【俳優養成所】個性の輝かせ方
こんにちは。
森田です。
これから表舞台で活躍をするみなさんに聞きたいことがあります。
あなたの個性はなんですか?
この問いに即答できる人は、滅多にいないと思います。
もちろん私も即答なんてできません。
しかし、表現をすることを生業にしようと考えた者ならば、誰しもがぶち当たる問いです。
難しいですね。
ここで、私が20年近く考えた結果をお伝えします。
ズバリ、個性とは傷(コンプレックス)です。
個性とはその人が抱えているトラウマと言ってもいいでしょう。
なぜなら、役は短所を伸ばすことで、キャラクターが輝きます。
そして、生きている僕たちはコンプレックスや短所を隠して生きようとしていませんか?
役と自分というのは密接に関わっているにも関わらず、油と水のように相反する考え方をする場合が多いです。
その結果、役を着た時に、本人の魅力を出せずに出番を終えてしまう役者はたくさんいます。
もっと、自分の(隠したい)ネガティブな所を見せろや!
って思ってしまうのです。
不思議ですよねー
人は隠されたり、見えにくいモノに興味が唆られるのです。
なので、この職業は人が隠したい傷を見せて、なんぼ!
キラキラ、輝かしい世界とはほど遠い現実ですね。
一番隠したい部分を表現にまで昇華させないといけない。
でも、それが個性を輝かせる唯一の方法です。
ぜひ、お試しあれ!!!