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還暦プロジェクト始動!

1 還暦プロジェクト→伊藤塾呉クラスに入塾しました。

  • 「社会人受験生」として、司法試験に合格するためには、自分自身が「社会人」であるうちに、合格しなければならない。

  • 残された時間は多くはない以上、自分流の「こだわり」みたいなものを、いかに捨て去ることができるか。

  • これまで自分が受験勉強で積み上げたものなど、司法試験合格に向けては、ほぼ意味のないことであった。「自己流」で一定の結果が出ているならともかく、まったく結果を出せていないのだから、合格できるような手筋に大きく修正しなければならない。

  • 「社会人受験生」から合格した方の多くが、予備校を利用していたのは事実。まして、これから「パソコン受験」となり、そこに速やかに対応するためには、ノウハウある予備校のもとで学習することが不可欠。情報収集や受験生の相場感を掴むためには必須と考える。

  • 検討を重ねた結果、一周まわって伊藤塾となった。呉クラス58期に入塾しました。

2 呉クラスに対する(自分が考える)懸念点

  • 呉先生のクラスは以前から好評なのは存じ上げていましたが、気になるところもあったので、正直避けていました。

  • 懸念点を下記のとおり整理して、自分なりに納得できたので、今回の入塾に至りました。

  • テキストへの色分けが、自分の色分け方法と色が異なる。→いままで自分が読み込んだテキストの色分け方法には愛着はあるものの、それで合格したわけではないのだから、その「自分のやり方」にこだわる必然性はない。むしろ「間違ったやり方」なのかもしれない。その点、素直に修正して合格を掴み取りたい。

  • 憲法の論文の書き方がパターン化されすぎている、あるいは刑事系で教えている学説が古く正確性を欠くため、いまの司法試験には通用しないのではないか。→論文をろくに書いたこともない自分が、余計な情報に惑わされて何を語ろうというのか。まずは呉先生から教わったとおりの学習方法で進めていき、ひと通りの論文マスターなりをきちんと終わらせて、それでも試験に合格しなかったとき、はじめて「通用しなかった」として修正する方がいいと考える。「まずは論文を書いてみよう」という意識を強く持っている。

  • 行政法の担当だけはI先生となり、一貫性に欠ける。また、以前この先生の講義を受講したのだが、まったくアタマに残らなかった。そうすると、行政法だけは独学とせざるを得ないのではないか。そうであるなら、いっそ思い切って、すべて独学の方がいいのではないか。→いまお世話になっている、すずかけラボの個別コーチにて、「基本行政法」を読み込んでいく、という計画を別途進めていく。基礎マスターに対応するものとして「基本行政法」、論文マスターに対応するものとして「基本行政法判例演習」を用いていく。

3 結局呉クラスに決めた理由

  • 色分けのやり方は、修正可能と実感できたこと。

  • 伊藤塾(予備校)の採る学説が古過ぎる、という点は、上記のとおり。基本的なところをきちんと書けるようになってから、適宜修正をかけていく。

  • 「どうやら自分は、講義を聴くよりも本を読んだ方が、アタマに負荷もかかり身になりやすい体質のようだ。」と以前書いた。これはいまも抱いている感覚ではある。この点、呉クラスは呉基礎本や基本書をメインに使用するため、予備校のレジュメ形式のものより、(自分にとっては)理解が進みそうな気がする。基礎マスターテキストやアガルートのテキストよりも、自分には本の形式の方が合っている。

  • 「基礎マスター憲法⇒論文マスター憲法」という進め方が、論文作成力の向上に効果的と捉えました。このようにカリキュラムが進むのなら、基礎マスター受講時にも、論文を意識して暗記・記憶作業に取り組める。そして基礎マスターが終わったら、即座に論文問題を素材として、その法律の思考プロセスを学べると考えました。

 いろいろ書いてきましたが、いよいよ新しいスタートを切りました。これからの自分の変化を、大いに楽しみながら進めようと思います。
 あらためて、よろしくお願いいたします。

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