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クラシックシェービングという沼

今日の不運は未来の成功のタネ。

髭が硬い、つむおです。


私にはいくつか他人から共感され難い趣味があります。

その中の一つがヒゲ剃りです。


今回は投稿企画に乗っからせて頂き、どさくさに紛れて普段は共感され難い私の趣味を、熱い想いを込めて思う存分に語り尽くそうと思います!

私の。私による。私の為の記事。
もしかすると、そうなってしまうかも知れない事を最初に謝罪しておきます。

ありがとうスカパー!
ありがとうnote!

では、はりきって行きましょう!


私はクラシックシェービングの圧倒的支持者です!

あまり聞き馴染みのない方もいると思いますので、ご期待に添える為にもうんちくを少々。

クラシックシェービングとは両刃カミソリを使ったヒゲ剃りのことで、言ってしまえばT字カミソリでのヒゲ剃りです。
よく売っているT字カミソリとの大きな違いは、その名の通り両面に刃がついていることと、最近のT字カミソリは複数枚の刃が付いている物が主流なのに対して両刃カミソリは一枚刃という点です。

両刃カミソリの利点は何といっても一枚なのに深剃りが可能な事と圧倒的なコストパフォーマンスです!

反してデメリットは慣れるまでは肌を切ってしまう事、コツをつかむまでに時間がかかる事です。

ですがこの習得にある程度の時間がかかるという点が男子の心には響くものがありまして、どうにかして上達してやろうと言いますか、さながら暴れ馬を乗りこなす心持ちと言いますか、この日々上達していく自分に酔いしれる事ができる点は、もはやデメリットではなく美点なのではないかとさえ私は思うのです!

まさに長所と短所は表裏一体!

いっさい肌を傷つける事なく剃り上げた時の心境は正に人馬一体!

なので私はあえて言いたい。

デメリット無しと!!!


すみません取り乱しました・・・・。


もう一つのメリットとして圧倒的なコストパフォーマンスがあります。

最近のT字カミソリの進化は目まぐるしいものがあります。安全性能の強化しかり。電動のT字カミソリが発売された時は驚きを隠す事が出来ませんでした。

ですが刃の枚数が増え高性能化するに従い価格が跳ね上がって来たのもまた事実。替え刃の交換だけでもかなりの額になります。

そこで我らが両刃カミソリ。

私は「フェザーハイステンレス」という替え刃を愛用しているのですが、この替え刃は何と10枚で500円ちょっとで買うことが出来ます!

このコスパで安心安全、日本製!

毎日使う物だからなるべく低価格でとの方針からこの値段にしていると聞いた事があります。

薄い刃に込められた骨太な方針!

シビれます!フェザー安全剃刀株式会社!!

海外ではサムライブレードと呼ばれています!
カッコいい!!


再度取り乱しました・・・・。

話を戻しまして、一枚一週間ぐらいで交換として500円ちょっとで2ヶ月使える為かなりの節約になります。

1ヶ月250円ちょっとをさらにケチる為ドン引きされるかもですが実は私、メンテナンスをしながら一枚を二ヶ月ほど使います。

ジーパンなどの硬い布で定期的に研ぐことにより刃が長持ちするのです!
このメンテナンス方法は「フェザーハイステンレス」と相性が良く高品質な替え刃である事を実感できます。

ジーパンで定期的に研ぐことにより切れ味回復!
え?ジーパンが痛む?ジーパンの方が高い?
そんな事で漢の浪漫は止まらない!

私は一体どれくらいまで使えるのか試した事がありますが、剃り味こそ落ちますが最長で5ヶ月髭を剃る事が出来た時は我ながら驚嘆しました!この時は私の技術が未熟だった事もあり、急いで剃った時に髭で刃を傷めてしまい終了となりましたが、機会があったらまたいつかチャレンジしてみたいと思っています。

でも新品の刃のうっとりする切れ味を求めて我慢出来ずに変えちゃうんですけど(笑)


今まで刃の事ばかり語って来ましたが両刃カミソリはフォルダーが必要で、私は最初のうちフェザー社の「ポピュラー」という製品を愛用していました。
1000円ぐらいで買えるとても良い商品です。

クラシックシェービングにおいてフォルダーというのはとても悩ましところで、その界隈では沼と呼ばれています。

同じ様に見えてフォルダーそれぞれに個性があり、深ぞりを追求したアグレッシブな物から肌の負担を減らす事を目的としたマイルドな物があったりと、その個性は正にバイオリンの様です!(バイオリン知りませんが・・・・。)

私も例にもれず高級品に憧れる様になりました。
2年間の熟考を経て私が出した結論は、

「フェザー特撰両刃オールステンレスレザー」を買う!

職人さんがステンレスを削り出して作り上げたこの製品は正にメイドインジャパンの真髄!
そのうっとりする出来栄えは、日本を飛び越え海外にもファンがいるほど!
さっきまでコスパを高らかに語っていのにもかかわらず二万円以上するこのフォルダー!

刮目して見よ!
これがメイドインジャパンの真髄だ!

最終的な購入理由は「一生で見れば他のヒゲ剃りに比べたら安い」という、一休さん顔負けのこじつけ!

2年間の努力の結晶、500円玉貯金とつもり貯金を全てこの為に投入しました・・・・。


さらば戦友。我が人生に一片の悔いなし!!


確かにこの時私は物欲に負けた・・・・。

ですが、このホルダーのおかげで日々の満足度は格段に上がりました。

想像してください。中年オヤジがニヤニヤしながら毎日髭を剃っているところを。

何とも幸せそうではありませんか!

ええ、私は幸せです!

毎回ヒゲを剃るのが楽しい!


さてノってまいりました!

2000文字を超えましたが気にせず行きます!


クラシックシェービングを語る上で欠かす事ができないのがシェービングブラシとシェービングソープです。

市販のシェービングフォームやジェルでも良いのですが、髭剃りを儀式へと昇格させるためにはどうしてもこの二つは欠かせません!

そうです。
髭剃りは漢の浪漫であり神聖な儀式なのです!!


フェザー特選を買った勢いは止まらない!

私が悩み抜いて選んだのは、熊野筆の洗顔ブラシをシェービングブラシとして使う事と、イタリアが生んだ名品、ポロラーソのシェービングソープ。日本人なら花王(現在エスケー)の粉石鹸です!

明らかにオーバースペック!
女子も憧れる熊野筆、竹宝堂の洗顔ブラシ!
ヤギ毛が美しい!
器は5年越しで納得できる物が見つかりました!
もはや割高などと言う声は聞こえない!
ボンジョルノ!
ポロラーソ!
古き良き日本の伝統!
香りが優しい!落ち着く!!懐かしい!!!
日本人のDNAに刻まれた逸品!

熊野筆の洗顔ブラシは明らかにオーバースペックな気がしたのですが、洗顔にも使える点と正規品のブラシに比べソープの使用量を減らすことが出来るので結果良かったです。(洗顔では使いませんが。笑)

ソープに関しては、ポロラーソは乾燥する時期に、花王の粉石鹸は汗ばむ時期に、市販のフォームは忙しい時にと使い分けています。


ほぼ持ち物紹介のようになってしまったので、ここからは私が思う両刃カミソリが合う人の特徴を上げてみたいと思います。

両刃愛好家を増やす為の普及活動は怠る事が出来ません。

髭の硬い人。
毎日剃る人。
毎日剃らない人。
節約したい人。
浪漫を追い求めたい人。

どっち!?というツッコミが入る前に説明を。

毎日剃る人、節約したい人はわかりやすいと思います。これまでの説明のように両刃カミソリのコスパはかなり高いです。

単純に値段だけ考えるのであれば、ホルダーは「ポピュラー」が1000円ほどで買えるので、それに「ハイステンレス」を装着して使ば生涯の髭剃りコストをそうとう減らす事ができます。

私もそうなのですが髭の硬い人は両刃の方が良く剃れる感じがするので一度試して欲しいところ。

毎日剃らない人も両刃がおすすめです。二、三日髭を剃らないで3枚刃や4枚刃で髭を剃った時にカミソリに髭が詰まる経験をした事がある人は多いと思います。

ヒゲは一般的に同じ太さの銅線と同じ硬さと言われており、この詰まったヒゲが肌を傷つけ肌荒れの原因になる場合も。

両刃の場合は適度に隙間があるため、この目詰まりが起こりづらく詰まったヒゲが肌を傷つける事もありません。

そのため毎日剃る人も、たまにしか剃らない人もどちらにもおすすめできると思っています。

最後に一番おすすめしたいのが浪漫を追い求めたい人です!両刃カミソリで綺麗にヒゲを剃る為にはある程度の修練が必要です。
カミソリの使い方や、髭やくせに合わせた順剃り、逆剃り。そのためスキルを向上させ、日々上手くなっていくことを楽しめる職人気質の人にはぜひおすすめしたいと思っています。


私は両刃に興味がある未経験の方には、ポピュラーと低価格帯のT字カミソリの二本使いをススメします。

ヒゲのくせに逆らわず最初の順剃りをポピュラーで、仕上げを二枚刃で行うことにより目詰まりを防ぎ、肌に負担をかけずに深剃りを狙うことができるのでおすすめです。

え?最初からT字一本で良いじゃ無いか?

ハードルを下げたいのです!

また、両刃を使い出すと知らず知らずのうちにヒゲ剃りのスキルがかなり上達します!

肌に負担のかからない剃り方を自然と覚える事が出来るので、世界中の男子の必須科目にするべきだと私は思っています!



今回は投稿企画に乗っかるという大義名分をぶん回し、細かい説明を省き、心が導くままに書き上げましたがいかがでしたでしょうか。

この他にクラシックシェービングは石鹸やフォルダー、ブラシにアフターケアなど他にも一晩では語り尽くせぬほどの魅力があります。

正に全てが沼!

この記事をきっかけに一人でも多くの方がクラシックシェービングの沼にハマってくれたらと、遥か西の聖地、フェザー安全剃刀株式会社に手を合わせ今日も願っています。



それでは今回はこの辺で。


今日の話が誰かの沼のキッカケになってくれたら嬉しいです。


では次の機会まで、ごきげんよう。


やりすぎでしょうか・・・・?



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