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歴史は問題解決のヒントの宝庫
今回も『人生の教養が身につく名言集』について書いていこうと思います。よろしくお願いいたします。
教養とは、人生を面白おかしく、そしてワクワクさせてくれるツールです。
本書は著者である出口治明さんが自身の読書体験の中から「人生の教養が身につく名言」を紹介しているものです。
前回は「人生について考えが深まる名言集」からいくつか紹介しました。
今回は他の章からいくつかピックアップして紹介します。
■出会い別れを繰り返すのが人生
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「去る者は追わず 来る者は拒まず」 孟子(尽心・下)
3月、4月は別れと出会いの季節です。
出会いもあれば、その分別れがあります。
そうやって繰り返していくのが人生ではないでしょうか。
小さいころ、友人とは一生の友と誓い合いましたが、今では連絡先すら知らないなんて私はざらにあります。
一生を通じた友情なんて基本はあり得ないと思いますが、もしそういう関係を築ける人と出会えたらどんなに幸運なことでしょうか。
そんな出会いがあると信じ、来る者拒まずで新たな季節を迎えたいですね。
■経験の差が人生の差
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「年齢の傲慢さは、許しがたい。若い人に教えを乞うべき」
エドマンド・バーク
人間の大きな欠点として、年齢を重ねるに従い、傲慢さが表に出てくるところにあると著者は言います。
今でこそ、私の周りにはいませんが、入社当時の上司は「若造が偉そうなことを言うな」というタイプで自分のやり方を押し付けようとするタイプでした。
その方が退職する際は他の方に比べ、送別会の参加割合が低かったのが印象的でした。
確かに経験はあることに越したことはありません。
しかし、過去にしがみつき、あぐらをかいている人はいずれ時代の波に飲み込まれてしまいます。
しっかりと若い人の意見も聞き入れ、謙虚に学んでいく姿勢が今後の時代を生きるのに必要なのではないでしょうか?
■他人は言葉ではなく、行動を見ている
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「ここがロドス島だ。ここで跳べ」 イソップ物語
人間は自分ために時間を使ってくれる人に好意を抱きます。
そして、その物差しとなるのが実際の「行動」です。
口だけよりも、行動が伴うと「あ、この人本気だ」と私は思います。
特にリーダーは自分が自分で決めたことをまず実践し、行動で示していくことが大事だと思います。
ちなみに、この名言はあるほら吹き男がロドス島で開かれたジャンプ大会で優勝したと偽りの自慢をし、村人に「ここがロドス島だと思って跳んでごらん」と言われ慌てて逃げていった話です。
いくら口で偉そうなことが言えても、行動を見ればすぐにばれるということですね。
今回はここまでです。
過去の名作や名言に触れるというのは人生の先輩から教えを乞う絶好な機会だなと感じました。
そんな人生の先輩たちの歴史が詰まった「本」というのは問題解決のヒントの宝庫だなと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。