子どもがダウン症だと報告するとみんな同じ顔をする。
こちらは2021年10月11日にブログに投稿したものです。
次男が産まれて9ヶ月。
ダウン症だとわかって8ヶ月ちょっと。
たくさんの人たちに報告してきた。
その時の話。
デフォルト
1番多いのが
深刻に一大事のように驚いて、
同情したような残念そうな感情を
混ぜ合わせたような顔になる。
ほんでこれから大変やな〜とか
頑張りや〜とか深刻に励ましの言葉。
これもうお腹いっぱい。
もういらん。
他にないんかーい!といつもつっこむ。
そしたらみんな我に返って
そうか育てるんはアンタやもんな。
間違いなく面白おかしく育つわwと言われる。
一番言われて嫌なリアクション
あくまでも私が1番嫌いなリアクション。
「天使を授かったね」
「神様に選ばれたんだよ」
「この子があなたをママに選んだんだよ」
と、スピリチュアル系のなぐさめ。
意外にめっっっちゃ多い。
かける言葉がないし、気持ちもわかるけど、
正直これが1番鬱陶しいw
私が次男の立場やったら
間違いなく私をママには選ばんw
どんなもの好きやねんw
こんなわちゃわちゃしたママ嫌やわw
と心の中でツッコミパレードをおこしながら
「そうですかね〜」としんみり返す。
しんどいわ!w
授かったのはただの確率論で
神様も天使様も天国も前世も関係ない。
私は高齢出産でもなかったから
低い確率に見事的中しただけ。
産まれてびっくりダウン症やっただけ。
救われたリアクション
「そんな低い確率のもんがあたるんやったら
宝くじがよかったな〜w」
という従姉妹の超絶楽観的な発言。
私にはこれが1番しっくりきた。
深刻に重く受け止めなかった従姉妹に感謝。
次男のこと、そんな深刻なことじゃないと
応援する気持ちから出た言葉。
1番口は悪いけど、1番嬉しかった。
子育ての先輩やからなんでも頼ってこいと。
普通の応援も嬉しかった。
ついでに夫に似るように毎回念力を送ってくる。
遠回しに私と次男の鼻ペチャをディスってくる。
産まれた直後にもらった言葉
それともう一つ嬉しかった言葉。
「産まれてきておめでとう」
単純にこの世に産まれてきてくれたことを
祝福をしてくれたことが嬉しかった。
次男は産まれた時、心臓に穴があった。
ダウン症の疑いもあった。
「五体満足」
「母子ともに健康」
「無事に」
「健康に」
赤ちゃんが産まれたら
かなりの人たちがこの言葉を使う。
そうじゃないパターンのとき
なんで返せばいいんよ。
「産まれてきておめでとう」
私も友人の赤ちゃんが産まれたら
真似したいと思った。
最後に
私も夫も
次男のダウン症を誰かに報告する時、
めっちゃサラッと言う。
それほど深刻にとらえないでと思っているから。
サラッと言えば
サラッと返してくれることに気が付いたから。
我が家にとって次男のダウン症は
さほど深刻なことではなくなってきている。
家族で前を向き始めているから。
次男ものんびりマイペースに育っているし。
Twitterのプロフィールに
「ダウン症」と入れなかったのも
そういう気持ちがあったから。
ブログのプロフィールにもサラッと書いたのは
そういう気持ちがあったから。
妙に深刻な雰囲気にして、
深刻なあの時に引き戻さないで欲しい。
おわり。