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【ドイツワーホリ:2024年版】WG内見当日の流れ

今回はWG内見時の具体的な流れを以下詳しくご説明します。
この記事では内見の日取りが決まった後、内見当日にやることの流れをご紹介します。内見前日や内見数時間前にご参照ください。
また他にも以下の各記事を執筆しておりますので併せてご参照ください。


まずは内見する建物を探す

ほとんどの場合、建物はGoogleマップですぐに出てきますが、なかなか見つからない場合は通りの名前と数字をヒントに探してみてください。
ドイツだけでなく、ヨーロッパは以下のように建物に数字が振られていて分かりやすく書かれていることが多いです。

エントランスにて

建物に着いたらまずは入り口のドアを見つけてください。
ほとんどの住居は日本で言うオートロック形式になっており、エントランスのインターホンにて約束をした方の名前を見つけてベルを鳴らします。
名前が見つからなければ、その場で電話、電話が繋がらなければメッセージを送りましょう。

ベルを鳴らしたら、Hallo!と返事があるまで待ちます。
Hallo! Ich bin (名前).と言います。
すると返事と共にブザーが鳴ります。
ここでのポイントはブザーが鳴り終わる前にドアを開けることです。
ブザーがなっている間が開錠されている合図ですので、必ず鳴り終わる前に入りましょう。(私はこれが分かっておらず何度か鳴らし直しました。)
また、ドイツは古い建物も多いので、ブザーが鳴っても開かない場合はもう一度インターホンを鳴らして下まで迎えに来てもらいましょう。
建物に入り、教えられた名前が書かれている玄関前まで行って内見開始です。

内見時に聞かれること

内見時は、簡単なルームツアーの後に机に座って数十分程度、会話する時間が設けられることがほとんどです。
ベルリンまたはドイツでなくとも、海外移住初心者にとってのあるあるなのですが内見はほぼ就職面接です。
何を聞かれてもその場でポジティブに受け取ってもらえる回答を準備しましょう。

実際に15件ほど内見をした私がどんなことを聞かれたかまとめて記載しますのでぜひ準備にお役立てください。

・なぜベルリンに来たのか
回答例)4年前に旅行で遊びに来た時、他のヨーロッパの国と比べても多種多様な人が行き交う環境に魅力を感じました。ただ、大学卒業と同時にコロナが蔓延し、なかなか戻って来れなかったのですが、状況が落ち着いた今、こうして来られるようになりました。

・日本では何をしていたのか
回答例)大学では歴史学を勉強していました。在学中は寮に入って共同生活も経験しており、当時一緒に住んでいた何人かは現在ベルリンに住んでいます。卒業後はITスタートアップ企業に入社し、3年間主にセールスとマーケティングの分野で働いていました。

・これから何をする予定なのか
回答例)ベルリンではスタートアップ企業が多いと聞いています。私は日本でソフトウェアの営業を担当していたので、家が見つかったらスタートアップ企業で働き先を探してみる予定です。あとはドイツ語も勉強したいと思っていて、共同生活においてもドイツ語を教えてもらえる人がいるとすごく嬉しいです。

・何か逆に聞きたいことはあるか
質問例)家の中で守らなければならないルールなどはありますか?
最短でいつ頃から住み始められますか?その場合の家賃の計算はどうなりますか?

内見時で会話する際のポイント

ここからは内見の最後に会話する際に意識してほしいポイントを紹介します。心構え的な部分も多いので、さらっと見てもらえたら幸いです。

まずは内定を取ることを意識する
この時点で特段嫌なところがない場合は、入居の内定を取ることを考えましょう。
内見してみて、家が汚くて自分が生活するイメージがないとか、同居人とそりが合わないなどが大きな懸念点がない限り、具体的に入居の話まで持っていくことをゴールにしてください。
いくつか入居内定をもらって自分が選択できる状態であればベストです。
最悪、契約前であればギリギリでお断りを入れても問題ないです。なぜならベルリンでは家を貸す人に対して家を貸して欲しい人の方が圧倒的に多いからです。自分が断ってもすぐに次の入居者が見つかります。
まずは自分が選択できる状況を作ることを意識してください。

具体的にどこが気に入っているのかを伝える
場合によってはなぜこの物件に応募してくれたのかを聞かれることがありますが、聞かれない場合は自分で伝えましょう。
褒められて嫌な気持ちになる人はいません。
立地が良いとか、家族連れが多くて落ち着いている環境が良いとか、日当たりが良くて心地よく過ごせそうなど…
なんでも良いので自分が気に入ったポイントをできるだけ具体的に伝えて帰るようにしてください。
せっかく相手も時間を作ってくれているので、この人に時間を割いてよかったなと思ってもらえることを意識してください。

ネガティブに捉えらかねないことは自分から言わない。
日本人にありがちで、私自身もやってしまっていたこととして、自分の懸念点を正直に話してしまうことです。
例えば私の場合、「他の物件も見ている」と自分から言ってしまっていたことです。
自分にとっては状況を正直に話すことで、正直な印象を与えられるし、相手の事情に配慮した方が好印象を与えられるのではという考えでした。
伝え方にもよりますが、相手にとっては「この人の中では優先順位が低いんだな。」と無駄に評価を下げてしまうことになりかねません。
その他にも諸々事情があっても内見の段階でネガティブに聞こえる可能性のあることは共有しないようにしましょう。まずはこの人と生活したい!と思わせることを意識してください。
諸々の事情は契約書を交わすタイミングなど後からいくらでも共有するタイミングはあります。
内見時には終始ポジティブな印象を与え、ネガティブな要素は出さないようにしましょう。

できるだけゆっくり明確に伝えることを意識して話す

これは先日、私のWGで実際に入居希望者と面談してみた際に思ったことなのですが、
候補者に対する高評価ポイントとして、落ち着いている人というポイントがあります。これは、気分の浮き沈みがなく常に落ち着いている人と生活したいという欲求からの視点です。
私はWGを探していた当時、英語を流暢に話せることをアピールしたいという気持ちから、つい早口で話してしまっていました。
今、先に入居していて後から入居する人を選ぶ立場になった時、ゆっくりハキハキ話す人の方が落ち着いていると感じられ、一緒に住んでも穏やかな生活を維持できそうという好印象に繋がります。
また、質問された際に、分からないことは分かるまで質問することや、焦って答えず、少し自分の間を置いて考えてから発言するということも好印象に繋がる要素だなと個人的に感じました。
流暢に話すことよりも、ゆっくり落ち着いて、ハキハキと会話することを意識して臨んでください。

まとめ

以上、内見当日の具体的な流れから内見時のポイントをご紹介しました。家選びは運要素もかなり多いです。うまくいくことの方が稀です。色んな家を見たり色んな人に巡り会えるのもこのタイミングだけなので、あまり気負わず色んな場所に行って色んな人に会うことを楽しむつもりでチャレンジしてみてください。

もし上記以外に知りたい情報などがあればぜひコメント、もしくはX(旧Twitter)のDMでもご要望をお寄せください。

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