服を着てくるの忘れた奴に「忘れ物するな」と言われた時どうするか

「ゲームやめときなさい」
「パパもやってんじゃん」
「うぐっ」

ってやつを月に1回くらいやる。
これ、大人の世界にもよくある。

「お前に言われたくないね」ってやつだ。僕はこれを言われたら「うぐっ」とかいってとぼけて見せるが気にしないようにしている。

さらに言わないようにもしている。なぜなら損するからだ。

例えば、Aさんが僕に、

「信頼を落とすから忘れ物をしないほうがいい」

と言ったとしよう。

でもこのAさん、実はとんでもない忘れ物常習犯なのだ。定期を忘れたり、財布を忘れたり、たまにネクタイ以外の服を着てくるのも忘れる。「全裸でネクタイ」の格好で会社に来たりするのだ。

それなのに、いけしゃあしゃあと僕に「忘れ物すんじゃねえぞ」としたり顔で注意してくるのだ。

「お前に言われたくねぇよ」

と言いたくなるだろう。でも、「信頼を落とすから忘れ物をしないほうがいい」という理論は間違えてない。これはAさんが忘れ物常習犯かどうかは関係ない。つまり、「誰が言ったか」によって理論は変化しない。

純粋に「信頼を落とすから忘れ物をしないほうがいい」という正しい理論を僕は貰ったわけだから、僕自身は得している。

それで「お前に言われたくない」と言っちゃうと、「あ、この人には言わない方がいいんだな」となってしまって今後新たな理論を僕にくれなくなってしまう。

なので、「分かったそうする」と言おう。

素直だと、また新たな知識をその人は僕に授けてくれるはずだ。
いや、

「忠告ありがとう、努力するよ」

くらいの温かい言葉にしたほうがいいかもしれない。

全裸は寒いだろうから。