【東京美味いもの探求】浅草神谷バーの電気ブラン
スーパーのリキュール売り場で目に止まった"電気ブラン"の文字。
なんでも浅草にあるバー発祥の店の名物リキュールらしい。
「電気と名のつくほどだからビリビリするのかしら。」
などと考えていましたが当時は新しいものに電気と名付けるのがハイカラだったそうな。
そう遠くないのでぜひ行ってみたいけど子供がいる今、バーなんて雲の上のような存在・・・。と思ったらなんと神谷バーの上の階はレストランカミヤ、昼間も営業しているではありませんか。電気ブランも提供しているそう。これは神の思し召し、行かねば!
ワクワク止まらず事前に下調べしたところ、電気ブランのチェイサーには水ではなくビールを頼むのがカミヤ流だそうです。
なお、ビールにも並々ならぬこだわりが感じられます。
なんだか電気ブランよりビールのほうが楽しみになってきました。
日曜日の昼時に伺いましたが待ちは1組。
子連れも多く気兼ねなく利用できる印象です。
内装はシンプルですが照明器具や店員さんの制服がシックで神谷ビルの歴史が垣間見えるようでした。
席につくなり電気ブランとビールを注文。
程なくして小さなグラスに上品に注がれた電気ブランと、キラキラと黄金に輝く透き通った生中ジョッキが運ばれてきました。
電気ブランはブランデーの強いアルコール感に薬草のような香りとシナモンのような甘みを併せ持つ魅力的なお味。
神谷の歴史に思いを馳せながらちびちびといただきます。
それより印象に残ったのは生ビール。
今までに飲んだスーパードライのなかで、何なら工場見学で飲んだビールよりも透き通った味でスルスルと喉を通る感じ。
ビールのお味から毎日ビールサーバーを綺麗に洗浄されている姿が脳裏に浮かんでくるのです。
瞬く間に中ジョッキの中身が喉の奥に吸い込まれてゆきました。
アルコール類だけでなくレストランだけに食べ物も絶品。
特にサクとろ熱々カニぎっしりのクリームコロッケがお気に入りになりました。
浅草周辺、まだまだ行きたいお店がたくさんあります。
今回もお読みいただきありがとうございました