マーケティング戦略|マス・カスタマイゼーションについて
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今回の記事では、マーケティング戦略|マス・カスタマイゼーションについて書いてみます。
情報元は『マーケティング戦略』 野口智雄著 です。
個別ニーズと大量生産の折り合い
価値観が多様化する中、消費者の個々のニーズに適合することは極めて重要です。個々のニーズの同質的な面をくくり、パターン化された製品やサービスを提供しようとする考え方がマス・カスタマイゼーションです。
マス・カスタマイゼーション
★ワン・トゥー・ワン・マーケティングは間違いなく主流になりつつありますが、例えば生地から洋服を仕立てるように完全に消費者個人のニーズや事情に基づいて注文生産をしていたのでは、コストや時間が膨大になります。
★消費者の個別ニーズと大量生産のベースの折り合いが不可欠です。マス・カスタマイゼーションは製品の部品部分を大量生産で作り、その組み合わせ方によって多様性を実現します。
★この方式で有名なのはデルです。この企業では、顧客の望むCPU、ハードディスク容量、CD-RWなどの希望スペックに基づいて製品を組み立てて消費者に提供します。
★しかし、顧客向けにカスタマイズされているのは部品の組み合わせ方だけで、各部品は大量生産されています。このような形でパターン化された製品によって顧客のきめ細かなニーズは満たされ、企業側も部品部分の大量生産によって規模の経済性が働きローコスト化を実現できるのです。
★また、アマゾン・ドット・コムでは、顧客の好みそうな書物を推薦します。これは個人向けのカスタマイズ対応ですが、過去の情報検索、購買履歴、アンケートへの回答、投稿などに基づいて割り出されたパターンに基づいて提示しているのです。
最後までお読みいただいて、ありがとうございました。