大工をしている70歳近いおじいちゃん

父親の会社で働く1年。

今回は塗装屋である父親の会社で働いた1年間についてお話します。
主な仕事内容は家の塗装全般は勿論、足場組み、防水コーキング、サイディング、ヘーベル、などです。
今は足場組みなどは外注さんに任せてるみたいです。やはり本業屋さんの方が早いですしね^ ^
でも僕は塗装より足場組の方が好きでした。
夏の暑い日に単管足場をもちながらの作業は汗かきまくりで最高です^ ^
家の外壁の隙間から雨水が入らないようにするゴムの塊をガンで注入していくコーキングなんかはカッターで切っていくのですが、僕は下手くそで、よく壁まで切ってしまってました。
それにも「防水屋」というプロがいて、めちゃくちゃ早いです。両手で切っていく業務用カッターみたいな物を持っていて、僕が1日かかる作業を半日足らずで仕上げていきます。
ゴムも固着しているので中々剥がれないところもあります。プロはさすがです。

またサイディングなんかは外壁なんですが、
長いものだと2m以上で30kgあるので足場に乗りながら作業するのはまじできついです。寸法を測って切るのですが、私は力任せで持ちながら上がって足場にぶつけて割ってしまって、、、当たり前ですがブチギレられました。笑
塗装屋さんって昔から沸点が低い人が多いので、、、笑
まじですぐブチ切れられます。
家業なので言うのもあれですが、その道で働く人は気をつけてください。笑

親父の会社で働いて得たものは、親の働く姿と時間内に終わらせる事がどれだけ大切かを改めて実感したことです。
当時は、二代目二代目とよく言われてました。
手に職もないし、上京したいけどなんか中途半端だし、このまま塗装屋かなとも思ってました。
宴会などでも前に出て次期社長！とか言われていましたが、実際継ぐつもりはなかったので、流していました。

それまで時間内に仕事をするということがあまりなかったので、夕方に終わってその後好きなことに時間を使えてたことは今考えると充実してたなと思います。
メンタルも落ち着いてきて、実際人生での減量期を迎えられたのが今の仕事とこの時でした。

また、大工をしている70歳近いおじいちゃんがいたのですが、その人とはすごく仕事がしやすかったです。当時僕は21歳くらいでしたが、そのおじいちゃんとサイディングの仕事をしていて結構コンビみたいな感じであちこち現場に行きました。甘えるわけではないですが、じいちゃんゆるい感じが僕にあってました。だから「頑張ろう」とも思えましたし、イキイキしていました。
その人は僕が東京に行く時に「頑張れ」と2000円をくれました。その2000円を僕は忘れません。
親父の会社で働いて、時間と一緒に働く人の大切さがわかりました。
仕事って不思議なことに友達同士がいいってわけでもないんですよね。僕は友達同士で働いて、自然と不仲になったこともあるので不思議です。
友達とビジネスパートナーは変わってくるんだなぁと思いました。

今日も最後までありがとうございました！

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