おわりに

　クリスマスの12日間、いかがでしたでしょうか。

　今年はアドベントも、ずいぶん長くやってしまいました。
　ずっと水路に何かが浮いて(そして死んで)いるばっかりじゃなあ、と軽い寝話にしてみようとしたのですが、だんだんおとぎ話から遠ざかってしまいました。モチーフ以外、クリスマス皆無。うっかりうっかり。そしてまた水中で死んで、ゾンビがいるのはどういうことだ。
　でも去年渡英して初めて知ってから、このお気に入りのキャロルで何かしたいと思っていたので、“なにか”はできて満足です。

　性差年齢、シチュエーション様々な口語は読みにくかったかと思います。お疲れさまでした。読んでくださって、心よりお礼を申し上げます。
　スキをくださって、とても嬉しかったです。各皆さまにお礼を云いたいですが難しいので特に、皆勤賞のハードボイルド紳士、アーティストな奥方(犬さんと鳩)。更にお名前ぼかしますが１２月から続いて読んでくださっている、「繊細で可憐、なのにたまにどきっとさせられる詩人の方」と、「長期連載がすごい(面白そうだから時間泥棒になりそうで、手を出しかねています)文筆活動家の方」。静かなる好意に、多大なる感謝を。
　コメントは大変すぎやしないだろうか、でも毎日そわそわしながら通知を待っていました。遊んでもらって、楽しかったです。本当に、ありがたいことです。

　わたしは「私の最愛の人」みたいに、鳥をいっぱい贈ってはあげられません。が、きっと全てのひとが誰かにそうしたい気持ちがあって、そう言うことに、嘘はないんじゃないかな、と思います。
　あるいは、そうだったら良いなと思います。

　さて、では今回のクリスマスはこれで、本当のおしまい。ハピリーエバーアフター、であったらいいのですが。
　また次の機会に、お会いできたら嬉しいです。

　良い一年を、楽しく健やかにお過ごしくださいますよう。

　tmk