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大切なのは「やりたい」よりも「◯◯たい」気持ちだと気づくことが、能力開発の第一歩。

世の中には、何かをやりたい人のための「やり方」、
いわゆるノウハウが溢れていますね。

◯◯をやるための最短の方法。みたいなもの、皆さん好きですよね。僕も好きです。笑

人類の進歩とは、誰かが編み出した「やり方」を後世に伝えていくことそのものなので、毎回車輪の再発明をすることまでは必要無い。
でも、駆け出しの頃はついつい「やり方」の話ばかりになってしまう人が一定数いるような気がします。

コーチングマインドを持った人は素敵だな、と以前からず〜っと思っていたことから、最近になってコーチングを学び始めました。その学びのなかで思うことは、
目的の無い行動は無い。ということです。
つまり、必ず目的(ありたい状態)のために現状を見据えてその先に目指していく目標が存在しているということ。

何か食料を食べるのは、お腹を満たしたいから。
美味しいものを食べたいのは、心も満たしたいから。
新しい洋服が欲しいのは、異性にモテたいから。
みたいな。
意識せずともこれ。

僕も20代前半バンドマンでツアーに出たりしていた頃は、とにかく音楽がやりたい!というやりたい気持ちだけだったけど、後から考えてみると、実はこういう感じの人生を送りたいっていう結構明確なありたい姿があったんだってことに、今更気づいたんですよね。

そう、僕たちの行動は、常に、「◯◯のために◯◯をする。」というありたい姿へ向けて起こす行動になってる。
言語化できていようが、できていなかろうが、そうなってます。

だから、「やりたい」よりも「ありたい」のほうが大切。ありたい姿が明確になれば、何をどうやりたいか、もっともっと鮮明になる。

コーチングを学んで最近気づいたのは、この、ありたい姿をイメージして普段から行動している人と、場当たり的に行動をしている人では、全く成果が異なるということ。
ありたい姿を明確にして、ゴールから逆算して行動を考える癖をつけることが能力開発の第一歩。でも、これ学校で教わらないのよね。自分にとってのゴールが何かを考える時間も少ないし。

ここのとこを理解せず、ただただもっと良い「やり方」ないか、って探しまわる人がとても多いような気がします。

「やり方」の沼に溺れてる人、皆さんの周りにもいませんか?

例えば、セミナー講師の場合だと、
何を目指したいのかが不明なのに、

  • もっといいアイスブレイクは無いか?

  • もっといいツール(ストップウォッチとかプレゼンリモコンとか)は無いか?

  • もっといいオンラインアプリケーションは無いか?

  • もっといい感じのパワポテンプレは無いか?

などばかり考えてる状態。

全ては、何をしたいからその状態を目指したいのか、のはずなのに、手法先行してはダメなんです。



まとめ

大切なのは「やりたい」よりも「ありたい」気持ち。だと気づくのが、自己の能力開発の第一歩というお話でした。

「やりたい」じゃなく、「ありたい!」を意識しながら日々学んでいきたいものですね。

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