島にやってきて子孫繁栄したりして交雑し、DNAの劣化を防いでいるのではないかと仮説を立てたが、そうでもない。
チャレンジ幼稚園に通っている子供達の親は全てチャレンジ幼稚園のOBである描写があった。さらに、仕事も、花屋だったり郵便屋さんだったりを地場でずっとやっている。つまり、島で生まれたものは島の外にはあまり出て行かないようだ。
ここまでの情報を加味すると、"トラの種族"だけでも島内に100家族くらいは欲しい。でも100家族が1万種類いたら、1家族平均4人として400万人の政令指定都市レベルの島になってしまうがそんなに栄えている様子はない。よって、チューニングする。
種族数を先ほどは1万と見積もったが、もう少し減らして1000種類とすれば幼稚園のメンバー10人がユニークな種族にならない確率は1%なので耐えられる数だろう。
さらに家族数も100だとかなり多くなってしまうので、大陸からの流入もあるとして10家族くらいにすれば、1000種類×10家族×4人=4万人の島だ。まだ結構多い気はするが、民家は多くそれなりに町も栄えている描写なので、説得力のある数字だろう。
チャレンジ島は種族数100で、人口4万人と推定する。
続きは以下より
(2024/11/12公開)