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安心できる場所に留まるべきか

最近、以下の様なインフルエンサーのポストに出会った。

安心できる環境に身をおいておけば楽ですよね。でも、成長のチャンスってちょっと背伸びしたところにあるんです。たまには冒険して、新しいことに挑戦してみることで、自分の新しい一面に出会えるかもしれません。

うーん確かに!

だが甘い!成長のチャンスってちょっと背伸びしたところにあるから冒険するんだ~!なんて甘い話ではない。

昨今、現在位置に留まることが安全とは限らないからだ。

人間には「現状維持バイアス」という厄介な機能が備わっている。簡単に言うと変化を嫌う性質のことを言うが、これは生きるために必要な機能だ。

400万年前、人間がまだまだ肉食獣のターゲットだった時代に、ただただ好奇心のみで
「ウホウホ!(あそこ行ってみよーぜぇ!)」とか
「ウヒャホホーイ!(ひゃっほーーい、ここ飛び降りてみようぜぇ!!)」とかやってたらあっという間に絶滅してしまっただろう。

きっと、

「うほうほほほほいうほほのほい、うーほのほほほのほほほのほい(ここは食料も豊富だし、下手に移動してケガしたり肉食獣の餌食になるよりここに留まろう)」

と現状維持バイアス丸出しで生命維持していたに違いない。

だがしかし、この「留まると判断した場所」も未来永劫安全とは限らない。食料が枯渇したり、洪水で流されたりして安全じゃなくなる可能性もあるのだ。なので、あまりに現状維持バイアスが強いとまた生命が危ぶむ。

1970年前後の日本において、人類に降りかかる危険はウホホ時代よりだいぶ無くなった。そしてこの「現状維持バイアス」機能は健在であり、この機能に従って現在地に留まっていればだいぶ安全といえるようになった。

そして現在、2024年日本。資本主義も過熱し、昔よりも早いスピードで社会が変化し、地球環境も激しく変化している。外部環境の変化が1970年前後よりとても速い。これは、1970年と比べて、「今安全な現在地」が「安全じゃない現在地」に変化する確率が高くなったと言い換えることができる。

「現状維持バイアス」機能の働くがままその場に膠着していると、あっという間に安全じゃない場所に身を置くことになってしまうのだ。

なので、50年前よりも「現状維持バイアス」機能を弱くした方が確実に生きやすくなっているはずである。

「新しいことに挑戦してみることで、自分の新しい一面に出会えるかもしれません~」

なんて甘いこと言ってる場合じゃない!外部環境がコロコロ変わっているんだ!そこにいたら死ぬから新しいことに挑戦しよう!!

「わかったよ圧つええな。うーんでもやっぱ挑戦苦手なんだけど、苦手じゃなくなる良い方法ってあるの?」

という声にお応えして今度は「新しいことに挑戦しろと言われたら」というお話をしたい。

以下のリンクからどうぞ(明日7:30に公開されます)

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のろさとし | 実業家 | 製造業 | システムエンジニア
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