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妄想を暴走させる女子が「生きがい」を見つけるまでの物語『高台家の人々』
※本記事は、「マンガ新聞」にて過去に掲載されたレビューを転載したものです。(編集部)
【レビュアー/佐渡島庸平】
面白い!
この一言を何度も連呼したい。どうしても小難しくなってしまういつもぼくのレビューよりも、ただ何度も言うだけで十分な気がする。
面白い!面白い!面白い!面白い!面白い!
コルクの若手社員とインターンの間で『高台家の人々』が、面白いと話題になっていた。それで、若手と価値観が合うかなと恐る、恐る1巻だけ買って、読んでみた。そしたら、面白い!
あっという間に3巻まで読んだ。紙の本だと4巻が出ているのだけど、電子だとまだで、予約注文をしている状況だ。もし、文句があるとしたら、先が読みたいのに完結していないことだ。正直、ウズウズして仕方がない。
それで、ぼくは安心して完結している漫画を読もうと、同じ森本梢子の漫画『アシガール』を読みはじめた。
こちらも、とてつもなく面白い。今、6巻が出ている。5巻が読み終わった後、次の巻でどうやって完結させるのだろう?と思って、読み終わって唖然とした。こちらも完結していなかった。
森本さんは、こんなにも面白い作品を両方とも、連載中なのか。
うーん、すごすぎる。
ぼくは、我慢できなくて、そのまま『ごくせん』も『研修医なな子』も『デカワンコ』もまとめ買いしてしまった。今週の夜は、確実に寝不足になる。
で、肝心のあらすじは、どんなものかって?
そんなものは、聞く必要がない。読み始めると、確実に最後まで読みたくなる。
そして、登場人物のみんな(若君の兄以外)を大好きになる。こんな性格の人が自分の周りにいたらいいのになぁ、自分もこんな性格になれればなぁという気持ちになる。