いざGo To トラベル!!密が心配なら「ひとり旅」はいかが?『ぼっち旅 ~人見知りマンガ家のときめき絶景スケッチ~』
ついに東京都民の皆さんにもGo To トラベルが解禁!! 閉塞感に包まれていた中からの旅行、どうしてもワクワクしちゃいますよね!
でも、新型コロナウィルスの感染拡大は絶対に防がないといけません。都民の方もそれ以外の方も、本当に旅行に出ても大丈夫か心配になることも多いかと思います。
そんな中、三密を避けることができるオススメの旅行形態があるんです。それは…
ひとり旅!
ひとり旅なら、道中ほとんど喋らない! 特に、「密状態」とされる「食事中などに、通気性がイマイチな場所で15分以上マスクをせずに話す」ということなど、ほとんどありません。だってひとりなんだもん!
というわけで、ひとり旅をめちゃくちゃオススメしたいので、その楽しさをばっちり伝えてくれる作品をご紹介したいと思います!『ぼっち旅 ~人見知りマンガ家のときめき絶景スケッチ~』です!
行き先も、予定変更も自由!!ひとり旅の魅力が全て詰まった一冊
この作品は、漫画家の鳶田ハジメ先生が、ご自身のひとり旅を描いたコミックエッセイ。人間嫌いを発動しつつも旅行好き、そんな鳶田先生が、北は北海道から南は沖縄まで、心の赴くままにひとり旅を楽しむ様子が丁寧に描かれています。
ヤシガニが見たい、サスペンスの聖地が見たい、そんな衝動に突き動かされた旅は、どれもめちゃくちゃ楽しそう!
『ぼっち旅 ~人見知りマンガ家のときめき絶景スケッチ~』(鳶田ハジメ/フレックスコミックス)より引用
この作品には、ひとり旅の魅力が全て詰まっています。
ひとり旅はめっちゃ自由。うっかり電車やバスに乗りそこねちゃっても、大変なのは自分だけなので何の気兼ねもいりません。
『ぼっち旅 ~人見知りマンガ家のときめき絶景スケッチ~』(鳶田ハジメ/フレックスコミックス)より引用
ひとり旅好き同士のふたり旅も、自由優先でとても楽しいのですが、そんな描写もバッチリ!
『ぼっち旅 ~人見知りマンガ家のときめき絶景スケッチ~』(鳶田ハジメ/フレックスコミックス)より引用
ひとり旅ならではの、「食堂はひとりで行ける。でも、現地の人にオススメされたスナックにひとりで入るには、旅レベルがまだ至らない」みたいな話には頷くしかありません。
『ぼっち旅 ~人見知りマンガ家のときめき絶景スケッチ~』(鳶田ハジメ/フレックスコミックス)より引用
素晴らしい画力で表現される旅の風景にうっとり
何よりもですね、この作品、画力が凄いんです!!
風景や食事などは、写真を加工してコマに入れ込む作品も増えている中(それはそれでスキルと味と個性なので否定はしません!)、とにかく濃密&緻密に描き込まれたコマの数々をうっとり眺めるのは、まさに眼福!
例えば西表島の風景は、日光の強さを感じるような、眩しくて空が広くて青い、南の島独自のあの空気感がバッチリ伝わってきますしーー
『ぼっち旅 ~人見知りマンガ家のときめき絶景スケッチ~』(鳶田ハジメ/フレックスコミックス)より引用
網走の林の中は、凛としていて、めちゃくちゃ寒くて、でも澄み渡った空気なんだろうなあ、というのがコマからビンビン感じられます。
『ぼっち旅 ~人見知りマンガ家のときめき絶景スケッチ~』(鳶田ハジメ/フレックスコミックス)より引用
さらに、本編に描ききれなかった旅先の魅力を紹介したおまけページまでが、この描き込みよう…!私の知っているおまけページのクオリティと全然違う…!!
『ぼっち旅 ~人見知りマンガ家のときめき絶景スケッチ~』(鳶田ハジメ/フレックスコミックス)より引用
そしてそして…旅先の絶景の風景を見開きで描いたコマが、またたまらないのです。この素晴らしい画力で描かれるのはどんな風景なのか、ぜひご自身の目でご堪能ください!
ガイド本としても文句なし。全ての旅好きが楽しめる一冊
さらにこの作品、情報量が多くて旅のガイド本としてもおすすめです。メジャーなスポット、印象的な風景はもちろん、買うべきお土産や見かけた楽しげなものなど、いろんな情報が詰まっているんです。
さらに、ひとり旅のカバンの中身を細かく描写してくれていたり、「冬の網走って何を着ていけばいいの…?」という、本当に行くならぜひとも知りたい情報も網羅。ひとり旅にちょっと不安を感じる方には嬉しいポイントてんこもりです!
取り上げられている各スポットの魅力を余すところ無く伝えてくれているこの作品。行ったこと無い人は、1000%「行ってみたい!」となりますし、すでに行ったことある人も「ああ、そうそう懐かしい!また行きたいなあ〜!」と、旅への衝動が掻き立てられちゃうこと間違いなし!
まずはこの『ぼっち旅 ~人見知りマンガ家のときめき絶景スケッチ~』を読んで、美しい風景に思いを馳せ、密にならないGo Toひとり旅をしてみませんか?
取り急ぎ、私は可及的速やかに、大島に砂漠を見に行く予定を組みたいと思います!!
『ぼっち旅 ~人見知りマンガ家のときめき絶景スケッチ~』(鳶田ハジメ/フレックスコミックス)より引用