いつの間にか明けていた。
2024年を振り返ることもなく
寝正月で、PM8時に起床。夜である。
元旦はなかったようなものであった。
昨年、長老猫は亡くなり
その時の私は
どこかに‥やりきった想いがあった。
母を看取り、
実家の猫を看取り、
長老猫を介護し看取り、
母が大切にした猫たちを送り出したことは
母亡き後、とても重大な使命であった。
やれることはやった、
と思いながらも葬儀の日をずらしにずらし
亡骸を前に項垂れて泣いてはいたが
やれることはやったのだ。
しかし、その時に強く思ったことは
子供を産むことがない人生ならば
私は1匹でも多くの動物の命を幸せにしたい、であった。
私は38歳。
猫の寿命は平均15歳前後。
そうか、もう私には猫と暮らせる時間にもリミットが来ていたのか。
毎月、保護団体へ寄付はしている。
今度こそ保護猫を、と思うも
すべての団体がそうではないが
独身というのは審査が通らない。
男性の独身はより厳しいと聞いてはいたが
女性もNG。
かといって、父や叔父名義では年齢で通らない。
元々我が家にいた子たちは、言葉は悪いが
売れ残った子達だった。
でも2匹とも17年も生きてくれたのだから立派なものだ。
「49日が過ぎたら
もう1匹幸せにしたいんです!」
と、父と叔父と恋人と社長に相談し
結果として、全員からokが出たので探し始めた。
出会いはビビビとくるものなので
とにかく練り歩いた。調べた。
しかし、どこへ行こうも調べようにも会うにも
どうにもピンとこない。
そりゃ勿論、すべての子は可愛い。
でも人間と猫にも相性はある。あるのである。
途方に暮れていたその矢先、思いがけないところで出会った。
出会うものだねぇ‥。
ということで
新年早々、家族が増えました。
長生きしておくれ。
私も前向きに生きるから
皆、長生きしておくれ。それだけで良い。