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119 エマージェンシーコール #1 119通報と声

119番通報の一番最初の応答をする通信指令室
そこに配属された新人スタッフが電話の声から想像し
命をつなぎとめることに奮闘する

電話で相手の状況を汲み取るのって大変なこと。その相手がパニックになっている相手ならなおさら。電話をかけてきている場所、その場の状況、その相手の状況、目の前の状況、それがいますぐ命にかかわることなのか、それを短時間の間にその相手から聞き出さなければならない。緊急事態なのかそうでないのかさえわからないからすごく緊迫しているのに中にはいたずら電話もある「燃えている」といいながらネットの炎上とかめちゃくちゃ迷惑すぎる

新人の相原(清野菜名)は耳がよく一度きいた音はわすれない。でも一つ一つの事例に肩入れして終わった後も現場に行って電話してきたときどんな状況だったのか想像をしている。たしかに見たこともない場所と一度見たことある場所だと想像は変わってくるかもしれない

でもそれは現場の人間にとって気持ちいいものではないことも確か どんな危険な現場でも命がけで救いにいく、どんな現場でもだ そして救えない命もある そんな現場に空調の効いた部屋でただ電話先で対応しているスタッフがやってくるのはなんて呑気なって思ってしまうだろう

それにその働き方はきっといつかつぶれる 
自分が救えなかった命を追いすぎて

それを不器用ながらに伝えようとする兼下 
不器用だけどいい上司だよ 不器用すぎるけどね

でもそんな相原だからこそスーパーマケットの火事でささいな音から想像して通報者を救うことができた

清野菜名の眼差しがすごくかっこよくて真摯で引き込まれた

あとエンディングテーマ
羊文学の声
すごく良かった
こんなにも声が重要となるドラマで塩塚モエカの歌声が流れることが
とても嬉しい


小さな戦いなの、日々は言うほど単純じゃない
〔……〕
どんなに長い夜の先にも必ず明日を繋ぐから信じてほしい

羊文学「声」

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