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ファクトフルネス

よく昔は良かったのに、、という言葉を聞く事があります。
古き良き時代という言葉もあります。
また、昭和時生き方を美化したりするきらいもあります。

確かに、そういう一面も理解できますし、現在の行き過ぎた資本主義社会はどうかと思う部分もあります。

しかし、同時に、技術は日々着実に進歩し、僕たちはその恩恵を受けています。その観点から考えると、「世界は良くなっているのか?」という問いに対する答えは、個々の解釈次第となるでしょう。

ベストセラー「ファクトフルネス」は、我々が世界を誤解し、悪化していると認識している点をデータという事実(ファクト)を元に焦点を当てています。

貧困、健康、教育などの分野で悲観的なデータや事例が取りざたされますが、客観的な視点でデータを見ると、実は過去数十年間で大幅な改善が見られ、これが僕たちが抱く世界の誤解を解き、正しい判断ができるよう促すのが本書のメッセージです。


ネガティブなニュースについつい心引かれ、大袈裟に煽られる。しかし、大事なことは、そこにとらわれず全体を見ること。その視点から世界を見れば、実は世界は良い方向に進んでいるのがわかるという事なのです。


宮古島を例に出すと、
かつては子供を労働力と考えていた昔とは違い、現代では1人1人の教育への投資に重きを置く親が増え、子供の数は減少している。
一方で教育への投資の結果、昔は海にゴミを捨てていた漁師はいたが、今の子供たちは海にゴミなんて捨てない。
これは、テクノロジーの進歩により島への情報アクセスが改善し、教育レベルが上がったためだと考えます。
この傾向を見ると教育こそがsdgsなのです。

そう考えると今は常識が無いと言われてる人口大国も日本と同じような道を辿り、いつかはスタジアムを掃除してるかも知れません。

結局のところ、世界が良くなっているか否かは、自身の視点によるところが大きくて、
見る部分によって異なり、それを「良い」「悪い」とラベル付けするのは我々自身です。

食の選択肢は増え、殺人率は急速に減り、子供の死亡率も減っている。
グリーンエネルギーや代替肉もAIが作るでしょう。

悲観は思い込み。

未来はどんどん良くなっている。


ではまた来週。

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