うすいさちよ28歳独身と同じになって思うこと

「これはこれはうすいさちよ28歳独身様」

間に入る文章は忘れてしまったが、登場人物の年齢をここまで出して紹介をされていたアニメキャラクターはあまりいないと思う。
NHK Eテレで現在も放送されているアニメ おじゃる丸シリーズがスタートした時は小学1年生だった。
うすいさちよは、おじゃる丸が住む町の古めのアパートに住んでいる売れない漫画家だったと思う。
髪が長く色白で少し不気味に描かれていて最初の頃は少し怖かったけれど、売れない漫画家で紅茶のティーバッグを5回つかって飲んでいたり、小学生やおじゃる丸と楽しく過ごしているのを見て好きになった。

うすいさちよが登場すると、おじゃる丸のお付きのでんぼは、必ず冒頭の紹介をした。

28歳独身。

そのため、自分の中の28歳のイメージはうすいさちよだったのかもしれない。

のび太君の年齢を超え、工藤新一の年齢を超え、ナナとハチの年齢を超え、さざえさんの年齢を超えた(未だにさざえさんが24歳という事にびっくりするけど)。そしてうすいさちよと同い年になった。来年はみさえと同い年になる。

うすいさちよと同じ独身で、漫画家ではないが自由業になった。そして仕事がない=売れてない。訳あって突如フリーランスになったがフリーランスの立ち振る舞いが分からないままで、尚且つ自分がやってきた領域の仕事はコロナの影響でなかなか次の仕事を得るのが難しい状態だ。これではまずいと緊急事態宣言が明ける少し前から就活も始め出した。

時を超えて、今の私うすいさちよ28歳独身と同じだよとリモート飲みで中学生からの友人に話したら笑ってくれた。紅茶のティーバッグも5回はさすがに飲まないけど3回は使っちゃうし。

最初うすいさちよを引用した時は自分の今の状況を卑下したかったのかもしれないけど、実家暮らしで甘えている事もあるが、自分の収入がないという事はなかなか辛い。28歳で独立していない事を思うと私はうすいさちよ以上に子供なのかもしれない。

でも、ぐるぐる考えていたらうすいさちよみたいな28歳独身て楽しいのかもしれないと思い出した。もちろん職は探さねばだけれども、うすいさちよは貧乏神のびんちゃんに好かれていても楽しそうだ。友達もいる。私もいろんな神様に見放されてない?と思う事はあるけど、友達がいるし推しが尊いし人生楽しい。

本当は違う28歳独身生活のはずだった。だけど、急にうすいさちよに共感できる生活になった。ならばその時間を少し楽しんでみようかなとも思う。

後日談:このnoteを読んでくれる方がとても多くて嬉しいのですが、その後29歳になってからもぜひお読みください。

https://note.com/tmrwwbfrtfl/n/n57411e7c5caf

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