踊り場で踊ろう
今日も今日とて会社の最寄駅にあるカフェへ。
今までは1時間ほどの滞在だったが今日は今のところ2時間半ほど居れている✌️
カフェにいるときは大体本を読んでいるのだが先程読み終えた本に好きなフレーズというか文があった。
綿矢りささんの「あのころなにしてた?」という2020年のコロナ禍の日常を日記のように描いたエッセイ本。
そうか、コロナ禍ってこうだったよな〜意外とそのときのことや感覚って忘れてるものなんだな〜と思いながら読んでいて懐かしいような切ないような気持ちになった。
綿矢りささんが原作を書かれていて映画化された「勝手にふるえてろ」という松岡茉優ちゃん主演の映画が大好きでそこから他の作品も読むようになった。エッセイは初めて読んだがすらすら読めた。
その中に綿矢りささんがたまに文を書けなくなるときがあることについて、そういった停滞を階段の踊り場に来たようなもの、と表現していてそれが何だか心地の良い表現だなと。
階段をずんずん上がっていた人も踊り場にきたら一旦立ち止まる、停滞している時は踊り場で踊っているようなものなのだという発想がなんだかファンキーでいいな〜と感じた。
仕事を休職して悩み立ち止まるわたしも絶賛踊り場で踊っているのだろうと思うとなんだかシュールで面白い。
また階段を駆け上がる日のために今は存分に踊り場での時間を堪能しようと思う。